FC東京5年ぶり復帰で国立快勝劇に貢献…大森理生が示したい武者修行の成果「いまレンタルで行っている選手も何人かいる」
DF
[3.7 J1百年構想EAST第5節 FC東京 3-0 横浜FM MUFG国立]
今季初出場となった国立競技場の舞台で、今季初の完封に貢献した。FC東京のDF大森理生は4シーズンのレンタル移籍を経て、復帰後初めてピッチに立った。「思ったよりもうちょっと緊張すると思ったけど、いつもやっているメンバーだったし。急に上手くならないので。いつもやれることをやろうと思っていた。その点では落ち着いてできた」と手応えを語った。
最終ラインで守備に奔走するだけでなく、攻撃面でも良さを見せた。
「みんなすごくいいポジション取ってくれてたので、今日は特にパスコースあって悩むぐらいな感じだった。その点も自分にとってはすごくやりやすかった」(大森)。前半9分には右サイドからパスを受けると、左サイドで待つMF佐藤龍之介にロングフィードを通し、佐藤の突破を後押しした。29分にはGKキム・スンギュにパスを要求し、ボールを収めると前進。ドリブルで相手選手を引き付けてスルーパスを出し、DF長友佑都の突破も演出した。
「(横浜F・マリノスが)けっこうオープンな相手だったので、逆にスペースがあった。前線の選手や龍ちゃん、佑都さんもアグレッシブにポジションを取ってくれた。それで自分のところにスペースが空いてフリーな時間が生まれたので、そこをうまく生かせた」
チームとしても前節・柏レイソル戦で今季初黒星を喫していたが、連敗は食い止めた。90分間を通して試合を支配し続け、3-0での快勝劇となった。勝利に貢献した大森も「周りの選手がすごく気を遣ってやってくれた。自分はすごくやりやすい環境でやらせてもらったので。あとはゼロで勝てたことはチームとしてすごく嬉しいし、この先につながることだと思うのでよかった」と、勝利の喜びを噛みしめた。
小学生から高校生までFC東京のアカデミーで育ち、2019年にはFC東京U-23としてJ3リーグで21試合に出場。21年にトップ昇格を果たした。
21年11月6日の第35節で途中出場でJ1デビューこそしたが、直前に1人退場という難しい状況だった。すでに失点を喫していたなかで大森投入後も失点は続き、その試合は0-8の惨敗。ルーキーだった大森は忘れられない悔しさを味わった。その相手は、奇しくも横浜FMだった。そして5年ぶり2度目となったJ1での対戦相手が再び横浜FM。大森は「相手がマリノスだったので、絶対にやり返したいなと思っていた」と力を込めた。
22シーズン以降はFC琉球、大宮アルディージャ、いわきFC、FC今治と1シーズンごとにクラブを変えながら研鑽を積んだ。4シーズンでJ2リーグ102試合に出場。その数字は大森にとって大きな価値になった。
「いろんなスタイルのサッカーを吸収できたところはすごく大きい。あとは、なかなか言葉には表せないけど、やっぱり試合勘のところ。今日みたいなゲームでしっかりゼロで終わるとかそういうところは、もちろん自分の力だけじゃないけど、勝負強さや危ない時間を察知できる能力は試合経験で積めた」
4年間という長い武者修行から帰還して活躍すること。大森はその姿を、自身と同じく期限付き移籍で他クラブに行っている仲間に示すつもりだという。
「いまレンタルで行っている選手も東京は何人かいる。そういう選手にとっても、自分が東京に帰ってきてできるというのは自信につながると思うので。この先、まずは今シーズンでそういう部分を見せていければいい」
松橋力蔵監督も試合後の会見で「本当にすばらしい活躍をしてくれた」と称賛。今後の活躍にも期待が懸かるなか、次節の相手は水戸ホーリーホックとなる。実兄・渚生が所属しているチームとの対戦に、大森も「お兄ちゃんいるんで」と意気込んでいた。
(取材・文 石川祐介)
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今季初出場となった国立競技場の舞台で、今季初の完封に貢献した。FC東京のDF大森理生は4シーズンのレンタル移籍を経て、復帰後初めてピッチに立った。「思ったよりもうちょっと緊張すると思ったけど、いつもやっているメンバーだったし。急に上手くならないので。いつもやれることをやろうと思っていた。その点では落ち着いてできた」と手応えを語った。
最終ラインで守備に奔走するだけでなく、攻撃面でも良さを見せた。
「みんなすごくいいポジション取ってくれてたので、今日は特にパスコースあって悩むぐらいな感じだった。その点も自分にとってはすごくやりやすかった」(大森)。前半9分には右サイドからパスを受けると、左サイドで待つMF佐藤龍之介にロングフィードを通し、佐藤の突破を後押しした。29分にはGKキム・スンギュにパスを要求し、ボールを収めると前進。ドリブルで相手選手を引き付けてスルーパスを出し、DF長友佑都の突破も演出した。
「(横浜F・マリノスが)けっこうオープンな相手だったので、逆にスペースがあった。前線の選手や龍ちゃん、佑都さんもアグレッシブにポジションを取ってくれた。それで自分のところにスペースが空いてフリーな時間が生まれたので、そこをうまく生かせた」
チームとしても前節・柏レイソル戦で今季初黒星を喫していたが、連敗は食い止めた。90分間を通して試合を支配し続け、3-0での快勝劇となった。勝利に貢献した大森も「周りの選手がすごく気を遣ってやってくれた。自分はすごくやりやすい環境でやらせてもらったので。あとはゼロで勝てたことはチームとしてすごく嬉しいし、この先につながることだと思うのでよかった」と、勝利の喜びを噛みしめた。
小学生から高校生までFC東京のアカデミーで育ち、2019年にはFC東京U-23としてJ3リーグで21試合に出場。21年にトップ昇格を果たした。
21年11月6日の第35節で途中出場でJ1デビューこそしたが、直前に1人退場という難しい状況だった。すでに失点を喫していたなかで大森投入後も失点は続き、その試合は0-8の惨敗。ルーキーだった大森は忘れられない悔しさを味わった。その相手は、奇しくも横浜FMだった。そして5年ぶり2度目となったJ1での対戦相手が再び横浜FM。大森は「相手がマリノスだったので、絶対にやり返したいなと思っていた」と力を込めた。
22シーズン以降はFC琉球、大宮アルディージャ、いわきFC、FC今治と1シーズンごとにクラブを変えながら研鑽を積んだ。4シーズンでJ2リーグ102試合に出場。その数字は大森にとって大きな価値になった。
「いろんなスタイルのサッカーを吸収できたところはすごく大きい。あとは、なかなか言葉には表せないけど、やっぱり試合勘のところ。今日みたいなゲームでしっかりゼロで終わるとかそういうところは、もちろん自分の力だけじゃないけど、勝負強さや危ない時間を察知できる能力は試合経験で積めた」
4年間という長い武者修行から帰還して活躍すること。大森はその姿を、自身と同じく期限付き移籍で他クラブに行っている仲間に示すつもりだという。
「いまレンタルで行っている選手も東京は何人かいる。そういう選手にとっても、自分が東京に帰ってきてできるというのは自信につながると思うので。この先、まずは今シーズンでそういう部分を見せていければいい」
松橋力蔵監督も試合後の会見で「本当にすばらしい活躍をしてくれた」と称賛。今後の活躍にも期待が懸かるなか、次節の相手は水戸ホーリーホックとなる。実兄・渚生が所属しているチームとの対戦に、大森も「お兄ちゃんいるんで」と意気込んでいた。
(取材・文 石川祐介)
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