高校3冠・鹿島ユースに今春最多6人輩出!! 中学年代“アンつく”指揮官「基準をユースレベルに引き上げていかなければ入っていけない」
[3.8 U-15関東1部B第3節先行開催分 鹿島つくばJrユース 1-7 鹿島Jrユース つくばアカデミーセンター]
鹿島アントラーズつくばジュニアユースからこの春、6選手が鹿島アントラーズユースに昇格することになった。新1年生の出身チームとして最大勢力となるなか、山尾光則監督はあらゆる面で高い基準を設定して中学年代の選手を指導していく構えだ。
鹿島ユースは昨年の日本クラブユース選手権、Jユースカップ、プレミアリーグをすべて制して3冠を達成。トップチームがJ1を制覇するなかで高校年代も圧倒的な成績を収めた。ユースの活躍やレベルの高さに関しては各Jrユース勢が刺激を受けており、鹿島アントラーズジュニアユースの杉本真監督は「選手もスタッフもユースの3冠に刺激されている部分もある」と中学年代でも3冠を目指す構えだ。
そうした“後輩”の目標でもある鹿島ユースには4月より13人の新1年生が加入する。鹿島アントラーズは中学年代で鹿島Jrユース、鹿島つくばJrユース(アンつく)、鹿島アントラーズノルテジュニアユースの3チームがあり、鹿島Jrユースから3人、アンつくから6人、ノルテから2人が昇格。さらに街クラブのソレッソ熊本とFCディバインU-15から1人ずつがアカデミー入りすることになった。
最多6人がユースに昇格したアンつくは、昨季のU-15関東リーグ2部を2位で終えて4年ぶりの1部復帰を果たした世代で、リーグ戦と並行して飛び級での活躍も目立った。GKシュルツ建斗はU-16世代が参戦する国民スポーツ大会に茨城県メンバーとして出場し、MF布袋田結太とMF柿沼伶音はU-17世代のJユースカップ決勝に出場して優勝を経験。FW土井空芽は中学生ながら高校年代各大会の決勝にすべて出場し、4月からは早速9番を背負うことが発表されている。
加えてプリンス関東2部でメンバー入りしたDF中島翔琉とアンつくを支えたMF杉山翔空もユースに昇格。6人を輩出した山尾監督は「僕らの目標はまずユースに送ること、そして彼らが将来トップチームで活躍すること」と話す。アンつくは高校3冠を果たした最高峰の高校年代のチームに選手を送る上で、ユースの基準を意識して日々のトレーニングを行っているという。
「今のユースの基準はすごく高いと思う。ユース自体もすごく強いので技術的な部分、戦術理解の部分、フィジカルの部分、あとはメンタリティーも基準をユースレベルに引き上げていかなければ彼らは入っていけない。指導者としても基準を高く持とうという考えはあります」


その上で山尾監督が選手に強く求めるのは、負けたときの受け止め方とその後の姿勢だ。8日の同門対決となった鹿島Jrユース戦は1-7で敗れた。指揮官は選手が強いライバル心や勝利に対する想いを持つことを願いつつ、指導者の立場としてはどの相手であっても勝負にこだわるように求める考え。当然大差をつけられたことには唇を噛むところだが、様々な経験を経て成長する育成年代では「負ける権利も彼らにはある」とも強調し、勝敗以上に今後の取り組みを重要視した。
「負けを今後のサッカー人生のプラスに働くように努力していってほしい。試合の流れとかはあると思うけど、僕はあえて流れではなく彼らがどういうプレーをするか(を見ている)。勝ち負けじゃなく、彼らが成長するためにどういうプレーをするのか。自分たちがやりたいサッカーをやれるように努力してほしいだけなので。僕はいつも選手の今後に期待している」。指揮官は選手に対し、敗戦時にただ肩を落とすのではなく成長の糧にすることを何よりも期待していた。
その点では勝利した鹿島Jrユースサイドも同様だ。「(監督としては)毎回満足するのではなく選手をどれだけ成長させられるか、選手自身はどれだけ早くトップに近づけるかという基準のなかで上を目指していくところはつねに意識している」と杉本監督。試合結果に一喜一憂するのではなく、ユース昇格やトップチームでの活躍に向けて成長を加速させていくことを大切にしている。
中学年代の新シーズンが始まった一方、カレンダー上は新高校1年生もまだ中学生。昨季の鹿島ユースで出場機会を掴んだ土井なども学校へ登校する関係などから、今もアンつくの練習に参加する日もあるという。
「(土井らは)まだ中学校があるのでユースに行けないときはここで一緒に練習してくれる。(ユースの)その基準を示してくれるし、代表選手でもあるので身近に良い見本の代表選手がいるというのは、彼ら(新中学3年生以下)もすごく励みになる」(山尾監督)。アンつくの選手たちはともにピッチに立って大きな刺激を受けるとともに、背中の大きな先輩たちを追いかけながらトップチームでの活躍を目指していく。
(取材・文 加藤直岐)
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鹿島アントラーズつくばジュニアユースからこの春、6選手が鹿島アントラーズユースに昇格することになった。新1年生の出身チームとして最大勢力となるなか、山尾光則監督はあらゆる面で高い基準を設定して中学年代の選手を指導していく構えだ。
鹿島ユースは昨年の日本クラブユース選手権、Jユースカップ、プレミアリーグをすべて制して3冠を達成。トップチームがJ1を制覇するなかで高校年代も圧倒的な成績を収めた。ユースの活躍やレベルの高さに関しては各Jrユース勢が刺激を受けており、鹿島アントラーズジュニアユースの杉本真監督は「選手もスタッフもユースの3冠に刺激されている部分もある」と中学年代でも3冠を目指す構えだ。
そうした“後輩”の目標でもある鹿島ユースには4月より13人の新1年生が加入する。鹿島アントラーズは中学年代で鹿島Jrユース、鹿島つくばJrユース(アンつく)、鹿島アントラーズノルテジュニアユースの3チームがあり、鹿島Jrユースから3人、アンつくから6人、ノルテから2人が昇格。さらに街クラブのソレッソ熊本とFCディバインU-15から1人ずつがアカデミー入りすることになった。
最多6人がユースに昇格したアンつくは、昨季のU-15関東リーグ2部を2位で終えて4年ぶりの1部復帰を果たした世代で、リーグ戦と並行して飛び級での活躍も目立った。GKシュルツ建斗はU-16世代が参戦する国民スポーツ大会に茨城県メンバーとして出場し、MF布袋田結太とMF柿沼伶音はU-17世代のJユースカップ決勝に出場して優勝を経験。FW土井空芽は中学生ながら高校年代各大会の決勝にすべて出場し、4月からは早速9番を背負うことが発表されている。
加えてプリンス関東2部でメンバー入りしたDF中島翔琉とアンつくを支えたMF杉山翔空もユースに昇格。6人を輩出した山尾監督は「僕らの目標はまずユースに送ること、そして彼らが将来トップチームで活躍すること」と話す。アンつくは高校3冠を果たした最高峰の高校年代のチームに選手を送る上で、ユースの基準を意識して日々のトレーニングを行っているという。
「今のユースの基準はすごく高いと思う。ユース自体もすごく強いので技術的な部分、戦術理解の部分、フィジカルの部分、あとはメンタリティーも基準をユースレベルに引き上げていかなければ彼らは入っていけない。指導者としても基準を高く持とうという考えはあります」


山尾光則監督
その上で山尾監督が選手に強く求めるのは、負けたときの受け止め方とその後の姿勢だ。8日の同門対決となった鹿島Jrユース戦は1-7で敗れた。指揮官は選手が強いライバル心や勝利に対する想いを持つことを願いつつ、指導者の立場としてはどの相手であっても勝負にこだわるように求める考え。当然大差をつけられたことには唇を噛むところだが、様々な経験を経て成長する育成年代では「負ける権利も彼らにはある」とも強調し、勝敗以上に今後の取り組みを重要視した。
「負けを今後のサッカー人生のプラスに働くように努力していってほしい。試合の流れとかはあると思うけど、僕はあえて流れではなく彼らがどういうプレーをするか(を見ている)。勝ち負けじゃなく、彼らが成長するためにどういうプレーをするのか。自分たちがやりたいサッカーをやれるように努力してほしいだけなので。僕はいつも選手の今後に期待している」。指揮官は選手に対し、敗戦時にただ肩を落とすのではなく成長の糧にすることを何よりも期待していた。
その点では勝利した鹿島Jrユースサイドも同様だ。「(監督としては)毎回満足するのではなく選手をどれだけ成長させられるか、選手自身はどれだけ早くトップに近づけるかという基準のなかで上を目指していくところはつねに意識している」と杉本監督。試合結果に一喜一憂するのではなく、ユース昇格やトップチームでの活躍に向けて成長を加速させていくことを大切にしている。
中学年代の新シーズンが始まった一方、カレンダー上は新高校1年生もまだ中学生。昨季の鹿島ユースで出場機会を掴んだ土井なども学校へ登校する関係などから、今もアンつくの練習に参加する日もあるという。
「(土井らは)まだ中学校があるのでユースに行けないときはここで一緒に練習してくれる。(ユースの)その基準を示してくれるし、代表選手でもあるので身近に良い見本の代表選手がいるというのは、彼ら(新中学3年生以下)もすごく励みになる」(山尾監督)。アンつくの選手たちはともにピッチに立って大きな刺激を受けるとともに、背中の大きな先輩たちを追いかけながらトップチームでの活躍を目指していく。
(取材・文 加藤直岐)
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