beacon

[MOM1081]関西学院大MF篠原駿太(4年)_複数Jクラブのオファーを蹴って大学進学、大学の先輩や高校の後輩らに刺激「劣っていると思わない」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

前半22分に先制点を決めたMF篠原駿太(4年=神村学園高)

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.31 関西学生L1部第10節 関西大1-3関西学院大 ヤンマーフィールド長居]

 右サイドで対峙したのはDF吉村瑠晟(4年=神戸弘陵高/磐田内定)だったが、MF篠原駿太(4年=神村学園高)は前半から自信満々にプレーしていた。「去年からずっとマッチアップしているけど、苦手意識はなかった。相性がいい方なのかなと思っていたので、自信を持ってプレーしていました」。

 さらに前半22分には左サイドに流れたところでエリア内に出たボールに反応。相手DFに詰められながらも左足を振り抜いて先制点を奪った。「あまりない形だけど、昔はずっと左サイドでやっていたので、ああいう形のシュートは自信があった。打てば何か起こるだろうと思って蹴りました」。篠原の先制点を含めた3得点を奪った関西学院大は、関西大を逆転して首位に立った。

「絶対に勝ってやろうというのはあったし、首位相手に絶対に決めてやろうと思っていた。前半は自分の右サイドから行こうという話があって、ファーストプレーから吉村とバチバチして。きょうはそこで自分が勝てた。勝てると今後もいい立ち上がりができるのかなと思いました」

 神村学園高時代からプロが注目する選手だった。ただ当時オファーがあったのはJ3の3クラブで、高校の監督からも「J3で失敗したら何も残らない」「関西で一番強い大学から話が来てるんだから、4年間で成長して、J2、J1とステップアップしていった方がいい」と進学を勧められたことで関西にやってきた経緯がある。

 しかしそんな篠原でも、入学当初はBチーム。4年生にFW木村勇大やFW山田剛綺(いずれも東京V)、3年生にDF濃野公人(鹿島)やMF倍井謙(磐田)らがいた環境は、「このままAチームにずっと行けないんじゃないかと思うほどの差を感じた」という。2年生で何とかAチームの試合に絡むようになったが、ほとんどが残り数分の途中出場だった。

 ただそんな中で転機があった。高校からずっと左サイドを主戦場としてきたが、大学2年生の時に右MFへの転向を勧められた。「監督に右をやってみないかと言われて。最初は苦戦したけど、今もやっている感じ。でもプロを考えると、どっちもできた方が扱いやすいと思う」。左利きの右サイドプレーヤーとしてのプレーの幅を広げるつもりで取り組んでいる。

 J2・藤枝MYFCの練習に参加するなど、将来が徐々にみえてきているが、まだオファーには繋がっていないという。求めるのはとにかく結果。そのためにもまずは昨年出られなかった夏の全国大会である総理大臣杯出場に貢献することで、知名度を高めたいところだ。「チームに貢献していけば、おのずとプロもついてくると思って頑張りたいです」。

 下級生のころに感じた先輩たちとの差も、少しずつでも埋めてきた自覚がある。さらにFW福田師王(ボルシアMG)やDF吉永夢希(ゲンク)ら海外で活躍する後輩たちにも刺激を貰っているという。「後輩たちが海外でやれているところをみると、自分もそこまで劣っていると思わない」。自信満々の篠原は「自信がないとサッカー選手として戦っていけないと思うので」と笑顔で話した。

(取材・文 児玉幸洋)

●第103回関西学生リーグ特集
▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がスタート!
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

「ゲキサカ」ショート動画

TOP