「絶対に負けられない」ダービーで3発快勝!! 清水ユースが磐田U-18を退け、無敗でプリンス前期を折り返す
[6.28 プリンスリーグ東海第9節 磐田U-18 0-3 清水ユース ジュビロ上大之郷G]
28日、高円宮杯 JFA U-18サッカーププリンスリーグ 2025 東海は第9節を行ない、ジュビロ磐田U-18と清水エスパルスユースが対戦。DF岩永京剛(3年)の先制点を皮切りに得点を重ねた清水が3-0で勝利した。
「ジュニアユースの頃からそうだったのですが、やっぱりダービーで負けてはいけない。内容も大事ですが、まず結果を求められるのがダービーだと思っている」。清水のDF岩尾健琉(3年)がそう口にすれば、磐田のFW石塚蓮歩(3年)も「ジュビロでプレーしているからは絶対、(エスパルスに)負けてはいけない」と続ける通り、高校生年代でもあってもダービーにかける想いはトップチームと変わらない。プライドとライバル心がぶつかった対戦は最後まで目が離せない展開となった。
先に見せ場を作ったのは、清水だった。「選手には『ダービーは結果だぞ』と言っていた。もちろん内容が付いてくれば良いのですが、クラブとしての威信がかかっている。負けるわけにはいかない」。澤登正朗監督から檄を入れられた選手たちはキックオフから果敢にゴールへと向かうと、前半5分には中盤でルーズボールを拾ったMF杉山琥二朗(2年)が磐田DFの背後にパス。抜け出したFW中村扇大(3年)が倒され、PA手前でFKを獲得すると岩永が直接決めた。
幸先の良いスタートを切った清水だったが、以降が続かない。「攻撃も守備もポジショニングが良くなかった。完全に後手を踏んだ守備をしていて、相手のボランチが楽にボールを回していた」と振り返るのは澤登監督で、MF西岡健斗(2年)を捕まえることができなかった結果、磐田にボールを動かされた。
「自分でやりきって、一人で完結できるぐらいの能力があると思っている」と豪語する石塚のドリブルや、後方から繰り出すDF甲斐佑蒼(3年)のロングフィードも効果的で、前半半ばから磐田の攻勢が続いた。
26分には中盤に下がってボールを引き出した石塚がドリブルからシュートまで持ち込んだが、清水のDFがブロック。40分には西岡のスルーパスから、石塚がゴール前をフリーで抜け出したが、思い切りよく前方に飛び出したGK後藤悠貴(3年)に阻まれ、シュートを打ち切れない。45+1分にはテンポの速いパス回しでゴール前を崩し、最後は後方から上がったDF小澤有悟(3年)がゴールを狙ったが、シュートはクロスバーをかすめ枠外に逸れた。
後半に入ると攻守ともにポジショニングを修正した清水が試合の流れを掴んだ。27分にはMF市川幸優(3年)の縦パスにMF土居佑至(3年)が反応。トラップした瞬間にボールが流れたが、再び土居の足元に戻ると滑らかなターンから磐田DF外して放ったシュートが2点目となった。
試合終了間際の45+4分にはMF河波飛和(1年)のパスからDF針生涼太(3年)が左サイドをオーバーラップ。ゴール前に入れたクロスを土居が頭で合わせて、勝負あり。3-0で完勝した清水は8勝1分けと負けなしを維持し、首位で前期を折り返した。
今季の清水が目指すのは、2022年以来となるプレミアリーグへの復帰だ。昨年、一昨年と2年連続でプレミアリーグプレーオフで敗退した反省を踏まえ、今季はプレー強度の向上に取り組んでいる。これまで不在だったフィジカルコーチに鳥栖や横浜FCでの指導経験を持つ芝田貴臣氏が就任。ジュニアからユースまでのアカデミー全体で、本格的なフィジカルトレーニングを行なうようになった。
また、食事の部分も見直し、ユースでは週に1度、自宅から通う選手も含め選手全員が練習後に食事を取るようになった。「胃袋が大きくなれば、必然的に家でも食べると思う。身体は(今年)1月から比べると確実にデカくなっている」(澤登監督)。
取り組みの成果はプレーにも繋がっている。「リーグの序盤は後半になると運動量がどんどん落ちていったのですが、今はフィジカルコーチの芝田さんにも『最後の15分でも自分たちの強度を上げて、相手を圧倒しよう』、『走り勝とう』と言われている。今日は自分たちが運動量で上回って、奪えたから良い攻撃ができたのかなと思います」。そう話すのは岩尾で、試合終盤になっても運動量が落ちなかったのは強度アップの成果と言えるだろう。
まだリーグは折り返し地点だが、着実にプレミア復帰への道のりを進んでいるのは確か。後期も勝点と成長を積み上げ、高校年代最高峰のリーグに返り咲くつもりだ。
(取材・文 森田将義)
●高円宮杯プリンスリーグ2025特集
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28日、高円宮杯 JFA U-18サッカーププリンスリーグ 2025 東海は第9節を行ない、ジュビロ磐田U-18と清水エスパルスユースが対戦。DF岩永京剛(3年)の先制点を皮切りに得点を重ねた清水が3-0で勝利した。
「ジュニアユースの頃からそうだったのですが、やっぱりダービーで負けてはいけない。内容も大事ですが、まず結果を求められるのがダービーだと思っている」。清水のDF岩尾健琉(3年)がそう口にすれば、磐田のFW石塚蓮歩(3年)も「ジュビロでプレーしているからは絶対、(エスパルスに)負けてはいけない」と続ける通り、高校生年代でもあってもダービーにかける想いはトップチームと変わらない。プライドとライバル心がぶつかった対戦は最後まで目が離せない展開となった。
先に見せ場を作ったのは、清水だった。「選手には『ダービーは結果だぞ』と言っていた。もちろん内容が付いてくれば良いのですが、クラブとしての威信がかかっている。負けるわけにはいかない」。澤登正朗監督から檄を入れられた選手たちはキックオフから果敢にゴールへと向かうと、前半5分には中盤でルーズボールを拾ったMF杉山琥二朗(2年)が磐田DFの背後にパス。抜け出したFW中村扇大(3年)が倒され、PA手前でFKを獲得すると岩永が直接決めた。
幸先の良いスタートを切った清水だったが、以降が続かない。「攻撃も守備もポジショニングが良くなかった。完全に後手を踏んだ守備をしていて、相手のボランチが楽にボールを回していた」と振り返るのは澤登監督で、MF西岡健斗(2年)を捕まえることができなかった結果、磐田にボールを動かされた。
「自分でやりきって、一人で完結できるぐらいの能力があると思っている」と豪語する石塚のドリブルや、後方から繰り出すDF甲斐佑蒼(3年)のロングフィードも効果的で、前半半ばから磐田の攻勢が続いた。
26分には中盤に下がってボールを引き出した石塚がドリブルからシュートまで持ち込んだが、清水のDFがブロック。40分には西岡のスルーパスから、石塚がゴール前をフリーで抜け出したが、思い切りよく前方に飛び出したGK後藤悠貴(3年)に阻まれ、シュートを打ち切れない。45+1分にはテンポの速いパス回しでゴール前を崩し、最後は後方から上がったDF小澤有悟(3年)がゴールを狙ったが、シュートはクロスバーをかすめ枠外に逸れた。
後半に入ると攻守ともにポジショニングを修正した清水が試合の流れを掴んだ。27分にはMF市川幸優(3年)の縦パスにMF土居佑至(3年)が反応。トラップした瞬間にボールが流れたが、再び土居の足元に戻ると滑らかなターンから磐田DF外して放ったシュートが2点目となった。
試合終了間際の45+4分にはMF河波飛和(1年)のパスからDF針生涼太(3年)が左サイドをオーバーラップ。ゴール前に入れたクロスを土居が頭で合わせて、勝負あり。3-0で完勝した清水は8勝1分けと負けなしを維持し、首位で前期を折り返した。
今季の清水が目指すのは、2022年以来となるプレミアリーグへの復帰だ。昨年、一昨年と2年連続でプレミアリーグプレーオフで敗退した反省を踏まえ、今季はプレー強度の向上に取り組んでいる。これまで不在だったフィジカルコーチに鳥栖や横浜FCでの指導経験を持つ芝田貴臣氏が就任。ジュニアからユースまでのアカデミー全体で、本格的なフィジカルトレーニングを行なうようになった。
また、食事の部分も見直し、ユースでは週に1度、自宅から通う選手も含め選手全員が練習後に食事を取るようになった。「胃袋が大きくなれば、必然的に家でも食べると思う。身体は(今年)1月から比べると確実にデカくなっている」(澤登監督)。
取り組みの成果はプレーにも繋がっている。「リーグの序盤は後半になると運動量がどんどん落ちていったのですが、今はフィジカルコーチの芝田さんにも『最後の15分でも自分たちの強度を上げて、相手を圧倒しよう』、『走り勝とう』と言われている。今日は自分たちが運動量で上回って、奪えたから良い攻撃ができたのかなと思います」。そう話すのは岩尾で、試合終盤になっても運動量が落ちなかったのは強度アップの成果と言えるだろう。
まだリーグは折り返し地点だが、着実にプレミア復帰への道のりを進んでいるのは確か。後期も勝点と成長を積み上げ、高校年代最高峰のリーグに返り咲くつもりだ。
(取材・文 森田将義)
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