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「サブだからこそ…」実直に取り組み続けた大宮U15主将FW岡本翔太郎、飛躍目指す高校年代も「一つひとつの練習を大切に」

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ジャンピングボレーでゴールを狙う場面も

[12.25 高円宮杯準決勝 名古屋U-15 3-1 大宮U15 味フィ西]

 ベンチスタートが続く日々も最後までチームのために取り組み続けた。RB大宮アルディージャU15のキャプテングループに入っていたFW岡本翔太郎(3年)は準決勝敗退に「すごく悔しいけど相手がすごく強かったので、チームとしてやれることはできたのかなと思う」と結果を受け止めていた。

 岡本は1点ビハインドの残り3分から出場。同点の望みを託される中で「フレッシュなのでとにかく走り回りながらゴール前に飛び込む動きを意識」してピッチに入った。

 短い出場時間ではあったが、「途中出場でも試合を決められる選手が評価される。少ない時間でどうチャンスを生かすか考えていた」と岡本。右サイドからのクロスにジャンピングボレーで反応する見せ場を作った。しかし空中で振り抜いた渾身の右足はヒットせず。チームはその後追加点を許し、決勝に進むことは叶わなかった、

 大宮U15は4人がキャプテンを担当しており、岡本もその中の一人。シーズン序盤は先発で試合に絡みながら牽引し、夏の全国大会では3試合中2試合で先発していた。ただ下からの底上げが今季の強みとなったチームで次第にスタメンから外れるようになり、中学年代最後の大会である高円宮杯は全試合でベンチからのスタートになった。

 それでも岡本は先発の座を奪い返す意気込みとともに、チームが勝つために熱量高くトレーニングに励み続けた。

「選手としてスタメンで出たいので、出場時間を少しでも長くできるようにと練習でとにかくアピールした。そして、やっぱりサブだからこそ強度高くトレーニングをすることで、スタメンの選手が良い試合をできると思っていた。『みんなで頑張ろうぜ」と言っていました」

 中谷優介監督によると、岡本に代表されるように選手たちはどの状況であっても実直に取り組み続けてきたという。また、4人のキャプテンに限らず全員が学年の垣根を越えて意見を発信できることも特長。強烈なリーダーシップを持つ選手がいない分、全員で高め合って夏の全国大会で0勝に終わったチームを冬は3位にまで押し上げた。

 岡本も「夏から練習で一つひとつの意識を変えようとみんなで話し合ってやっていたので、ここまで来られてよかった」と一定の達成感を示す。「2年生、3年生といたけれど学年に関係なくみんなが自分の意見を言えるすごくいい雰囲気のチームだった」とキャプテンとして戦った1年間を振り返った。

 もっとも岡本はU18への昇格を予定している中、「全国ベスト4の成績にはあまり実感がない。今後対戦していく相手にもチャレンジャー精神で向き合っていきたい」と強調。驕ることなく全力で日々を送っていく姿勢だ。

 大宮U18では先輩とも競争しながら再び先発入りを目指し、飛躍を狙う。岡本は登録173cmの身長に触れて「そこまで背が高いFWではないので、ゴール前のポジショニングでいかに違いを出せるかで勝負していかなければいけない」と覚悟。強みとする背後への抜け出しを発揮してゴールを奪えるように「一つひとつの練習を大切にして自分の武器をより一層磨いていけたら」と意気込んだ。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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