胸に刻む昨年末のロッカールーム…個の成長に取り組む大宮U15FW亀山陽士、リベンジに向けて関東CY2ゴール発進
FW
[6.7 関東CY2回戦 大宮U15 4-0 調布FC Jrユース 埼スタ第2]
全国大会の悔しさは全国大会で晴らす。RB大宮アルディージャU15(関東1部)のFW亀山陽士(3年)が関東予選の初戦で2ゴールを奪い、リベンジを狙う舞台に向けて好発進を切った。
大宮U15は7日の関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会2回戦で、調布FCジュニアユース(東京3部)と対戦。リーグカテゴリーの離れた相手ではあるものの、関東大会初出場で1回戦突破と勢いのある相手だけに「一発勝負だし相手も死に物狂いで勝ちにくる」と油断せずに試合に臨んでいた。
大宮U15は立ち上がりに相手のセットプレーで肝を冷やす場面はあったものの前半15分、DF中川皇輝(3年)が蹴ったCKがオウンゴールを誘って先制に成功した。続く同32分には亀山がペナルティエリア左を縦に突破して放ったシュートがゴールに吸い込まれ、2点リードで折り返した。
一発勝負の緊張感のなかで2点先取したことは大きく、「良い波に乗れた」と亀山。後半は危なげない戦いで試合を進めていき、後半8分に亀山がブレ球のミドルシュートを決めて3点差とした。さらに同16分、MF安住琉星(3年)のスルーパスで抜け出したMF梛山与一(3年)がゴール右に流し込んで追加点。4-0でタイムアップを迎え、今季公式戦2回目となる完封勝利で日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会出場権を争う大会の初戦を突破した。
亀山は2ゴールと活躍した一方で、各得点後の喜びが控えめだったことが印象的だった。「友達も来ていて本当は喜びたかった」と正直に話しつつ、「まだ2回戦なのでもっと上に行ってから喜びたいなと思います」と宣言。関東大会の初戦を突破した段階であることを強調した。
そうした声は日本一を目指していることの表れでもある。亀山は昨年からAチームに絡み、冬の全国大会・高円宮杯では2ゴールを奪って2大会ぶりの4強入りに貢献。しかし名古屋グランパスU-15に1-3で敗れて決勝には進めなかった。
「日本一までもうちょっとだった。負けた後のロッカールームはすごく印象に残っていて、自分も泣いたし先輩たちもすごく悔しそうにしていた」。優勝が見えるところまで迫っていただけに悔しさが大きかった。亀山は「それをつねに胸に刻んでいて、今年は絶対に夏冬2冠で日本一を取れるように頑張りたい」と強い決意を持って戦っている。
最高学年になってより中心的な活躍が求められている今季は「個人で打開できる力」の向上に取り組んでいるという。昨季は先輩のパスをゴール前で待って仕留める形が多かったと振り返り、「今年は自分で貰って仕掛けてゴールを決められるという個の力を伸ばすところに意識している」。奇しくもクラブはレッドブル体制2年目の今季、中学年代でも個の育成をさらに強化する方針となっており、亀山としても成長できる環境にいることを実感しているようだ。
「レッドブルに変わって積極的に前にという意識ができてきた。フォーメーションも4-4-2から4-3-3になってFW(頂点)が1人になったので、いかに自分で時間を作れたり剥がせたりできるかというのは重要になってくる。そこでもっと自分がチームを引っ張っていけるFWになるというのを意識しています」
ミドルシュートを決めたシーンも個の力を示した形だ。亀山は「FWとしてシュートを打つというのはつねに考えている」と力を込める。小学生の頃から自主練でシュートを磨いてきたといい、ボールを持った際はつねにゴールを意識。上手くミートすることを第一に考えながら自信を持って足を振ることができている。
亀山は「チーム内得点王というよりは大会の得点王」を目指しながら大宮U15の勝利に貢献し、まずは全国切符を掴む構え。そして先月立ち上げられたU-15日本代表入りも視野に入れ、初活動で3得点とアピールしたFW安達一平(FC東京U-15深川)やU-16日本代表に飛び級招集されているFW礒部怜夢(鹿島Jrユース)といったライバルにも刺激を受けながら「その波に乗り遅れないようにつねに上を目指して頑張りたい」と力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
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全国大会の悔しさは全国大会で晴らす。RB大宮アルディージャU15(関東1部)のFW亀山陽士(3年)が関東予選の初戦で2ゴールを奪い、リベンジを狙う舞台に向けて好発進を切った。
大宮U15は7日の関東クラブユースサッカー選手権(U-15)大会2回戦で、調布FCジュニアユース(東京3部)と対戦。リーグカテゴリーの離れた相手ではあるものの、関東大会初出場で1回戦突破と勢いのある相手だけに「一発勝負だし相手も死に物狂いで勝ちにくる」と油断せずに試合に臨んでいた。
大宮U15は立ち上がりに相手のセットプレーで肝を冷やす場面はあったものの前半15分、DF中川皇輝(3年)が蹴ったCKがオウンゴールを誘って先制に成功した。続く同32分には亀山がペナルティエリア左を縦に突破して放ったシュートがゴールに吸い込まれ、2点リードで折り返した。
一発勝負の緊張感のなかで2点先取したことは大きく、「良い波に乗れた」と亀山。後半は危なげない戦いで試合を進めていき、後半8分に亀山がブレ球のミドルシュートを決めて3点差とした。さらに同16分、MF安住琉星(3年)のスルーパスで抜け出したMF梛山与一(3年)がゴール右に流し込んで追加点。4-0でタイムアップを迎え、今季公式戦2回目となる完封勝利で日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会出場権を争う大会の初戦を突破した。
亀山は2ゴールと活躍した一方で、各得点後の喜びが控えめだったことが印象的だった。「友達も来ていて本当は喜びたかった」と正直に話しつつ、「まだ2回戦なのでもっと上に行ってから喜びたいなと思います」と宣言。関東大会の初戦を突破した段階であることを強調した。
そうした声は日本一を目指していることの表れでもある。亀山は昨年からAチームに絡み、冬の全国大会・高円宮杯では2ゴールを奪って2大会ぶりの4強入りに貢献。しかし名古屋グランパスU-15に1-3で敗れて決勝には進めなかった。
「日本一までもうちょっとだった。負けた後のロッカールームはすごく印象に残っていて、自分も泣いたし先輩たちもすごく悔しそうにしていた」。優勝が見えるところまで迫っていただけに悔しさが大きかった。亀山は「それをつねに胸に刻んでいて、今年は絶対に夏冬2冠で日本一を取れるように頑張りたい」と強い決意を持って戦っている。
最高学年になってより中心的な活躍が求められている今季は「個人で打開できる力」の向上に取り組んでいるという。昨季は先輩のパスをゴール前で待って仕留める形が多かったと振り返り、「今年は自分で貰って仕掛けてゴールを決められるという個の力を伸ばすところに意識している」。奇しくもクラブはレッドブル体制2年目の今季、中学年代でも個の育成をさらに強化する方針となっており、亀山としても成長できる環境にいることを実感しているようだ。
「レッドブルに変わって積極的に前にという意識ができてきた。フォーメーションも4-4-2から4-3-3になってFW(頂点)が1人になったので、いかに自分で時間を作れたり剥がせたりできるかというのは重要になってくる。そこでもっと自分がチームを引っ張っていけるFWになるというのを意識しています」
ミドルシュートを決めたシーンも個の力を示した形だ。亀山は「FWとしてシュートを打つというのはつねに考えている」と力を込める。小学生の頃から自主練でシュートを磨いてきたといい、ボールを持った際はつねにゴールを意識。上手くミートすることを第一に考えながら自信を持って足を振ることができている。
亀山は「チーム内得点王というよりは大会の得点王」を目指しながら大宮U15の勝利に貢献し、まずは全国切符を掴む構え。そして先月立ち上げられたU-15日本代表入りも視野に入れ、初活動で3得点とアピールしたFW安達一平(FC東京U-15深川)やU-16日本代表に飛び級招集されているFW礒部怜夢(鹿島Jrユース)といったライバルにも刺激を受けながら「その波に乗り遅れないようにつねに上を目指して頑張りたい」と力を込めた。
(取材・文 加藤直岐)
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