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切磋琢磨しながら成長する松本U-18、1年生FW村上俊太の決勝点で富山U-18撃破!! 今季初勝利を自信へとつなげていく

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決勝点を奪った松本山雅FC U-18FW村上俊太(1年=29番)

[4.12 プリンスリーグ北信越1部第2節 松本U-18 1-0 富山U-18 松本市かりがねサッカー場人工芝グラウンド]

 12日、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2025 北信越1部の第2節が行われ、松本山雅FC U-18カターレ富山U-18が対戦。前半9分に奪ったFW村上俊太(1年)のゴールを守り切った松本が1-0で勝利した。

 今季から松本U-18の指揮を執る柿本倫明監督が目指すのはトップチーム同様のポゼッションサッカーと切り替えの速い守備だ。試合後、主将のDF柴田陸(3年)が「自分たちのスタイルを出すためにはもっと練習しないといけない」と口にした通り、この日は満足のいく試合内容ではなかったが、今季初勝利を手にした価値は大きい。

 柿本監督はこう口にする。「やられていても、失点しない。いわゆる山雅らしさが浸透してきたのかなと思う。内容はともかくまず1勝できたので、これからの自信に繋がってくれれば」。

 90分通して決して楽な試合展開ではなかった。開始40秒には競り合いのこぼれ球を拾った富山のMF浅野寧生(3年)が右サイドに展開。受けたMF小関悠斗(2年)がドリブルからクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだFW石井翔大(3年)がヘディングで合わせたが、わずかに枠の外に逸れた。

 9分にはピンチを凌いだ松本にチャンスが訪れ、DF成山空賢(3年)が左サイドを駆け上がってゴール前にグラウンダーのクロスを供給。受けた村上が豪快に振り抜いた左足シュートがゴールネットを揺らし、松本が均衡を崩した。

 練習試合で大学生相手にも力強いプレーを披露し、開幕直前にスタメンに抜擢された1年生ストライカーのゴールで松本が先制したが、以降が続かない。「カターレさんはボールを動かすのが上手だった。誰がどこでプレスをかけるのか、最初は上手く行っていたのですが、途中から動かされすぎて疲弊し、後手を踏んでしまった」。そう振り返るのは柿本監督で、3列目で積極的にボールを引き出したMF長谷川岳久(3年)を中心にテンポよくボールを動かした富山が主導権を握り続ける。

 41分には自陣からのロングボールに石井が反応。DFの裏を取って、ゴール前に入ろうとしたが、DF佐藤来輝(3年)のカバーリングに遭ってシュートは打てず。後半12分には左サイドに開いたボールを受けたMF石崎拓矢(3年)がゴール前にパス。長谷川が落ち着いてシュートを放ったが、GK伊藤陸音(3年)の正面に終わった。

「後半はしんどかった。我慢するしかないという感じでした」と振り返るのは柿本監督で、ボランチから前線にポジションを上げた長谷川を中心に富山が見せ場を作ったが、我慢強く対応し続けた松本の守備を崩し切れない。

 42分にはファーサイドに抜けた左クロスの折り返しを浅野が合わせたが、クロスバーに阻まれて得点とはならず。「押し込む時間帯はあったのですが、シュートで終われなかった。押し込んだ時にやり切れないのは自分たちの力不足。もっとチャンスを作れたし、少ないチャンスを決め切る力がないと勝てない」と長谷川は悔やんだ。

 結局、スコアは前半から動かず、1-0で松本が勝利。柴田が「全員で声を掛け合って、絶対に足を止めないで走り続けたことで今日の勝ちに繋がった」と勝因をあげた。

 今季の松本U-18はこれまで以上にトップチームとの交流が深く、ルーキーながらも印象的なプレーを続ける村上とMF大野田和希(1年)が早くも練習参加を経験。守護神の伊藤は春休みの間、トップチームで活動を続けて2種登録も果たした。

「(伊藤)陸音がトップチームに行って、みんなが“負けていられない”となった。自分たちも絡めるように練習していかなければいけない」。そう話すのは柴田で、次のチャンスを狙う選手たちが切磋琢磨しあっている。

 そうした切磋琢磨し合える環境は選手の成長を促し、チームも良くなっていく。目標として掲げるプリンスリーグ優勝とプレミア昇格を果たすため、松本は個人として、チームとして成長を続けていく。

(取材・文 森田将義)

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森田将義
Text by 森田将義

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