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[関東]U23アジア杯後はデンマーククラブに練習参加、桐蔭横浜大FWンワディケ「ワクワクするような、スリルのあるサッカー人生がいい」

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[4.18 関東大学L1部第3節 東海大1-2桐蔭横浜大 東海大学湘南キャンパスサッカー場]

 開幕から3試合連続の途中出場になった。桐蔭横浜大で今季のエースストライカーとして期待されるFWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(3年=修徳高)だが、3月末にウイルス性の扁桃炎を患ったことで同時期に韓国遠征を行ったU-21日本代表の活動を辞退。その影響からコンディションが戻らずに大学でもベンチスタートが続いている。

 しかしピッチに立てば存在感は別格だ。この日は0-0の後半20分から登場。すると同20分に右CKを頭に当てて先制点を演出して今季初勝利に導く流れを作った。「(コンディションは)もうだいぶ戻ってきている。自分的にはもうスタメンで行けるかなと思っています」。上位進出には欠かすことのできないピースだけに、次節以降の楽しみは大いに広がりそうだ。

 日の丸を背負う姿も様になってきている。昨年夏にウズベキスタン遠征を行ったU-22日本代表に選ばれて、人生で初めて日本代表のユニフォームに袖を通したンワディケだが、その後9月のミャンマー遠征も経験。そして今年1月にはサウジアラビアで行われたU23アジア杯を戦って優勝に貢献した。

 またアジア杯後には、デンマークリーグで4度の優勝経験を誇るオールボーBKの練習に参加した。ンワディケ自身、高校3年生の夏にもデンマークのクラブへの練習参加を経験しており、今回で2度目になったが、「行ったチームが良かったのか雰囲気も良かった。それに監督がすごく評価してくれた」と高校時代とはまた違った手ごたえを深める貴重な経験になったという。

 もともと海外志向の強い選手だ。ナイジェリアにルーツを持つンワディケは、小学校時代にインターナショナルスクールに通った。その影響で英会話に不自由がなく、今回もコミュニケーションで苦労することはなかったという。「自分がワクワクするような、スリルのあるサッカー人生がいい。日本でやるよりも海外の方が自分はいいと思っている」。ヴィッセル神戸らJトップクラブから関心が寄せられる逸材だが、本人の目はすでに世界へと向いているようだ。

「もともと自分がプロになる上で、Jよりも海外の優先度が高かった。今回はアジアカップとかがあった中で、デンマークのチームに引っかかって、それで行かせてもらった。それに五輪に出ることを目標にしていて、そうなると後藤啓介(シントトロイデン)や塩貝健人(ボルフスブルク)は海外で活躍している。自分も言い訳せずに置かれた環境でできるだけ近いパフォーマンスを出し続けるしかないのかなと思っています」

 置かれた立場で。まずは大学で結果を残し続けること、チームにタイトルをもたらすことを直近の目標に掲げる。3戦目で初勝利を挙げた桐蔭大だが、勝利できなかった2試合は無得点だった。得点が取れなければ勝ちはない。ンワディケも「まずはスタメンでちゃんと出ること」とすると、「体を戻して波を出さない安定した選手にならないといけない」とエースとしての自覚を強めていた。

(取材・文 児玉幸洋)

●第100回関東大学リーグ特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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