beacon

Kリーグ秋春制移行の動きか…選手協会が要求「猛暑から保護し、アジアの主導権と世界的な競争力を維持するため」

ポスト
Xに投稿
Facebookでシェア
Facebookでシェア
URLをコピー
URLをコピー
URLをコピーしました

 韓国プロサッカー選手協会(KPFA)が、Kリーグの秋春制移行を求めている。記録的な猛暑が続く中、選手の生命と健康を守ることに加え、AFC主催大会や海外リーグとのカレンダーを合わせる必要性を訴えた。韓国『聯合ニュース』など複数の現地メディアが伝えている。

 日本は今年から秋春制に移行した。その一方、現在のKリーグは春に開幕して晩秋にシーズンを終える春秋制を採用しているが、選手会は13日に声明を発表。「年々深刻化する気候危機と殺人的な夏の猛暑から選手の生命権を完全に保護し、Kリーグのアジアにおける主導権と世界的な競争力を維持するため、現在の春秋制から秋春制への全面的な転換が必要だ」と主張した。

 韓国では今夏、記録的な暑さが続いている。Kリーグも選手や観客らの安全を考慮し、7、8日に開催されたKリーグ1、2の計13試合について、キックオフを午後7時30分から8時開始という30分遅らせる措置を取った。

 それでも選手側の危機感は強い。元韓国代表FWで選手会会長を務めるイ・グノ氏は「最近は体感温度が40度に迫る中で試合が行われている」と現状を指摘。全国高校大会が午後6時キックオフに変更されたことを歓迎した一方、午後5時30分開始の全国女子選手権で中学生選手が熱中症の症状を訴えて搬送された事例にも言及し、「午後5時、6時、7時では選手が感じる暑さがまったく違う。本当に発想を転換する必要がある」と訴えた。

 選手会は猛暑対策だけでなく、国際カレンダーとの整合性も秋春制移行の理由に挙げている。AFC主催のクラブ大会は2023-24シーズンから秋春制へ移行。Jリーグも26-27シーズンから秋春制をスタートさせており、韓国側はKリーグだけが春秋制を続ければ、海外リーグとの移籍時期の違いによって選手獲得や海外移籍に支障が出ると指摘した。

 また、AFCチャンピオンズリーグなどに出場するKリーグ勢は、国内シーズン終盤の疲労が蓄積した状態で、シーズン序盤にあたる海外クラブと対戦するケースが生じるとして、競技面でも不利になると主張している。

 一方、韓国でも秋春制への移行には冬の寒さや降雪、ピッチ管理、観客動員などの課題が指摘されている。選手会は12月中旬から翌年2月中旬まで約2か月から2か月半のウインターブレイクを設けることを提案。スタジアムの暖房設備拡充やハイブリッド芝の導入など、インフラ整備も並行して進めるべきだとしている。

 イ会長は「真冬に適切な休養期間を保証される方が、殺人的な夏の日差しの下で休むことなくリーグ戦やカップ戦を並行して身体を酷使するより、選手の負傷防止やパフォーマンス維持にはるかに有利だというのが現場の共通した声だ」と強調。キム・フンギ事務総長もKリーグ、韓国サッカー協会(KFA)、選手会が協議し、具体的なロードマップを策定するよう求めている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

「ゲキサカ」ショート動画

TOP