[MOM1106]慶應義塾大MF田中雄大(4年)_浪人して入学した慶大主将が掴んだ横浜FM内定、待望今季初ゴール
[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.4 関東大学L1部第14節 東海大3-3慶應義塾大 東海大学湘南キャンパスサッカー場]
11位の慶應義塾大と12位の東海大による“裏天王山”は、まさかの一方的な展開になった。東海大が前半11分のDF田畑知起(4年=松山工高)のゴールを皮切りに主導権を握り、後半14分までに3点を奪ってリードを広げた。
しかし慶大が驚異の粘りをみせた。後半24分、右CKのサインプレーからMF齋藤真之介(4年=町田ユース)の横パスを受けたMF田中雄大(4年=三菱養和SCユース/横浜FM内定)がミドルレンジから右足を一閃。反撃の口火を切ると、FW立石宗悟(4年=桐蔭学園高)のゴールで1点差として迎えたアディショナルタイムには、エリア内で齋藤が倒されてPKを獲得。これをMF角田惠風(4年=横浜FMユース)が決めてドローに持ち込んだ。
前期を最下位で折り返した慶大だが、後期に入ってこれで3戦連続の引き分けになった。「何種類もあるセットプレーのパターンのひとつだった。結果的に巻き返すような1点に繋がったところは自信にしていきたい」と、待望の今季初ゴールについてはホッとした表情を見せた田中も、“6ポイントゲーム”を引き分けた結果については「自分たちで苦しくしている部分がある。そこは絶対に改善しないといけない」と表情を曇らせた。
大学のラスト半年をプロ内定選手として過ごすことになった。8月15日に横浜F・マリノスは田中の26シーズンの入団内定を発表。同時に特別指定選手登録も承認されたことで、出場は叶わなかったが、9月7日のルヴァン杯・柏レイソル戦ではベンチ入りも果たした。「夏に練習参加に呼んでいただいて、2週間の練習の中で評価していただきました」。オファーを受けることに迷いはなかった。
「今年の成績に関わらず、歴史と伝統があるビッグクラブであることに変わりはない。そこでプロキャリアを始められることに関しては嬉しく思います。でも自分一人の力でここまで来たわけではないので、プロで活躍することで少しでも恩を返していきたいです」
今月11日の誕生日で23歳になる。慶大には1年浪人して、一般受験で商学部に入学した。幼稚園から高校まで成城学園で過ごした田中だが、現役でも一般入試は慶大しか受験しなかったという。浪人期間中は古巣の三菱養和SCで週に2、3日体を動かしながら、受験勉強と両立する日々を過ごした。「先輩とかに話を聞く中で、自分に合うところは慶應だと思った」。大学でもすぐにソッカー部に入部すると、1年目から出場機会を掴んだ。
初の1部リーグを戦うことになった最終学年の今季は主将に就任。現状、残留争いと苦しい戦いが続くが、「1部に残す、インカレで日本一」という決意を力強く語る。「内定してプロとしての自覚や責任を持ちつつもまだ慶應の選手」と強調した田中は、「後輩たちにいい舞台を残さないといけないし、インカレに出場して日本一を獲る目標を主将として達成しないといけない。そこは自分自身プレッシャーをかけている。とにかく今は目の前の試合を勝たせることに集中したい」と気を引き締めた。
(取材・文 児玉幸洋)
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[10.4 関東大学L1部第14節 東海大3-3慶應義塾大 東海大学湘南キャンパスサッカー場]
11位の慶應義塾大と12位の東海大による“裏天王山”は、まさかの一方的な展開になった。東海大が前半11分のDF田畑知起(4年=松山工高)のゴールを皮切りに主導権を握り、後半14分までに3点を奪ってリードを広げた。
しかし慶大が驚異の粘りをみせた。後半24分、右CKのサインプレーからMF齋藤真之介(4年=町田ユース)の横パスを受けたMF田中雄大(4年=三菱養和SCユース/横浜FM内定)がミドルレンジから右足を一閃。反撃の口火を切ると、FW立石宗悟(4年=桐蔭学園高)のゴールで1点差として迎えたアディショナルタイムには、エリア内で齋藤が倒されてPKを獲得。これをMF角田惠風(4年=横浜FMユース)が決めてドローに持ち込んだ。
前期を最下位で折り返した慶大だが、後期に入ってこれで3戦連続の引き分けになった。「何種類もあるセットプレーのパターンのひとつだった。結果的に巻き返すような1点に繋がったところは自信にしていきたい」と、待望の今季初ゴールについてはホッとした表情を見せた田中も、“6ポイントゲーム”を引き分けた結果については「自分たちで苦しくしている部分がある。そこは絶対に改善しないといけない」と表情を曇らせた。
大学のラスト半年をプロ内定選手として過ごすことになった。8月15日に横浜F・マリノスは田中の26シーズンの入団内定を発表。同時に特別指定選手登録も承認されたことで、出場は叶わなかったが、9月7日のルヴァン杯・柏レイソル戦ではベンチ入りも果たした。「夏に練習参加に呼んでいただいて、2週間の練習の中で評価していただきました」。オファーを受けることに迷いはなかった。
「今年の成績に関わらず、歴史と伝統があるビッグクラブであることに変わりはない。そこでプロキャリアを始められることに関しては嬉しく思います。でも自分一人の力でここまで来たわけではないので、プロで活躍することで少しでも恩を返していきたいです」
今月11日の誕生日で23歳になる。慶大には1年浪人して、一般受験で商学部に入学した。幼稚園から高校まで成城学園で過ごした田中だが、現役でも一般入試は慶大しか受験しなかったという。浪人期間中は古巣の三菱養和SCで週に2、3日体を動かしながら、受験勉強と両立する日々を過ごした。「先輩とかに話を聞く中で、自分に合うところは慶應だと思った」。大学でもすぐにソッカー部に入部すると、1年目から出場機会を掴んだ。
初の1部リーグを戦うことになった最終学年の今季は主将に就任。現状、残留争いと苦しい戦いが続くが、「1部に残す、インカレで日本一」という決意を力強く語る。「内定してプロとしての自覚や責任を持ちつつもまだ慶應の選手」と強調した田中は、「後輩たちにいい舞台を残さないといけないし、インカレに出場して日本一を獲る目標を主将として達成しないといけない。そこは自分自身プレッシャーをかけている。とにかく今は目の前の試合を勝たせることに集中したい」と気を引き締めた。
(取材・文 児玉幸洋)
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