今季全国で10戦2失点も日本一届かず…G大阪JrユースGK小畑颯亮は来季プレミア出場へ決意「1年生とか関係なしにスタメンをガンガン奪いに」
GK
[12.25 高円宮杯準決勝 横浜FM Jrユース 1-1(PK7-6) G大阪Jrユース 味フィ西]
今シーズンの全国大会で許したゴールはわずかに2。GK小畑颯亮(3年=山田くらぶ)がガンバ大阪ジュニアユースを支えたが、日本一には届かなかった。
小畑は夏の全国大会・日本クラブユース選手権で開幕から6試合連続クリーンシートを果たして準決勝進出に貢献。しかし準決勝からはU-15日本代表活動と重なったことで離脱を余儀なくされると、チームは準決勝敗退に終わっていた。
高円宮杯でも1回戦と2回戦で完封勝利を飾り、出場した全国大会は8戦連続で無失点。続く準々決勝ではついに1失点を喫してしまい「その瞬間はショックが大きかった」というが、すぐに切り替えて3-1の勝利に貢献した。
準決勝では開始6分、相手にペナルティエリア内に侵入されてシュートを放たれるも、足を閉じて股抜きを阻止する好守を披露。以降はG大阪Jrユースが優位に試合を進めて1-0で前半を終えた。だが後半6分、最終ライン左サイドの背後に飛んだ浮き球への対応が中途半端になってしまった。小畑は飛び出しかけたものの触れられないと見て帰陣。しかしそのボールを収めた相手選手の折り返しに間に合わず、ゴールが空き気味になった状況でペナルティエリア内から合わせられて失点した。
小畑によると早朝の雨で浮き球がもう少し伸びてくる予想だったようで、「時間が経って少しピッチの感覚が変わったことに自分が気づけなかったことが問題で飛び出してしまった」。相手の絶妙な配球が評価されるような場面でもあったが、「自分のミスもあり味方との連係ミスもあったかもしれない」と真摯に自身に矢印を向けていた。
1-1のまま突入したPK戦では小畑が7本中4本でキッカーと同じコースに飛ぶ健闘を見せたが、甘いコースには一度もボールが飛んでこなかった。「自分が絶対止めてやるという思いはあったけれど、相手も上手くて読んでいても取れないコースに蹴ってきた。止めたかったけれどちょっと難しかった」。素直に相手キッカーを称えるしかなかった。
日本一を目指した戦いは夏に続いて3位で終了した。小畑は夏の全国で6試合、冬の全国で4試合に出場してわずか2失点に抑えたものの優勝ならず。「負けた瞬間は涙を堪えきれなくてみんな泣いて、ロッカールームでもコーチの話を聞いて涙が出てきてしまった。今は次のステップにみんな切り替えているので自分も切り替えていきたい。でも今はもう涙は出ないけれど、悔しい気持ちは残っています」。
もっとも準決勝でもハイボールの対応を含めて安定したプレーで80分間を戦っていた。小畑自身も「全体的に今日はそんなに悪いわけではなかった」と話しつつ、「良いプレーもそこまで多かったわけではないのでまだまだだなと思う」とも振り返る。日本一を導くGKになるため「もっと攻撃の起点になるプレーを(したかった)。そしてキーパーなので無失点で終えることが一番大事」と満足はしていなかった。
悔しいPK戦負けで終わった今シーズンだが、2度の代表活動やメニコンカップといった世代トップレベルの活動に参加し、「今まで経験したことがないようなことをさせてもらって、自分でもこの1年だけで大きな成長ができたなと思っている」。充実の1年間だったことは間違いない。
併せてG大阪Jrユースで戦う公式戦も終了した。小畑は「セービングだけを得意として入ったので、他のプレーが全然できなくて大丈夫かなと思っていた。この3年間でGKコーチや監督などに助けてもらって身長を生かしたハイボール対応や両足で蹴れるようになったりと結構成長した」と3年間を総括。ユースに昇格する来季は学んだことを生かしながら、さっそく高校年代最高峰・プレミアリーグWESTに絡んでいく意気込みだ。
「1年生からプレミアに出るくらいの気持ちで、3年生とか1年生とか関係なしにスタメンをガンガン奪いにいきたい」
小畑は世代別の日本代表でも正GKになるべく、課題とするビルドアップや守備陣と連係したプレーの向上にも意欲を見せ、参考とする選手にGKマヌエル・ノイアーを挙げる。ただ目標はさらに上だ。「ノイアーはビルドアップや飛び出しで手本になるような選手。でも手本にはしているけれどノイアーを越えられるような選手になりたい」と意気込み、さらなる成長を誓った。
(取材・文 加藤直岐)
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今シーズンの全国大会で許したゴールはわずかに2。GK小畑颯亮(3年=山田くらぶ)がガンバ大阪ジュニアユースを支えたが、日本一には届かなかった。
小畑は夏の全国大会・日本クラブユース選手権で開幕から6試合連続クリーンシートを果たして準決勝進出に貢献。しかし準決勝からはU-15日本代表活動と重なったことで離脱を余儀なくされると、チームは準決勝敗退に終わっていた。
高円宮杯でも1回戦と2回戦で完封勝利を飾り、出場した全国大会は8戦連続で無失点。続く準々決勝ではついに1失点を喫してしまい「その瞬間はショックが大きかった」というが、すぐに切り替えて3-1の勝利に貢献した。
準決勝では開始6分、相手にペナルティエリア内に侵入されてシュートを放たれるも、足を閉じて股抜きを阻止する好守を披露。以降はG大阪Jrユースが優位に試合を進めて1-0で前半を終えた。だが後半6分、最終ライン左サイドの背後に飛んだ浮き球への対応が中途半端になってしまった。小畑は飛び出しかけたものの触れられないと見て帰陣。しかしそのボールを収めた相手選手の折り返しに間に合わず、ゴールが空き気味になった状況でペナルティエリア内から合わせられて失点した。
小畑によると早朝の雨で浮き球がもう少し伸びてくる予想だったようで、「時間が経って少しピッチの感覚が変わったことに自分が気づけなかったことが問題で飛び出してしまった」。相手の絶妙な配球が評価されるような場面でもあったが、「自分のミスもあり味方との連係ミスもあったかもしれない」と真摯に自身に矢印を向けていた。
1-1のまま突入したPK戦では小畑が7本中4本でキッカーと同じコースに飛ぶ健闘を見せたが、甘いコースには一度もボールが飛んでこなかった。「自分が絶対止めてやるという思いはあったけれど、相手も上手くて読んでいても取れないコースに蹴ってきた。止めたかったけれどちょっと難しかった」。素直に相手キッカーを称えるしかなかった。
日本一を目指した戦いは夏に続いて3位で終了した。小畑は夏の全国で6試合、冬の全国で4試合に出場してわずか2失点に抑えたものの優勝ならず。「負けた瞬間は涙を堪えきれなくてみんな泣いて、ロッカールームでもコーチの話を聞いて涙が出てきてしまった。今は次のステップにみんな切り替えているので自分も切り替えていきたい。でも今はもう涙は出ないけれど、悔しい気持ちは残っています」。
もっとも準決勝でもハイボールの対応を含めて安定したプレーで80分間を戦っていた。小畑自身も「全体的に今日はそんなに悪いわけではなかった」と話しつつ、「良いプレーもそこまで多かったわけではないのでまだまだだなと思う」とも振り返る。日本一を導くGKになるため「もっと攻撃の起点になるプレーを(したかった)。そしてキーパーなので無失点で終えることが一番大事」と満足はしていなかった。
悔しいPK戦負けで終わった今シーズンだが、2度の代表活動やメニコンカップといった世代トップレベルの活動に参加し、「今まで経験したことがないようなことをさせてもらって、自分でもこの1年だけで大きな成長ができたなと思っている」。充実の1年間だったことは間違いない。
併せてG大阪Jrユースで戦う公式戦も終了した。小畑は「セービングだけを得意として入ったので、他のプレーが全然できなくて大丈夫かなと思っていた。この3年間でGKコーチや監督などに助けてもらって身長を生かしたハイボール対応や両足で蹴れるようになったりと結構成長した」と3年間を総括。ユースに昇格する来季は学んだことを生かしながら、さっそく高校年代最高峰・プレミアリーグWESTに絡んでいく意気込みだ。
「1年生からプレミアに出るくらいの気持ちで、3年生とか1年生とか関係なしにスタメンをガンガン奪いにいきたい」
小畑は世代別の日本代表でも正GKになるべく、課題とするビルドアップや守備陣と連係したプレーの向上にも意欲を見せ、参考とする選手にGKマヌエル・ノイアーを挙げる。ただ目標はさらに上だ。「ノイアーはビルドアップや飛び出しで手本になるような選手。でも手本にはしているけれどノイアーを越えられるような選手になりたい」と意気込み、さらなる成長を誓った。
(取材・文 加藤直岐)
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