[1.29 CL第8節 リール 6-1 フェイエノールト]

　フェイエノールト(オランダ)は29日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)リーグフェーズ最終節でリール(フランス)に1-6で敗れ、19位で決勝トーナメントプレーオフに進むことが決まった。大会2試合連続ゴール中のFW上田綺世はベンチスタートとなったが、FWサンティアゴ・ヒメネスの負傷により前半28分から出場。リールは12位から7位にジャンプアップし、POを回避して16強入りを決めている。

　勝ち点13で並ぶ両チームの対戦は前半4分、リールMFレミ・カベラのスルーパスに反応したMFオサメ・サハラウィがゴールネットを揺らして先制点を奪った。それでもフェイエノールトは同14分、MFアニス・ハジ・ムーサが蹴ったCKをDFゲアノット・トラウナーが頭で合わせると、ゴール前でヒメネスがコースを変えて同点に成功した。

　ところがフェイエノールトは負傷交代が続いてしまう。前半28分、エースのヒメネスがピッチに座り込み、最後は歩いてピッチから離れる形となったが、上田と交代した。続く同30分にはCKで相手選手と接触したGKジュスティン・バイローも座り込み、一時はプレーを続けるも続行不可能と判断。同36分にGKティモン・ベレンロイターが緊急出場した。

　アクシデントに見舞われたフェイエノールトは前半38分、サハラウィにゴール前で折り返されるとトラウナーの触れたボールがゴールイン。オウンゴールで失点し、1-2のビハインドで前半を終了した。さらにリールは後半12分、ショートコーナーからMFアンジェル・ゴメスがペナルティエリア内で上田をかわしてシュート。これが相手に当たりながらもゴール右隅に吸い込まれ、リードを2点に広げた。

　フェイエノールトはなかなかゴールに迫ることができず、後半15分に上田が味方からボールを引き出して放ったシュートはマークする相手に阻まれた。その後はリールに攻め込まれ、FWジョナサン・デイビッド、MFレミ・カベラに決められたほかトラウナ-が再びオウンゴールし、大量6失点。リーグフェーズを大敗で終えている。

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