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FC多摩JrユースMF稲本龍磨が「めっちゃ緊張した」局面制して開幕V弾!! オスグッドに苦しむ期間でパス技術向上

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MF稲本龍磨(新3年)が決勝点

[3.1 U-15関東1部B第1節 FC多摩Jrユース 1-0 大宮U15 NICHIBUN]

 FC多摩ジュニアユースの開幕勝利を導いたのは、パスを得意とするMF稲本龍磨(新3年)の一発だった。劣勢の後半24分、MF小野史紋(新3年)のスルーパスをペナルティエリア左で収めてGKと1対1になると、「めっちゃ緊張した」という局面を右足インサイドシュートで確実に決めきって先制弾。これが決勝点となり、1部昇格後の初戦を1-0の完封勝利で飾った。

 ヒーローになった稲本だが、現在はプレー制限を強いられながらの出場が続いている。この年代特有の膝が痛むオスグッドシュラッター病を小学5年生のころに左膝に負った。現在はその痛みが軽減してきたが、今度は中学2年生に突入するあたりに発症した右膝のオスグッドの痛みを感じているという。平林清志監督は「いけるところまで」と限定的に起用している。

 ただ、稲本は思うように動けない期間が続くなかで味方を生かすプレーを磨いてきた。シャドーに入る上で「痛くて裏抜けとかが厳しいので、下りてボールを受けて裏へのパスを出したりとかやっている」。武器とするスルーパスは背後への抜け出しを得意とするFW堀川史人(新3年)との相性抜群。稲本は堀川との連係でゴールを演出してきたようだ。

 目線とは異なる方向へのスルーパスで相手の逆を突く意識も持つなど、指揮官からも高い技術を認められている稲本。後半には前方にスペースがある状況で、「敵が結構下がっていたので前に行きすぎると取られてキツイ状況だった」とあえてスピードを落としたドリブルをする状況判断力も示した。

 そうした一戦では自信を持つパスではなくゴールで勝利に貢献した。「史紋がしっかりと僕の方を見てくれて、あとは決めきるだけだった」と謙虚に振り返りつつ、これまであまり決めてこなかったという得点をマークできたことに歓喜。FC多摩Jrユースとしてはなかなかシュートシーンを作れない時間帯でのゴールだっただけに、チームメイトから「苦しい状況で決めてくれてありがとう」と感謝の言葉も貰っていた。

 FC多摩Jrユースで過ごす2年間では、パス精度に加えてプレー強度も上げてきた。稲本はさらに強度を高めてタフに戦えるようになるとともに、得点力や武器のパスを磨いて高みを目指す構えだ。将来の目標はJ1でのプレーと海外挑戦。現在はハードワークが印象的な城福浩監督の戦術が好きなようで、東京ヴェルディの試合をよく見ているという。

 FC多摩Jrユースでのラストイヤーは「アシストは10ぐらいはしたい。ゴールは5点取れれば」と稲本。この日はゴール前のシーンが限られたため、次戦以降でより強みを発揮してアシストも重ねていきたいところだ。そしてエデン・アザール氏を参考に「ゴール前で面白いプレーをしたりとかが得意」とも話し、持ち前の技術も示してさらなる活躍で勝利に貢献し続けていく。

(取材・文 加藤直岐)

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加藤直岐
Text by 加藤直岐

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