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「ここで外したら男じゃない」死闘を制したPK決勝弾…川崎F宮城天が刺激受ける絶好調アタッカーの背中

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FW宮城天

[9.7 ルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎F 3-2 浦和 U等々力]

 川崎フロンターレは浦和レッズとの120分の死闘を制し、2年連続のルヴァンカップ準決勝進出を果たした。PKによる決勝ゴールを決めたのはFW宮城天。「自信はあった。(伊藤)達哉くんもロマ(ラザル・ロマニッチ)も来ていたけど、練習から信頼してくれているので託してくれた。決められてよかった」と安堵の笑みを見せた。

 第1戦は1-1のドロー。第2戦のスコアが勝敗に直結する中、激闘の末に2-2で延長戦へ。すると延長前半5分にFW伊藤達哉が鋭い突破でファウルを誘発し、PKのチャンスを得た。

 キックポイントに立つと、ゴール裏には敵地であるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuに駆け付けた大勢の浦和レッズサポーターの圧力があった。それでも宮城は「あんまり感じなかった」。自分との戦いと覚悟を決めながら、仲間からの思いを噛みしめていた。

「達哉くんが託してくれて、みんなの思いを背負って受けたので。ここで外したら男じゃないなと。これを外したらもう終わりだなと思いながら蹴っていた。でも、平常心だった。余計に緊張していたらコースも甘くなる。いつも通りの練習の感じだったら普通に入ると。自信を持っていた」

 ゴールに立ちはだかったGK西川周作を冷静に見ながら、宮城は右足シュートをゴール右に決め切る。この得点が決勝点となり、3-2でベスト4入りを決めた。

 7月末から怪我で1か月ほど離脱していた。復帰戦となった8月31日のJ1第28節・FC町田ゼルビア戦では今季リーグ戦3点目を決めたが、「気持ちは100%だけど、もうちょっと途中からでもスタメンでも出力を出さないといけない部分がある」とまだ上がり調子の途中であることをほのめかす。「コンディションはもうちょっと上げないといけない」と力を込めた。

 自身のPKをお膳立てした伊藤とは、両サイドを入れ替えながらプレー。「幅を広げたいと思ってやっているなかで、(長谷部茂利)監督は左でも右でも使ってくれる。達哉くんも左ができるし、自分もどっちでもいい。臨機応変にやりながら、お互い気持ち良くできるほうでやりたい」(宮城)。今季は右サイドにも挑戦するなかで、宮城は公式戦5試合連続ゴール中の伊藤から刺激を受けている。

「達哉くんも(川崎F加入後は)右がすごく難しくて苦労していた。左しかやってこなかった人がああやって右で活躍しているのを見ると、すごく刺激になる。達哉くんを見ているとチャレンジする価値があると思う」。躍動する先輩の背中を見ながら、今季のさらなる成長を誓った。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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