浦和デビューで古巣G大阪からゴールのFW南野遥海「浦和サポーターの心をつかみたかった」
古巣戦でいきなり得点を決めたFW
[8.7 J1第1節 G大阪4-3浦和 パナスタ]
「自然と気持ちが出た」。浦和レッズのFW南野遥海が見せた派手なゴールセレブレーションには、新天地で確固たる居場所をつかみたいという強い覚悟が詰まっていた。
8月7日に行われたJリーグ開幕第1節。今季ガンバ大阪から浦和へ加入した南野は、古巣との一戦で後半15分からピッチへ立った。浦和は前半22分にMFマテウス・サヴィオが退場したことで10人で長時間戦う苦しい展開。しかし、明治安田百年構想リーグで7得点を挙げた22歳の勢いを妨げるものはなかった。2-2で迎えた後半35分、左サイドを崩した攻撃からゴール前へ鋭く入り込み、MF渡邊凌磨のパスを右足で押し込んで3-2とする勝ち越しゴール。古巣相手に鮮烈なデビューを飾った。
「左サイドを崩した時に中で仕事をしようと考えていた。うまくコースが空いていたので入っていけたし、渡邊選手がいいボールを上げてくれたので、合わせるだけだった。動き出しもイメージ通りだった」
得点直後には何度もガッツポーズをし、感情を爆発させるようなセレブレーションを披露。古巣サポーターを前にした歓喜にはブーイングも浴びたが、南野はその理由を率直に明かした。
「自分はもう浦和の選手。浦和サポーターの心をつかみたいという思いもあったし、チームで認められるためには結果が必要だと思っていた。自然とそういう気持ちが出てた」
プロとして新たなクラブで信頼を勝ち取る。その強い思いが、派手な歓喜の瞬間につながっていた。
もっとも、チームはその後に2失点を喫し、3―4で逆転負け。デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。それでも南野は確かな手応えを口にする。
「やっていて楽しかった。得点できた形も自分の得意な形だったので、今後につながると思う」
手応えはゴールシーンだけでない。守備面でも前線からのプレスについて、「センターバックにプレッシャーをかけることは意識していた。渡邊選手がうまく間を埋めてくれたので、自分は前へ行くことができた」と周囲との連係にも収穫を感じていた。
秋春制へ装いを変えた今季のJリーグ。試合前にはパナソニックスタジアム吹田の盛り上がりを実感し、「アップの時から改めていいサポーターがいると感じた。こういう中でサッカーをできるのはうれしいことだった」とガンバサポーターへの感謝も口にした南野。しかし、今見据えるのは浦和での成功だ。
「結果は負けたけど、次の試合が待ち遠しい気持ちがある。手応えもあったし、勝ち点につなげられるようにしたい。埼玉スタジアムでプレーできるのは楽しみ。結果で応えたい」
敗戦の中で生まれた鮮烈なデビュー弾。南野はゴールだけでなく、その覚悟もしっかりと浦和サポーターへ示していた。
(取材・文 矢内由美子)
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「自然と気持ちが出た」。浦和レッズのFW南野遥海が見せた派手なゴールセレブレーションには、新天地で確固たる居場所をつかみたいという強い覚悟が詰まっていた。
8月7日に行われたJリーグ開幕第1節。今季ガンバ大阪から浦和へ加入した南野は、古巣との一戦で後半15分からピッチへ立った。浦和は前半22分にMFマテウス・サヴィオが退場したことで10人で長時間戦う苦しい展開。しかし、明治安田百年構想リーグで7得点を挙げた22歳の勢いを妨げるものはなかった。2-2で迎えた後半35分、左サイドを崩した攻撃からゴール前へ鋭く入り込み、MF渡邊凌磨のパスを右足で押し込んで3-2とする勝ち越しゴール。古巣相手に鮮烈なデビューを飾った。
「左サイドを崩した時に中で仕事をしようと考えていた。うまくコースが空いていたので入っていけたし、渡邊選手がいいボールを上げてくれたので、合わせるだけだった。動き出しもイメージ通りだった」
得点直後には何度もガッツポーズをし、感情を爆発させるようなセレブレーションを披露。古巣サポーターを前にした歓喜にはブーイングも浴びたが、南野はその理由を率直に明かした。
「自分はもう浦和の選手。浦和サポーターの心をつかみたいという思いもあったし、チームで認められるためには結果が必要だと思っていた。自然とそういう気持ちが出てた」
プロとして新たなクラブで信頼を勝ち取る。その強い思いが、派手な歓喜の瞬間につながっていた。
もっとも、チームはその後に2失点を喫し、3―4で逆転負け。デビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。それでも南野は確かな手応えを口にする。
「やっていて楽しかった。得点できた形も自分の得意な形だったので、今後につながると思う」
手応えはゴールシーンだけでない。守備面でも前線からのプレスについて、「センターバックにプレッシャーをかけることは意識していた。渡邊選手がうまく間を埋めてくれたので、自分は前へ行くことができた」と周囲との連係にも収穫を感じていた。
秋春制へ装いを変えた今季のJリーグ。試合前にはパナソニックスタジアム吹田の盛り上がりを実感し、「アップの時から改めていいサポーターがいると感じた。こういう中でサッカーをできるのはうれしいことだった」とガンバサポーターへの感謝も口にした南野。しかし、今見据えるのは浦和での成功だ。
「結果は負けたけど、次の試合が待ち遠しい気持ちがある。手応えもあったし、勝ち点につなげられるようにしたい。埼玉スタジアムでプレーできるのは楽しみ。結果で応えたい」
敗戦の中で生まれた鮮烈なデビュー弾。南野はゴールだけでなく、その覚悟もしっかりと浦和サポーターへ示していた。
(取材・文 矢内由美子)
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