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連戦日程に苦言呈した鹿島・鬼木監督、首位との勝ち点10差「全く諦めるような数字ではない」

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鬼木達監督

[11.7 J1第14節 FC東京 2-0 鹿島 味スタ]

 昨季王者の鹿島アントラーズは7日、首位のFC東京に0-2で敗れ、両者の勝ち点差は10ポイントに広がった。前半から優勢に試合を運び、決定機も相手より多く作っていたが、決め切れないまま後半15分に失点。最後も攻勢をかける時間帯にロングスローのミスからカウンターを浴び、後味の悪い敗戦となった。

 苦戦の要因として一つ挙げられるのは4日のACLEブリーラム戦(△0-0)から中2日という日程だ。大幅に先発メンバーを入れ替えてはいたものの、大半の先発メンバーが直線距離で約4500km離れたタイ遠征に帯同しており、途中出場もしていたため負担は大きい。また連続先発となったMF樋口雄太が前半終了間際に負傷を再発させてしまうなど、ゲームプランにも大きな影響を与えていた。

 試合後、鬼木達監督は「悔しい敗戦になった。90分間、気持ち、体力がある限り戦ってくれた。あの頑張りをなんとか勝ちに持っていかなきゃいけないのが自分の仕事。少なくとも勝ち点1に持っていかせたかった」と結果を悔やみつつも、欧州CLでも稀な4000〜5000km級の長距離移動(※今季の欧州CLではアゼルバイジャン・バクー移動のみ)を伴うACLとの連戦には苦言を呈した。

「こういう厳しい日程での敗戦は自分が責任を取ればいい。ただケガ人が多く出ているのはACLからのリーグも含めて、自分たちでコントロールできないところもある。チームでやれるところはやるが、自分たちだけでなく、いろんなチームで起こりうること。この日程のところは考えてもらいたい」(鬼木監督)

 もっとも指揮官は自らにも矢印を向け、現在のチームの課題にも向き合った。「どちらかというとゲームの内容を勝ちに持ってこられていないところが今の問題だと思っている。自分たちが主導権を持ってやれていても、最後にやられてしまっているとか。最後に点を取り切るところ、ワンチャンス、ツーチャンスをやらせないところをもう一回やっていかないといけない。言葉ではずっと言っているが、それが体現できていないのでもう一回整理をしたい」。

 とはいえ、シーズンはまだ3分の1強が過ぎたのみ。首位との勝ち点10差には「選手が帰ってきて一番最初に伝えたのは、『俺自身は諦めないよ』ということ。『リーグが長い中でこういうこともあるので、絶対に諦めない』という話をした」と鬼木監督は言う。川崎Fでは就任1年目の2017年、首位の広島に一時13ポイント差をつけられながらも逆転初優勝を果たしていたが、その成功体験には大きな説得力がある。

「10ポイント差というのは自分自身もここではないが、経験してきているところなので、全く諦めるような数字ではないと思っている。簡単な数字ではないが、自分たち次第で持ってこられると思っているし、その力のある選手たちが揃っていると思うので、そこはブレずに崩れずにやっていきたい」(鬼木監督)

 守護神のGK早川友基も鬼木監督の言葉を正面から受け止めていた。「鬼木さんも今まで監督をやってきてそれをひっくり返したことがあったと言っていたし、そこに対して自分たちが諦めることはない。そういうマインドを持ちながらも、自分たちが向き合わないといけない部分もあるし、そういった部分をピッチで表現していくことが大事」。勝ち点差に焦るのではなく、あくまでも自分たちのパフォーマンスに向き合いながら準備を続ける構えだ。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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