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「耐えて耐えてワンチャンス」で初得点のFW染野唯月、東京Vは走り勝って開幕2連勝

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東京Vを勝利に導いたFW染野唯月(右)とMF福田湧矢

[2.15 J1百年構想リーグ EAST第2節 柏 1-2 東京V 三協F柏]

 前半の東京ヴェルディは、ATにMF森田晃樹のFKをFW染野唯月が頭で合わせた1本のみ。シュートが遠い苦しい展開を強いられていた。流れを引き寄せたのは、後半13分のFW山見大登、MF福田湧矢、DF吉田泰授の同時投入だった。ピッチに入ってから1分も経たないうちに山見がチーム2本目のシュートを放つと、その4分後には福田が敵陣でFKを獲得。そのFKで山見がニアへ蹴り込んだクロスを、染野がヘディングでそらす形でゴールイン。1-1の振り出しに戻した。

「耐えて耐えてワンチャンスをものにしたところは大きかった」と、染野は今季初ゴールを振り返った。

 2025シーズンの東京Vは、得点力不足が課題だった。全38試合で23ゴールは、J1ワーストの数字。それでも、年が明けてJ1百年構想リーグが開幕すると、2試合で5ゴールを生んでいる。開幕節の水戸戦(○3-1)では、シャドーのFW松橋優安、FW齋藤功佑にゴールが生まれ(もう1点はオウンゴール)、柏戦では1トップの染野、途中からシャドーに入った福田と、前線の選手が守備のタスクを担いつつゴールを決めている。その足りない得点力を補うため、城福浩監督は走力の必要性を感じて、シーズン前のキャンプでも昨年の倍以上の走り込みに取り組んだという。

「息が上がった中で冷静な選択ができたり、冷静な技術の発揮ができたり、次のスプリントの時に回復ができていたりっていう状況がないと。我々はその場所にいることが大事なんで、その場所にいられればミスでも成功でもあるんですけど、そこの場所にいられるような、90分間そういう状況をまず作りたかったことを、その中でクオリティを上げていくのは、戦いながらやっていくというふうにやってるので、今日すぐに成果が出たとは思ってないです」(城福監督)

 新戦力がDF田邉秀斗(←川崎F)、ユースから昇格のMF今井健人とMF仲山獅恩、高卒のFW大藤颯太(←流経大柏高)の4選手に限られるなか、指揮官は走力を上げることで得点力を向上させていく考えだ。

 昨季の東京Vの1試合平均走行距離は、リーグ3位(118km)と高い数字だったが、今季はより顕著になっている。開幕節ではJ1の20チームでトップの129.427kmを走破。柏戦で記録した124.851kmも、第2節でトップの数字だった。90分間で勝ちきり勝ち点6を積み上げているのは、東京Vのみだ。

「90分終わるまで走り続けられるようなメンタリティーであったり、体作りをしているので、そういったところがこの2試合、しっかり出てるのかなと思います」と、染野は確かな手応えを実感していた。

(取材・文 奥山典幸)

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奥山典幸
Text by 奥山典幸

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