この日一番の存在感をみせた関東大学選抜DF柴田翔太郎(明治大)「きょうにかける思いは誰よりも強かった」「フロンターレのサポーターにお帰りと言ってもらえる日を」
小川尋斗(左、川崎フロンターレU-18)と写真におさまる
[4.21 練習試合 U-19日本 1-1(PK6-5) 関東大学選抜]
今日一番目立っていたプレーヤーだったかもしれない。関東大学選抜の右SBで1本目の45分に出場した柴田翔太郎(明治大2年=川崎F U-18)は、高いポジションを取って積極的にゴール前に入っていく。
前半40分にはMF大内完介(東洋大2年=尚志高)のスルーパスに反応した柴田は右サイド深くに侵入。折り返しは惜しくもDFに阻まれたが、同44分にもカットインからあわやゴールという場面を作るなど、存在感を見せ続けた。
やはりこの試合にかける思いは人一倍強いものを持っていたようだ。「代表から2年近く離れている中で、(佐藤)龍之介だったり同い年がA代表でプレーしている。これ以上ない絶好の機会だと思った。きょうここにいる誰よりもここにかける思いは強かったかなと思います」。
ただ目に見える結果を残せなかったことについては不満顔をみせる。「よかったと言われても、結果を残せなかったらそれまで」とすると、「やっぱり結果を残してという世界なので、最後の質や精度は課題でもあるし、きょうにかけていたからこそ、悔しい思いもあります」と唇を噛んだ。
最激戦区ともいえるポジション争いで揉まれている。明治大は昨季中盤よりDF小泉佳絃(3年=青森山田高)が右SBで台頭。実績のあるDF稲垣篤志(4年=浦和ユース)やDF桒原陸人(4年=G大阪ユース)がいる。また左SBでもDF内山開翔(3年=帝京長岡高)やDF八巻涼真(3年=浜松開誠館高)といった実力者が揃う状況では、両サイドをハイレベルにこなすことができる柴田といえど、出場は容易なことではない。
しかしこの状況は歓迎すべきことだという。「ライバルが多いなという見方があるかもしれないけど、自分はもっと激しい方が成長できると思っている。サバイバルは好き。(右サイドだと)明確な3人(桒原、稲垣、小泉)がいるので、そこを越えるだけかなとポジティブに捉えていきたい」。先週末の大学リーグの先発デビュー戦となった東洋大戦では右サイドハーフで出場するなど、プレーの幅を広げたことでも自信を深めることに繋がっている。
「ハマ(濱崎知康(3年=川崎F U-18))はジュニアユースのころから一緒にやっていて、彼がいたから自分も明治に強く誘ってもらえた。身近な存在にああいう存在がいることは刺激ですし、まず明治という素晴らしい環境に感謝したい。その中に代表は自分の中で強くある。U-17W杯でスペインに負けたあの悔しさはずっと忘れていないですし、当時の多くの選手が代表に入っている中で自分は入れていない。今日はもう一回、日の丸をつける絶好の機会だと思ってやっていました」
そしてプロサッカー選手についても目標を明確にする。川崎F U-18時代もトップ昇格を目指していた柴田だが、最終的に土屋櫂大、MF加治佐海(桐蔭横浜大)、そして柴田の3人が候補に残った中で、トップ昇格を勝ち取ったのは土屋だけだった。「クラブユースの前の週くらいにトップに上がれないという話があった。その時は焦りもあって、4年を待たなくてもフロンターレじゃなくてもプロに行きたいと思ったことがあった」。
ただそこからの半年間が考えを改めるきっかけになったという。「クラブユースが終わってからのラスト半年が自分の中で大きくて、純粋にフロンターレの選手としてプレーする中でこのクラブが好きですし、それは自分の中で消えていない。フロンターレのサポーターにお帰りと言ってもらえる日を自分で掴めるようにしたい」。大学に進んだ今でもその時に誓った思いが揺らぐことはない。
とにかく今は大学で結果を残し続けること。「明治という素晴らしい環境は常にみられている。大学サッカーでこれほどみられている組織はないと思う。まずは明治の日常を大事にしたい。自分に足りないのは結果。それと同時に選手としてのスケールももう一段階上げていかないとと思っています」。明治の三原則、球際、切り替え、運動量を体現する選手となることで、早期プロ入りした選手に負けないレベルアップを図る。
(取材・文 児玉幸洋)
●第100回関東大学リーグ特集
今日一番目立っていたプレーヤーだったかもしれない。関東大学選抜の右SBで1本目の45分に出場した柴田翔太郎(明治大2年=川崎F U-18)は、高いポジションを取って積極的にゴール前に入っていく。
前半40分にはMF大内完介(東洋大2年=尚志高)のスルーパスに反応した柴田は右サイド深くに侵入。折り返しは惜しくもDFに阻まれたが、同44分にもカットインからあわやゴールという場面を作るなど、存在感を見せ続けた。
やはりこの試合にかける思いは人一倍強いものを持っていたようだ。「代表から2年近く離れている中で、(佐藤)龍之介だったり同い年がA代表でプレーしている。これ以上ない絶好の機会だと思った。きょうここにいる誰よりもここにかける思いは強かったかなと思います」。
ただ目に見える結果を残せなかったことについては不満顔をみせる。「よかったと言われても、結果を残せなかったらそれまで」とすると、「やっぱり結果を残してという世界なので、最後の質や精度は課題でもあるし、きょうにかけていたからこそ、悔しい思いもあります」と唇を噛んだ。
最激戦区ともいえるポジション争いで揉まれている。明治大は昨季中盤よりDF小泉佳絃(3年=青森山田高)が右SBで台頭。実績のあるDF稲垣篤志(4年=浦和ユース)やDF桒原陸人(4年=G大阪ユース)がいる。また左SBでもDF内山開翔(3年=帝京長岡高)やDF八巻涼真(3年=浜松開誠館高)といった実力者が揃う状況では、両サイドをハイレベルにこなすことができる柴田といえど、出場は容易なことではない。
しかしこの状況は歓迎すべきことだという。「ライバルが多いなという見方があるかもしれないけど、自分はもっと激しい方が成長できると思っている。サバイバルは好き。(右サイドだと)明確な3人(桒原、稲垣、小泉)がいるので、そこを越えるだけかなとポジティブに捉えていきたい」。先週末の大学リーグの先発デビュー戦となった東洋大戦では右サイドハーフで出場するなど、プレーの幅を広げたことでも自信を深めることに繋がっている。
「ハマ(濱崎知康(3年=川崎F U-18))はジュニアユースのころから一緒にやっていて、彼がいたから自分も明治に強く誘ってもらえた。身近な存在にああいう存在がいることは刺激ですし、まず明治という素晴らしい環境に感謝したい。その中に代表は自分の中で強くある。U-17W杯でスペインに負けたあの悔しさはずっと忘れていないですし、当時の多くの選手が代表に入っている中で自分は入れていない。今日はもう一回、日の丸をつける絶好の機会だと思ってやっていました」
そしてプロサッカー選手についても目標を明確にする。川崎F U-18時代もトップ昇格を目指していた柴田だが、最終的に土屋櫂大、MF加治佐海(桐蔭横浜大)、そして柴田の3人が候補に残った中で、トップ昇格を勝ち取ったのは土屋だけだった。「クラブユースの前の週くらいにトップに上がれないという話があった。その時は焦りもあって、4年を待たなくてもフロンターレじゃなくてもプロに行きたいと思ったことがあった」。
ただそこからの半年間が考えを改めるきっかけになったという。「クラブユースが終わってからのラスト半年が自分の中で大きくて、純粋にフロンターレの選手としてプレーする中でこのクラブが好きですし、それは自分の中で消えていない。フロンターレのサポーターにお帰りと言ってもらえる日を自分で掴めるようにしたい」。大学に進んだ今でもその時に誓った思いが揺らぐことはない。
とにかく今は大学で結果を残し続けること。「明治という素晴らしい環境は常にみられている。大学サッカーでこれほどみられている組織はないと思う。まずは明治の日常を大事にしたい。自分に足りないのは結果。それと同時に選手としてのスケールももう一段階上げていかないとと思っています」。明治の三原則、球際、切り替え、運動量を体現する選手となることで、早期プロ入りした選手に負けないレベルアップを図る。
(取材・文 児玉幸洋)
●第100回関東大学リーグ特集


