beacon

[関西]「今年からほかのクラブでという選択肢も」阪南大3年生FW金本毅騎が語る26年C大阪入団内定、ユース同期北野颯太、帰化申請

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

 4日のルヴァンカップの横浜FC戦。プロデビューはお預けとなったが、セレッソ大阪の選手として初めて公式戦のベンチに入って勝利の瞬間に立ち会った。FW金本毅騎(3年=C大阪U-18/C大阪内定)は一歩ずつ成長の道をたどっている。

金本は4日のルヴァン杯でベンチ入りした

 2年生だった昨年度の関西学生リーグで得点王とMVPを受賞。阪南大に8年ぶりのタイトルをもたらしたエースが決断したのは、大学サッカーを1年早く切り上げて、26シーズンよりプロキャリアをスタートさせることだった。

 早期の決定にはJリーグが26年に行う秋春制へのシーズン移行により生じる学校カレンダーとの“期ずれ”も影響したという。「キャンプインからチームに溶け込みたいと思っているので、そう考えたときに来年から行くのがベストだと思いました」。

 さらに言えば、他にも可能性があった中での決断になった。C大阪で長年スカウトを務めた都丸善隆氏がスポーツダイレクターに就任した松本山雅FCから打診を受けたのだ。C大阪入りを認めた上でのレンタル移籍。「正直めっちゃ悩んだんですけどね」と苦悩があったことを明かす。

 それでも最終的には「もともとキャンプに行って決めようと思っていたし、キャンプでも自分が成長できる場と確信を持てた。それにオファーが来た段階で帰るべきだと思っていたし、セレッソでやりたいと思えたので決めました」。主に阪南大で公式戦に出場し、定期的にC大阪の活動に参加する環境が最良だと選択した。

 ユースで同期だったFW北野颯太にも相談したようだ。「キャンプに行った時にJ1でやるか、下のカテゴリでやるか迷っているという話をしたときに、プロ1年目はJ1で、高いレベルでやった方がいいと言われた。自分もJ1でプレーするために大学でやると決めたので、そこでもセレッソでやろうと思えました」。

 そんな北野は今夏より欧州移籍を決断した。ユースで同期だったとはいえ、北野は高校2年生でトップチームとプロ契約。常に一歩先を行く存在だ。金本は「嬉しい反面、悔しい。どんどん上に行かれるなという気持ちがある」と話すも、「負けてられへんなという気持ちが大きい。入るのは来年からですけど、特別指定の今年も1試合でも絡んでいきたい」と意識を十分にした。

「(北野は)練習参加したときに海外に行くからと言っていた。キャンプでも足下の技術とか狭い空間で受けるのは颯太が一番だと僕の目にもみえた。あれだけ活躍していたので驚いてはいない。颯太は気が強くて何でもこなせるタイプなので、どこでも成功できる。そこは応援したいという気持ちです」

 韓国籍の金本だが、現在帰化を申請しているとのこと。「サッカーをやっているからには、日本代表のユニフォームを着て世界を相手に戦いたい」。そしてその機会が訪れたときには、北野と一緒にピッチに立てていると信じている。


 しかし“大学最終シーズン”は3年目で一番苦しんでいる。今季初ゴールは第8節の大阪学院大戦で、続く第9節の京都産業大戦では1試合2ゴールを決めて復調気配をみせたが、第10節の大阪体育大戦では再び不発に終わった。

 ただ当初は「焦り」もあったという金本だが、「この状況をいかに楽しめるか」という風に考えているという。「最初は決めないとやばいとか、来年からセレッソ行くのにこんなんじゃやばいと思っていたけど、こんなところで躓いていたらプロで試合に出れないし、苦しい状況を打破することをプロでは求められると思うので」。

 順位は7位と出遅れているリーグ戦の阪南大だが、今後は関西選手権、そして連覇のかかる総理大臣杯と続いていくことになる。「今年からほかのクラブでという選択肢もあったけど、自分としても阪南でインカレと総理大臣杯、リーグを獲りたいと思って決めた。恩を返してからプロに行きたい」。名実ともに“大学No.1”を証明した上で、次のステージに進むつもりだ。

(取材・文 児玉幸洋)

●第99回関東大学リーグ特集
▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がスタート!
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

「ゲキサカ」ショート動画

TOP