[U-15関東1部]FC LAVIDAが撃ち合いの末に優勝争い直接対決制す!! 敗れた川崎F U-15生田も高円宮杯出場が確定
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[9.21 U-15関東1部第16節 川崎F U-15生田 2-3 FC LAVIDA Ankerフィールド]
FC LAVIDAが大一番を制した。21日、高円宮杯U-15サッカーリーグ関東1部第16節で首位の川崎フロンターレU-15生田に3-2の勝利を収め、得失点差では劣るものの1試合未消化ながら首位と同勝ち点に。また、敗れた川崎F U-15生田とともに冬の全国大会・高円宮杯JFA第45回全日本U-15選手権の出場権を獲得した。
勝ち点3差での顔合わせになった首位と2位の直接対決。この試合を終えると川崎F U-15生田は残り2試合、FC LAVIDAは同3試合と佳境の中で迎えた6ポイントマッチになった。立ち上がりは川崎F U-15生田がゴールに迫り、開始2分にはMF戸澤蓮太(2年)が右サイドから蹴ったFKをMF望月楓矢(3年)がファーサイドから折り返してDF吉田琉海(3年)もシュート。同7分にも吉田がこぼれ球への素早い反応からシュートを放ったが、いずれも枠の上に飛んだ。
対するFC LAVIDAは前半9分、相手DF吉田のクロスがゴールに向かってきたが枠に当たって失点を回避。相手のペースの中で同12分にFW金子巴赳(3年)が速攻からシュートまで持っていくと、同14分には金子のパスからMF臼井幹太(3年)がペナルティエリア内左に入り込んで左足を振ったがGK小村風人(3年)に阻まれた。
先制点を狙う川崎F U-15生田は前半16分、MF夏目瑛斗(3年)が最終ラインの背後に頭で落としたボールにFW佐藤慶(2年)が走り込む。相手DFが体を入れてGKにキャッチされるかと思われたが、佐藤がDFの前に体を入れ込んでスライディングシュート。一瞬の隙を突くようにして放ったシュートはGK近藤大和(2年)に阻まれたが、ゴールに迫っていった。
すると川崎F U-15生田は迎えた前半21分、直前にMF中野大虎(3年)の負傷を受けて投入されたMF川上翔(3年)が右サイドを突破。中央へのクロスを戸澤がダイレクトボレーでゴールに流し込み、先制に成功した。戸澤は得点後、ピッチ脇にいる中野のもとへスプリントして喜びを分かち合うと、世界陸上でも話題になった人気漫画『ワンピース』のギアセカンドポーズを披露した。


それでもFC LAVIDAが一発で試合を振り出しに戻した。前半33分、MF笠井作彌(3年)がペナルティエリア手前左から強烈なミドルシュート。無回転気味のボールがゴールに突き刺さって1-1になると「決められて大丈夫かなと思ったんですけど、笠井くんが決めてから流れを持っていった」と金子。中盤で存在感を示したMF掛水楓空(3年)も「1点決めると自分たちは流れに乗っていけるスタイルなのであそこで笠井が決めてくれてよかった」と振り返るように、FC LAVIDAが押し返すようになった。


1-1で折り返した後半2分には川崎F U-15生田のMF望月楓矢(3年)がフィードでチャンスメイクし、MF荒井瑞樹(3年)が左サイドを抜けてシュートを打つ場面があったが枠の上。その後はFWオツコロ海桜(3年)のシュートや、掛水が蹴ったFKにDF中山織汰(3年)が飛び込むなどFC LAVIDAがチャンスを作った。
そうして迎えた後半9分、FC LAVIDAが掛水のCKから金子のヘディングシュートで逆転に成功した。ところが「良い感じの流れでいけるぞと思ったんですけど同点にされちゃった」(掛水)。川崎F U-15生田が直後の同11分、DF對馬羽琉のロングボールを荒井が収めるとペナルティエリアで倒されてPKを獲得。DF吉田琉海(3年)がしっかりと決めてすぐにタイスコアに戻した。


撃ち合いの展開になった大一番は後半18分、全国大会で活躍のエースが決着をつけた。FC LAVIDAが途中出場DF鏡内颯真(3年)も関わった攻撃の流れから、笠井がスライディングでルーズボールを繋いで右のFW藤松碧士(3年)に展開。藤松はが縦に仕掛けてペナルティエリア内右から右足を振り抜くと、ボールはファーサイドネットを揺らして勝ち越し点になった。藤松は夏の日本クラブユース(U-15)選手権で得点ランク2位の活躍を見せ、チームの準優勝に貢献してMIPを受賞。リーグ戦の大一番でも仕事を果たしてみせた。


再び追いかける展開になった川崎F U-15は後半27分、荒井のクロスをFW土肥瑠星(3年)が頭で合わせるも枠の上。同30分には荒井が左サイドを抜けて折り返したボールをMF渡邉拓眞(3年)がダイレクトで合わせるも、相手DF中山に当たったボールは枠の左に外れた。そのままFC LAVIDAが逃げ切って3-2で勝利。川崎F U-15生田は第6節以来となる敗戦を喫し、両チームの勝ち点が31で並んだ。
掛水は臼井ととともに中盤でFC LAVIDAを支えて勝利に貢献。「チームはここを勝って高円宮杯(出場)を決めるのを目標にして、個人としては落ち着いてボールを持ってもっと目立つような選手になりたいと思っているので、それを目指しながら頑張りました」と振り返り、「フロンターレはパスサッカーで結構苦手意識があったんですけどチーム全体でまとまって勝利できてよかった」と笑顔を見せた。
夏は日本一に届かず準優勝に終わり、「課題が多く残った」と悔しさが残る大会に。特にヴィッセル神戸U-15との決勝はFC LAVIDAの持ち味である前線からの守備を掻い潜られて押し込まれる展開となり、「やっぱり守備が多くはまっていくほど自分たちのチームの流れになるので、もっと守備を改善してはめてどんどんボールを取っていきたい」と冬に向けて力をつけていくポイントになった。
そうした点からも川崎F U-15生田戦での勝利は大きい様子だ。掛水は前半に押し込まれたこともあってボールを受ける回数が少なかったことを反省点に挙げつつ、「最後まで諦めず一丸となって戦えたのでよかった」と総括。熾烈なリーグ優勝争いを制するとともに目標の日本一に向けてこの1勝を弾みにしていく構えだ。
一方、敗れた川崎F U-15生田の久野智昭監督は「先制して自分たちの流れで戦うことができたんですけど、一歩の距離を寄せられなくてミドルシュートを決められたところから持てる時間が少なくなってしまった」と唇を噛む。PK戦の末に敗れたクラセンU-15決勝トーナメント2回戦も先制から追いつかれて1-1でタイムアップを迎えており、「追加点へのこだわり」をポイントに得点力の向上に励む考えだ。
もっとも優勝争いの一戦で前半の多くは主導権を握ったように、強さを示す時間帯もあった。指揮官も「3年間やってきているチームなので今日は上手くいかない場面もありましたけど、お互いの特徴を引き出すゲームをやってくれたかなと思います」と一定の手応えを示した。
敗れたものの高円宮杯の出場が確定し、試合数に差があるとはいえ依然として首位に位置。久野監督は「今日も途中から出た川上が先制点に繋がる結果を出してくれた。全員の力で高円宮杯に向けてトレーニングして、目指しているタイトルに向けて繋げていければと思います」と残り2試合に向けて意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
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FC LAVIDAが大一番を制した。21日、高円宮杯U-15サッカーリーグ関東1部第16節で首位の川崎フロンターレU-15生田に3-2の勝利を収め、得失点差では劣るものの1試合未消化ながら首位と同勝ち点に。また、敗れた川崎F U-15生田とともに冬の全国大会・高円宮杯JFA第45回全日本U-15選手権の出場権を獲得した。
勝ち点3差での顔合わせになった首位と2位の直接対決。この試合を終えると川崎F U-15生田は残り2試合、FC LAVIDAは同3試合と佳境の中で迎えた6ポイントマッチになった。立ち上がりは川崎F U-15生田がゴールに迫り、開始2分にはMF戸澤蓮太(2年)が右サイドから蹴ったFKをMF望月楓矢(3年)がファーサイドから折り返してDF吉田琉海(3年)もシュート。同7分にも吉田がこぼれ球への素早い反応からシュートを放ったが、いずれも枠の上に飛んだ。
対するFC LAVIDAは前半9分、相手DF吉田のクロスがゴールに向かってきたが枠に当たって失点を回避。相手のペースの中で同12分にFW金子巴赳(3年)が速攻からシュートまで持っていくと、同14分には金子のパスからMF臼井幹太(3年)がペナルティエリア内左に入り込んで左足を振ったがGK小村風人(3年)に阻まれた。
先制点を狙う川崎F U-15生田は前半16分、MF夏目瑛斗(3年)が最終ラインの背後に頭で落としたボールにFW佐藤慶(2年)が走り込む。相手DFが体を入れてGKにキャッチされるかと思われたが、佐藤がDFの前に体を入れ込んでスライディングシュート。一瞬の隙を突くようにして放ったシュートはGK近藤大和(2年)に阻まれたが、ゴールに迫っていった。
すると川崎F U-15生田は迎えた前半21分、直前にMF中野大虎(3年)の負傷を受けて投入されたMF川上翔(3年)が右サイドを突破。中央へのクロスを戸澤がダイレクトボレーでゴールに流し込み、先制に成功した。戸澤は得点後、ピッチ脇にいる中野のもとへスプリントして喜びを分かち合うと、世界陸上でも話題になった人気漫画『ワンピース』のギアセカンドポーズを披露した。


試合を動かしたのは2年生
それでもFC LAVIDAが一発で試合を振り出しに戻した。前半33分、MF笠井作彌(3年)がペナルティエリア手前左から強烈なミドルシュート。無回転気味のボールがゴールに突き刺さって1-1になると「決められて大丈夫かなと思ったんですけど、笠井くんが決めてから流れを持っていった」と金子。中盤で存在感を示したMF掛水楓空(3年)も「1点決めると自分たちは流れに乗っていけるスタイルなのであそこで笠井が決めてくれてよかった」と振り返るように、FC LAVIDAが押し返すようになった。


鮮烈なミドルシュートで同点
1-1で折り返した後半2分には川崎F U-15生田のMF望月楓矢(3年)がフィードでチャンスメイクし、MF荒井瑞樹(3年)が左サイドを抜けてシュートを打つ場面があったが枠の上。その後はFWオツコロ海桜(3年)のシュートや、掛水が蹴ったFKにDF中山織汰(3年)が飛び込むなどFC LAVIDAがチャンスを作った。
そうして迎えた後半9分、FC LAVIDAが掛水のCKから金子のヘディングシュートで逆転に成功した。ところが「良い感じの流れでいけるぞと思ったんですけど同点にされちゃった」(掛水)。川崎F U-15生田が直後の同11分、DF對馬羽琉のロングボールを荒井が収めるとペナルティエリアで倒されてPKを獲得。DF吉田琉海(3年)がしっかりと決めてすぐにタイスコアに戻した。


PKを決めて咆哮
撃ち合いの展開になった大一番は後半18分、全国大会で活躍のエースが決着をつけた。FC LAVIDAが途中出場DF鏡内颯真(3年)も関わった攻撃の流れから、笠井がスライディングでルーズボールを繋いで右のFW藤松碧士(3年)に展開。藤松はが縦に仕掛けてペナルティエリア内右から右足を振り抜くと、ボールはファーサイドネットを揺らして勝ち越し点になった。藤松は夏の日本クラブユース(U-15)選手権で得点ランク2位の活躍を見せ、チームの準優勝に貢献してMIPを受賞。リーグ戦の大一番でも仕事を果たしてみせた。


勝負を決める3点目にガッツポーズ
再び追いかける展開になった川崎F U-15は後半27分、荒井のクロスをFW土肥瑠星(3年)が頭で合わせるも枠の上。同30分には荒井が左サイドを抜けて折り返したボールをMF渡邉拓眞(3年)がダイレクトで合わせるも、相手DF中山に当たったボールは枠の左に外れた。そのままFC LAVIDAが逃げ切って3-2で勝利。川崎F U-15生田は第6節以来となる敗戦を喫し、両チームの勝ち点が31で並んだ。
掛水は臼井ととともに中盤でFC LAVIDAを支えて勝利に貢献。「チームはここを勝って高円宮杯(出場)を決めるのを目標にして、個人としては落ち着いてボールを持ってもっと目立つような選手になりたいと思っているので、それを目指しながら頑張りました」と振り返り、「フロンターレはパスサッカーで結構苦手意識があったんですけどチーム全体でまとまって勝利できてよかった」と笑顔を見せた。
夏は日本一に届かず準優勝に終わり、「課題が多く残った」と悔しさが残る大会に。特にヴィッセル神戸U-15との決勝はFC LAVIDAの持ち味である前線からの守備を掻い潜られて押し込まれる展開となり、「やっぱり守備が多くはまっていくほど自分たちのチームの流れになるので、もっと守備を改善してはめてどんどんボールを取っていきたい」と冬に向けて力をつけていくポイントになった。
そうした点からも川崎F U-15生田戦での勝利は大きい様子だ。掛水は前半に押し込まれたこともあってボールを受ける回数が少なかったことを反省点に挙げつつ、「最後まで諦めず一丸となって戦えたのでよかった」と総括。熾烈なリーグ優勝争いを制するとともに目標の日本一に向けてこの1勝を弾みにしていく構えだ。
一方、敗れた川崎F U-15生田の久野智昭監督は「先制して自分たちの流れで戦うことができたんですけど、一歩の距離を寄せられなくてミドルシュートを決められたところから持てる時間が少なくなってしまった」と唇を噛む。PK戦の末に敗れたクラセンU-15決勝トーナメント2回戦も先制から追いつかれて1-1でタイムアップを迎えており、「追加点へのこだわり」をポイントに得点力の向上に励む考えだ。
もっとも優勝争いの一戦で前半の多くは主導権を握ったように、強さを示す時間帯もあった。指揮官も「3年間やってきているチームなので今日は上手くいかない場面もありましたけど、お互いの特徴を引き出すゲームをやってくれたかなと思います」と一定の手応えを示した。
敗れたものの高円宮杯の出場が確定し、試合数に差があるとはいえ依然として首位に位置。久野監督は「今日も途中から出た川上が先制点に繋がる結果を出してくれた。全員の力で高円宮杯に向けてトレーニングして、目指しているタイトルに向けて繋げていければと思います」と残り2試合に向けて意気込んだ。
(取材・文 加藤直岐)
●高円宮杯U-15リーグ2025特集
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