レアル・マドリーのフランス代表FWキリアン・ムバッペがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現アルナスル)の記録に並んだことについて言及した。スペイン『アス』が伝えている。

　少年時代からC・ロナウドの大ファンだったことで知られるムバッペ。今季ついに憧れのクラブの一員となると、3月29日のラ・リーガ第29節レガネス戦(○3-2)で加入後33得点目を挙げ、C・ロナウドがレアルのデビューシーズンに記録したゴール数に並んだ。

　ムバッペは節目の得点を「とても特別なことだ」と喜び、「最も重要なのはチームとして成し遂げることだが、クリスティアーノと同じゴール数を決められたのは嬉しい。彼がレアル・マドリー、そして僕にとって何を意味する存在かは誰もが知っている」とコメント。さらにクラブレジェンドとの関係性も語っている。

「僕たちはいつも話をしていて、彼からアドバイスももらっている。ゴールを決めるのは良いことだけど、いつも言っているように、ここではタイトルを獲得することが全てなんだ」

　パリSGやフランス代表では左サイドを主戦場に活躍してきたムバッペだが、レアルでは主に前線の中央でプレー。シーズン序盤こそ戸惑いが見られたものの、現在はしっかりフィットして好パフォーマンスを続けている。ゴールを量産し、加入初年度の“C・ロナウド超え”は時間の問題。しかし、視線はあくまでタイトルに向けられている。

　チームとしてラ・リーガ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の主要3タイトルを射程圏内に捉える中、「僕たちはこの瞬間のために1年かけて準備してきた。試合に勝ち、できるだけ多くのタイトルを獲るために全てを捧げる」と誓った。

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