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シュートに対するGKのファウル判定で物議…神戸の広島戦PK獲得シーンにJFA審判委「これは反則ではない」

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PKと判定されていたが…

 日本サッカー協会(JFA)審判委員会は8日、都内でメディア向けのレフェリーブリーフィングを開催した。ヴィッセル神戸がJ1百年構想リーグWEST第5節のサンフレッチェ広島戦でPKを獲得したシーンについて、ノーファウルと判定すべきだったとの見解を示した。

 3月27日に行われたこの試合の後半36分、1点を追いかける神戸はMF永戸勝也が左からクロスを上げると、走り込んだFWジエゴがシュートを打った後にGK大内一生と接触。主審はGK大内のジエゴに対するファウルでPKと判定した。広島の選手たちはすぐさま抗議していたが、VARチェックを経てオンフィールド・レビューには至らずPKで確定。神戸はこのPKで追いつくと後半アディショナルタイムに逆転ゴールを奪って2-1の劇的勝利を飾った。

 この判定はSNS上でも大きな物議を醸していたなか、佐藤隆治JFA審判マネジャーは「これは反則ではない」ときっぱり。その理由としてGKのチャレンジの仕方を挙げて「足を上げていっているのか、足裏がコンタクトしているのか、接触するタイミングがどうだったか、(ジエゴに)ボールを蹴られた後に追加的な動きがあるかを考えたときに映像からそういったものは捉えられない」と指摘し、「サッカーの中で認められた、GKにとってはフェアチャレンジと考える」と見解を述べた。

 もっとも仮にジエゴがボールに触れた後、再びボールをコントロールできるような状況であればGKが遅れて接触したとしてPKになる可能性もあった。だが、今回はジエゴがシュートしたボールはそのまま枠を外れてアウトオブプレーになった形のため、接触の有無に関係なく再びコントロールすることは不可能。佐藤氏はGKがシュートブロックを試みた自然なプレーの中で起きた接触として、ノーファウルにすべきだったことを改めて示した。

 さらに佐藤氏はVARも介入すべきだったとの見解も述べた。「(GKが)ブロックできず少し左足を伸ばしているようにも見えるし、そこが(ジエゴに)当たった。レフェリーがPKと現場で判断したものを覆すだけのシーンかで非常に悩んでいる」とVARの判断材料を説明しつつ、「GKとしてのプレーイングディスタンスがフィールドプレーヤーとは違う。手も使える大きな中でのアクションとして本当に反則とすべきか考えたときに我々はそうではない」と指摘し、やはりGKがシュートブロックを試みただけの自然な動きだったと総括した。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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