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[MOM5088]RB大宮U18MF田中奏良(3年)_得点力向上中の万能型。前からの守備とFK弾で2発

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後半8分、RB大宮アルディージャU18MF田中奏良(3年=大宮アルディージャU15出身)が右足FKを決め、この日2点目

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.10 プリンスリーグ関東1部第6節 RB大宮U18 2-1 帝京高 オレンジキューブアルディージャ練習場]

 マルチな才能を持つアタッカーが、2ゴール。MF田中奏良(3年=大宮アルディージャU15出身)が攻守に活躍し、RB大宮アルディージャU18の勝利に大きく貢献した。

 1点目は2025年のRB大宮U18を表現するゴールだった。前半40分、「前からの守備っていうのは、チームの新しいコンセプトで徹底されている」という田中は、左サイドで相手のビルドアップを牽制。ミスを誘って一気に仕掛けると、「GKが下がりながらファーに寄った」ところを逃さずに、右足シュートをニアサイドに沈めた。

 求められている前からの守備とゴールを奪いに行くところを表現して先制点。さらに後半8分、敵陣左中間からのFKで「(試合開始前までの雨の影響で)ピッチが結構滑ったんで、誰かが触っても、触らなくてもどっちでも入るような速いボール」を蹴り込む。右足から放たれたボールは狙い通りの軌道を描き、そのままファーサイドのゴールネットへ。前節の敗戦(0-1桐蔭学園高)、活躍できなかった悔しさをぶつけ、2ゴールを叩き出した。

 チーム屈指の運動量を持つ田中は、その後も献身的な守備とDF背後を狙った動き。試合終盤はFWへポジションを変えて走り続けた。チームは3点目を奪うことができず、後半30分以降は帝京高(東京)に押し返されて2-1の辛勝。「2点目取った後の3点目っていうのがやっぱり大事だと思うので。そういうところは、もっとこだわっていきたい」と引き締めていた。

 ただし、田中は今季、リーグ戦開幕6試合でチームトップの3得点。丹野友輔監督は「左、右、前、ボランチ……前だったら全部こなせるユーティリティで、どのポジションでもクオリティの高いプレーをできるので、そこにゴールがついてきているので、それは凄く評価できるのかなと思います」と口にする。

 田中は元々ボランチで高校1年時からFWやサイドでプレーするようになった。だが昨年はプレミアリーグEAST17試合に出場も無得点。「ゴールっていうところを意識はしてたんですけど、全然シュート本数とかも少なかったので、今年はどんどん打っていくっていうのと、前からのプレッシャーで奪った後に(足を)振るっていうところを意識しています」と説明する。

 中央でもサイドでもボールを受けて仕掛けられるところ、スピードを活かした裏抜けは田中の強みだ。今年はトップチームのキャンプにも一週間参加。特に守備力の高さに加え、攻撃面で結果を残しているFW藤井一志から刺激を受けたという。U18チームでクロスからのシュートやGKの逆を突く形のシュートをトレーニングしている効果もあり、結果を出し始めている。

 今年の目標に1年でのプレミアリーグ復帰とリーグ戦での15ゴール10アシストを掲げる田中だが、難しい試合が続くことを理解している。「1試合1試合大切にやっていきたいと思います」。目指す姿はどのポジションで出場しても活躍し、結果を残せる選手。チームの勝利に貢献し続け、トップチームからの評価を勝ち取る。


(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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