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名門・帝京は主将2人制採用。MF加賀屋翼は同じレフティボランチの前主将を「一番目標にして」勝ち続けるチームへ

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名門・帝京高のキャプテンマークを巻いたMF加賀屋翼(3年=鹿島アントラーズつくばジュニアユース出身)

[5.10 プリンスリーグ関東1部第6節 RB大宮U18 2-1 帝京高 オレンジキューブアルディージャ練習場]

 選手権優勝6回の名門・帝京高(東京)の2025年度主将は、MF加賀屋翼(3年=鹿島アントラーズつくばジュニアユース出身)とU-17日本高校選抜FW宮本周征(3年=バディージュニアユース横浜出身)が2人体勢で務めている。

 RB大宮U18戦はポゼッションする時間を伸ばした一方で、前半はなかなかゴールへ向かっていく回数を増やすことができなかった。その中でMF杉岡侑樹(3年)の右足ミドルがDFをかすめて右ポストを叩き、杉岡のスルーパスからMF原田誉裕(2年)がGKと1対1になるシーンもあったが、先制することができない。

 逆に前半終了間際、相手の前からの守備にミスが出て失点すると、後半8分にもセットプレーから2失点目。選手交代、ポジション変更などで徐々にリズムを変えて迎えた後半29分にMF久保恵音(3年)の右クロスからMF小林爽人(3年)が頭で決めて1点を返す。その後もボールを細かく動かしながらゴールに向かい続けたが、追いつくことはできなかった。

 加賀屋は後半の選手交代に伴い、ボランチから左SBへポジションチェンジ。プレッシャーのかかり辛い位置で攻撃の起点となり、中盤へパスを差し込んでいた。だが、1-2で惜敗し、リーグ戦成績は1勝2分3敗に。それだけに、「最後の15分みたいなシーンを初めから増やせたら良かった。途中出場の選手も上手くボールに絡んでくれて、テンポよくボール回してチャンスはできたんですけど、そこで追いつける力とか、逆転できる力はもう少しつけてかないといけない」と引き締めていた。

 名門校のリーダー約を担っている加賀屋は理想の主将像として、帝京を15年ぶりの選手権出場に導いた前主将MF砂押大翔(現立正大)を挙げる。「ほんとに誰もが尊敬するような人だったんで、そこを一番目標にしています」。砂押と同じレフティのボランチ、リーダーは先輩の姿を目指して1年間を過ごしていく。

 昨年度選手権準優勝校・流通経済大柏高(千葉)同様の主将2人制。加賀屋は「去年は砂押(大翔)君が凄く責任感持ってやってくれて、自分たちの代はそういう人がいない中で、自分と(宮本)周征が去年から出てたっていうのもあって、2人でやったらもっと良くなるんじゃないかって形で始めた感じです。(現在は)上手くいかないことも多いんですけど、1人で抱え込むよりかはちゃんと2人で話し合いながらできている部分もあるので、そこはいい部分ではあるかなと思います」。前線でチームを引っ張るタイプの宮本に対し、加賀屋はチーム全体のことを見ながら言うべきことを言葉にしながら支えていくつもりでいる。
 
 プレー面ではよりボールに触れて、守備でもチームを支える存在に。そして、白星を引き寄せられるように「自分が責任を持ってやれたらなって思います。(6月に予選を迎える)インターハイっていうのは目標にあると思うんですけど、やっぱり目の前の1試合1試合をしっかり勝って、それを続けられるように。もっと練習から意識高くやっていこうかなと思います」と加賀屋は誓った。昨冬は15年ぶりに選手権出場を果たして浴びた大きな注目。新生・帝京は課題を一つ一つ改善しながら、結果、内容でもライバルたちを上回るようなチームを作り上げる。

帝京ダブルキャプテンの1人、U-17日本高校選抜のエースFW宮本周征

後半29分、帝京DF小林爽人(右端)がヘディングシュートを決めて1点差

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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