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予選中はアルゼンチンに短期留学…横浜FM JrユースFW藤澤斗亜が後半AT2発で高円宮杯4強導く「ここまで来たら優勝しないと」

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FW藤澤斗亜(3年)

[12.21 高円宮杯準々決勝 横浜FM Jrユース 3-1 ソレッソ熊本 J-GREEN堺S2]

 エースが残り7分から2ゴール1アシストの活躍を見せ、横浜F・マリノスジュニアユースを1997年大会以来の準決勝に導いた。FW藤澤斗亜(3年)は「ここまで来たら優勝しないといけない責任感がある」と頂点を見据えた。

 横浜FM Jrユースは開始2分の失点から0-1で追いかける時間帯が続いた。それでも後半33分、藤澤が右サイドから折り返したボールをFW松尾健吾(3年)が合わせて追いついた。すると勢いそのまま同40+4分、藤澤が右サイドに流れたボールを巡る相手との競り合いを制して前進。ペナルティエリア右に入ったところから右足で振り抜いたボールはゴールに吸い込まれ、劇的な逆転ゴールになった。

「自分は競り合いが強いわけではないけれど、あそこは技術どうこうよりも気持ちの問題で思いきり競った。健吾が(同点ゴールを)決めてくれて、その流れで自分が決めて絶対勝たせるという気持ちがすごくあったので、そういう強い気持ちがあったからこそああいった得点ができたのかなと思います」

劇的逆転ゴールに歓喜

 歓喜のチームメイトに揉みくちゃにされた藤澤は直後の後半40+5分、DF松井皓(3年)が上げたクロスを頭で合わせてダメ押しゴール。そのままタイムアップの笛が鳴り、10番にふさわしい活躍で準々決勝を突破した。

 藤澤はU-15日本代表やU-15 Jリーグ選抜に招集された今季、ユースの活動にも参加してきた。また、今大会の関東予選期間中は「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」に参加し、アルゼンチンのリバープレートへ短期留学。クラブが配信する試合映像やチームメイトからの情報をもとに地球の裏側から応援し、出場権獲得に「アルゼンチンで結構嬉しく喜んだ」ようだ。

 アルゼンチンでは南米ならではの強度、大胆さを学んだという。「球際のところはアルゼンチンに行く前よりも強くいかないといけないということ(考え)がある」と藤澤。短期留学の刺激が1点目の競り合いに繋がったのかもしれない。

 ユース活動、代表や選抜活動、そして短期留学とさまざまな経験を積んだ1年間。藤澤は「そういった貴重な経験や学ぶことが多いからこそ、自分の代に戻ったら試合を決定づけられるような活躍やチームに貢献できるようなプレーをしないといけない責任はすごくある」と力を込める。

 準決勝は今大会屈指の攻撃力を誇るガンバ大阪ジュニアユースと対戦する。藤澤は守備陣を信頼しつつも「決められても自分が2点、3点取る気持ちでいきたい」と相手を上回る結果を残す考え。準々決勝の終了直後には喜びとともに次戦へ気を引き締めることも考えていたといい、劇的勝利にも満足することなくゴールを狙い続けていく。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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