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「初めてW杯で刺激を受けた」名古屋FW木村勇大が目指す4年後、パリで叶わなかった“大岩ジャパン”入り

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[8.8 J1第1節 名古屋0-1清水 豊田ス]

 名古屋グランパスのクラブ史上最多入場者数の10位の更新にあと5人と迫る4万494人の大観衆を集めた豊田スタジアムだが、大多数が歓喜に包まれることはなかった。退場者を出した清水エスパルスに守り切られて、シーズン移行元年となった記念すべきJ1開幕戦を落とした。

 後半16分に相手が退場者を出してから、名古屋は攻撃的なカードを次々と切った。しかしゴール前での決定機はなかなか作り出すことができない。MF木村勇大も「いつものパターン」と厳しく言い放つと、「サイドを変えなくてもよかったし、縦パスを出して事故でもいいからゴール前にもっと早くというボールがあってもよかった。もっとゴールに向かうプレーを増やさないといけなかった」と肩を落とした。

 飛躍を目指すシーズンになる。関西学院大を卒業後、京都でプロキャリアを始めた木村だが、金沢への期限付き移籍を経験するなど、思うように結果を残すことができなかった。しかし3年目に移籍した東京Vで2桁ゴールを決める活躍をみせると、昨季途中に名古屋に加入。シーズンは結果を残せなかったが、特例シーズンのJ1百年構想リーグでは9得点を決めて新シーズンには期待を持って臨んでいる。

 日の丸への想い。24年に開催されたパリオリンピック世代でもあった木村は、大学時代から出場を意識していた。当時は同じ関西学生リーグからプロに進み、21年東京オリンピックに出場したFW林大地(G大阪)の歩みを重ねて、出場への意欲をみせていたが、結果でアピールすることはできなかった。

 普段はサッカーの試合をじっくりと見ることがないという木村だが、今夏のワールドカップからは今までにない刺激を貰ったという。「初めて刺激を受けた。今までは遠い世界の話だなと思ったけど、今回は近く感じた。4年後は29歳。いいコンディションで迎えられると思う」。代表監督がパリ五輪代表を率いた大岩剛氏に決定していることからも、意欲は十分に高まっている。

 ただ「1試合1試合で続けて、結果を残し続けることが次のステージに行くためにはマストになる」とも強調する。攻撃陣として10人で守り切られた開幕戦には当然責任を感じている。「今は名古屋で、日本でやることを選んでいる以上、結果を出し続けないといけない」。百年構想リーグからJクラブで唯一補強なしで新シーズンを迎えた名古屋。クラブの信頼に応えるためにも、次節では必ず結果を残す。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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