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[9.15 WEリーグ第1節 C大阪 3-1 N相模原 ヨドコウ]

「やっぱ最後は気持ちっしょ」。セレッソ大阪ヤンマーレディースFW矢形海優が新シーズンの開幕を告げるゴールをねじ込んだ。

　WEリーグ2024-25がついに開幕。リーグ参入2年目となったC大阪は、第1節でノジマステラ神奈川相模原と対戦した。矢形は2トップの一角で先発出場。2季連続となる開幕戦での得点を狙った。

　試合のファーストシュートを放ったのは矢形だったが、その後チームは劣勢を強いられた。N相模原のアグレッシブな攻撃に押し込まれる時間帯を過ごすもGK山下莉奈を中心に跳ね返す。矢形は先頭から粘り強く守る仲間たちを見つめ、ゴールで応えたいと闘志を燃やしていた。

「前半は危ないシーンもあった中で、守備陣が体を張って守ってくれた結果が自分のゴールにつながったと思うので、みんなのおかげだと思う」

　矢形はスコアレスで迎えた前半43分に先制点をマーク。ペナルティエリア手前でルーズボールを回収し、右から持ち込んで強引に放ったシュートが相手に当たりながらゴールラインを割った。

「苦しい時間帯を乗り越えて自分にチャンスが転がってきて、あまりゴールのコースはなかったが、足を振ったら、何が起こるか分からない。ネットが揺れた時は嬉しかった」

　後半40分には、この試合2点目のチャンスを迎えたが相手GKに阻まれ、こぼれたところをMF高和芹夏が詰める形でゴールネットを揺らした。矢形は「セリが押し込んでくれたので結果は良かった」としつつ、「FWとして、ああいうチャンスでもっと決められるようにやっていかないといけない」と課題を見つめた。

　“桜のエース”は6得点を挙げた昨季を「自分の中ではダメだった」と振り返り、今季はその記録を超える2桁ゴールを目指す。「開幕戦のゴールに満足せず、ここから2試合、3試合と続けて取れるようにしたい。チーム内でも負けたくない気持ちはあるし、FWとして、チームの中で一番点を取りたい。今シーズンこそ10点を取りたい」。負けん気の強さでチームを勝利へ導いていくつもりだ。

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