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特長発揮できず高円宮杯準Vに危機感…横浜FM JrユースFW藤澤斗亜「代表に入っていけないしみんなの目に留まらない」

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決勝は無得点に終わった

[12.27 高円宮杯決勝 横浜FM Jrユース 1-3 名古屋U-15 味フィ西]

 ゴールで優勝を導く気概を表現しきれなかった。横浜F・マリノスジュニアユースで10番を背負ったFW藤澤斗亜(3年=横浜FMプライマリー)は試合後、「なんでチームのためにゴールを決めて貢献することができなかったのかなという後悔がすごくある」と声を震わせた。

 U-15日本代表の藤澤は今大会でチームトップの3得点を記録し、準々決勝では後半アディショナルタイムの2得点を含む2ゴール1アシストの活躍で28年ぶりの4強入りを導いていた。

 しかし決勝は名古屋グランパスU-15に主導権を握られ、3バックのチームと対戦する経験が少ないこともあってチームとして苦戦。藤澤は3バックの両脇の背後に走って相手DFを釣ることで最終ラインの前にスペースを作ることを意識したが、狙い通りの形は限られた。

 それでも後半4分、藤澤がDFの間でMF井上玲央(3年=足柄FC)のパスを受けてペナルティエリア内に侵入。ペナルティエリア右から右足を振り抜いてゴールを狙うチャンスを迎えたものの、枠の上に外れた。結果的に藤澤が決勝で放ったシュートはこのシーンのみ。少ないチャンスを生かせず「ああいったところで決められないようでは今後代表とかに入っていけないし、今後サッカー選手になる上ではああいった大事なシーンで決めないとダメ」と悔やんだ。

 U-16日本代表へ飛び級招集されている相手DF竹内悠三(3年=D.S.S)に屈したことにも肩を落とす。3バックの中央に入った竹内とのマッチアップでは特長とするスピードを発揮できず、ゴール前で仕掛ける場面は複数あったもののシュートを打つ前にボールを失ってしまった。

「強い相手だからこそ自分のスピードを生かしたり、裏抜けをしていかないといけない。かわせないようでは代表に入っていけないしみんなの目に留まらないと思う」。飛び級組とはいえ同世代の代表DFに抑えられたことは屈辱。継続して代表に入っていく上で危機感を示していた。

 大会を通して見れば2位の好成績だが、準決勝と決勝は不発に終わったことから「思ったような活躍はできなかった」と藤澤。緊張によるものではなく基礎技術が足りなかったと自身を見つめ、改善を誓った。

 来年からは横浜FMユースで戦う日々が始まる。「今日負けた悔しさをしっかり胸に刻んで、高校生になったら1年生とか関係なしにAチームを狙って全国大会で優勝できるように頑張りたい」。今大会の経験を糧にユースの熾烈なポジション争いに臨み、今度こそ日本一を掴み取る。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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