名手を苦しめる百年構想PK戦…「蹴りたくなかった」FC東京DFショルツ、1人目→9人目変更も3回連続被セーブ
悔しさをあらわにするDF
[5.16 J1百年構想EAST第17節 浦和 0-0(PK9-10) FC東京 埼玉]
決めれば勝利が決まるPKキッカー。後攻の9人目というタイミングで登場したFC東京のDFアレクサンダー・ショルツの左を狙ったシュートはかつてチームメートとして盤石の関係性を築いたGK西川周作のセーブに阻まれた。決着をつける絶好のチャンスを逃したショルツはしばらくの間、顔をユニフォームで覆って落胆を隠しきれない様子だった。
2022年の来日までは一度も失敗したことがなかったという“PK名手”のショルツだが、今大会で引き分け時に行われるPK戦では苦しんでいる。開幕節・鹿島戦、第2節・浦和戦、第6節・水戸戦で成功させ、第7節・千葉戦では試合中のPKも成功させたものの、そこから第8節・東京V戦、第9節・町田戦、今回の浦和戦と3度にわたって失敗。いずれも相手ゴールキーパーに止められていた。
幸いにもチームは13人目までもつれ込む接戦を制し、勝利を掴んだ。それでもミックスゾーンで報道陣の取材に応じたショルツはPKについて聞かれると、「この質問が最初に来るだろうと予想していた」と前置きしつつ、「PKに関しては悪いキックだった。PKの自信をつけて行こうと思っていたところで、勝つことができたのは良かったが、PKに関しては良くなかったと思う」と神妙に語った。
この日の相手GKはかつて浦和時代にチームメートだった西川。前半戦に続く今季2度目のPK戦に「前も嫌な感じはあった。だからちょっと蹴りたくなかった」という。その影響もあり、これまでのPK戦では1人目を務めていたが、この日は9人目での登場。「過去2回を外していたので蹴りたくなかった。悪い気持ちもあったのでそういう時はいいキックもできないし、だから最初の5人に入らなかった」と経緯を述べた。
この現状にも「PKはくじのようなもの。勝ったり負けたりどっちに転ぶかわからないものなので、あまり深く分析するものではないと思う」といい、引きずることはない様子。それでも「シーズンに何度もPKを蹴るのは難しい?」と問うと、「このレギュレーションの中では頻繁に起きるものだが、自分としてはあまり頻繁に蹴りたくはない」と気持ちを明かした。
とはいえチームはこの日の勝ち点2により、鹿島が今節・千葉戦(17日)で勝ち点1以下にとどまれば、最終節の直接対決までEAST首位争いが続く形となった。ショルツは「もちろん明日の試合で千葉の助けが必要になるが、自分たちはいいものを積み上げられているので、自分たちがやっていることを続けていくことが大切だ」と前向きに最終節を見据えた。
(取材・文 竹内達也)
●Jリーグ百年構想リーグ特集
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決めれば勝利が決まるPKキッカー。後攻の9人目というタイミングで登場したFC東京のDFアレクサンダー・ショルツの左を狙ったシュートはかつてチームメートとして盤石の関係性を築いたGK西川周作のセーブに阻まれた。決着をつける絶好のチャンスを逃したショルツはしばらくの間、顔をユニフォームで覆って落胆を隠しきれない様子だった。
2022年の来日までは一度も失敗したことがなかったという“PK名手”のショルツだが、今大会で引き分け時に行われるPK戦では苦しんでいる。開幕節・鹿島戦、第2節・浦和戦、第6節・水戸戦で成功させ、第7節・千葉戦では試合中のPKも成功させたものの、そこから第8節・東京V戦、第9節・町田戦、今回の浦和戦と3度にわたって失敗。いずれも相手ゴールキーパーに止められていた。
幸いにもチームは13人目までもつれ込む接戦を制し、勝利を掴んだ。それでもミックスゾーンで報道陣の取材に応じたショルツはPKについて聞かれると、「この質問が最初に来るだろうと予想していた」と前置きしつつ、「PKに関しては悪いキックだった。PKの自信をつけて行こうと思っていたところで、勝つことができたのは良かったが、PKに関しては良くなかったと思う」と神妙に語った。
この日の相手GKはかつて浦和時代にチームメートだった西川。前半戦に続く今季2度目のPK戦に「前も嫌な感じはあった。だからちょっと蹴りたくなかった」という。その影響もあり、これまでのPK戦では1人目を務めていたが、この日は9人目での登場。「過去2回を外していたので蹴りたくなかった。悪い気持ちもあったのでそういう時はいいキックもできないし、だから最初の5人に入らなかった」と経緯を述べた。
この現状にも「PKはくじのようなもの。勝ったり負けたりどっちに転ぶかわからないものなので、あまり深く分析するものではないと思う」といい、引きずることはない様子。それでも「シーズンに何度もPKを蹴るのは難しい?」と問うと、「このレギュレーションの中では頻繁に起きるものだが、自分としてはあまり頻繁に蹴りたくはない」と気持ちを明かした。
とはいえチームはこの日の勝ち点2により、鹿島が今節・千葉戦(17日)で勝ち点1以下にとどまれば、最終節の直接対決までEAST首位争いが続く形となった。ショルツは「もちろん明日の試合で千葉の助けが必要になるが、自分たちはいいものを積み上げられているので、自分たちがやっていることを続けていくことが大切だ」と前向きに最終節を見据えた。
(取材・文 竹内達也)
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