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「もっと点を取りたければゴール前に走れ」大宮U15の2年生FW亀山陽士、全国大会で1年間の成長示す2発

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2ゴールの活躍

[12.13 高円宮杯1回戦 フォーリクラッセ仙台 2-3 大宮U15 維新百年サッカー場]

 1年間積み上げてきた努力の成果を全国大会で発揮した。RB大宮アルディージャU15のFW亀山陽士(2年)は2ゴールを決めた1回戦後、「お世話になった3年生を自分のゴールで勝たせる恩返しの気持ちが大きい。全国大会優勝という最高の終わり方で3年生を卒業させたい」と意気込み、今季最後の大会である高円宮杯でさらなる活躍を誓った。

 亀山は0-1でビハインドの前半23分、MF迫田凌和(3年)が左サイド深くから上げたクロスに反応。ニアサイドに走り込むとジャンピングヘッドで同点ゴールを奪った。迫田がクロスを上げることを信じていたという亀山は得点できたことに安堵の表情を浮かべる。というのも今大会の関東予選決勝で決定機を外していたためだといい、「そこからずっと練習してきたシーンでもあったので練習が力になったと思う」と笑顔を見せた。

 その後は両チームとも1点ずつ取り合って2-2で終盤に突入した。同点の場合は即PK戦のレギュレーションの中でタイスコアでのタイムアップも見えてきていたが、後半アディショナルタイムに入る1分前の後半39分、またも亀山がゴールネットを揺らした。

 左サイドからDF松下遥哉(3年)がクロスを上げると、ペナルティエリア内で両チームの選手が競り合って生まれたこぼれ球が亀山のもとへ弾む。「こぼれはしっかり狙っていて思った通りにボールがきた。こぼれたときはあまり緊張せず当てるだけみたいな感じだった」と冷静に右足でゴールに流し込み、劇的な勝ち越し点。亀山は「ベンチメンバーが駆け寄ってきてくれたのでそこを目掛けて走った」と歓喜の輪の中心に入り、喜びを分かち合った。

ジャンプで喜ぶ

 亀山は2得点と結果を残したほかにもシュートシーンやクロスに飛び込むシーンを何度も作っていた。そうしたプレーは今シーズン意識して取り組んできたことの表れだという。

「4月とかはゴール前のスプリントやスピードが全然足りないことが自分の課題だった。監督に『もっと点を取りたければゴール前に走れ』と言われていた。そこから1年かけてだけれど課題にしてやってきたので、(今日活躍できた)そういう場面では自分の努力もあっただろうし、意識も変わったかなと思う。最近は点を取れてきていてゴール前のこだわりは強くなった」

 そう話す亀山は、クロスに飛び込んで合わせた1点目とゴール前のこぼれ球に反応して押し込んだ決勝点について「去年は入れられていなかった」と話し、今シーズンの成長が結果に出たことを強調した。

 もっとも2ゴールに満足することはなく、「この大会で得点王を狙っている」と力を込める。亀山は「怖い選手になりたい。相手にいたら嫌な選手だと見られるように」と目標も掲げ、フィジカルやスピードを生かしたドリブル、ゴールの嗅覚を武器に得点を量産していく考えだ。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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