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[MOM5143]清水ユースMF土居佑至(3年)_レジェンドも太鼓判を押す才能の持ち主が「上手い選手」から「怖い選手」へと進化

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清水エスパルスユースのMF土居佑至(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.28 プリンスリーグ東海第9節 磐田U-18 0-3 清水ユース ジュビロ上大之郷G]

 左足の精度に加え、ボールタッチの柔らかさ、相手を外す動き。いずれもが高水準でボールを持ったら違いを生み出せる。クラブのレジェンドである澤登正朗監督が「才能がある」と太鼓判を押すのが、清水エスパルスユースのMF土居佑至(3年)だ。

 プリンスリーグ東海の折り返しとなるこの日の対戦相手は県内のライバルである磐田U-18。「他の試合も大事ですが、やっぱりジュビロと聞くだけで絶対に負けられない。エスパルスというクラブのエンブレムを背負っている以上、絶対に負けられない気持ちは強かった」。土居はそう意気込んでいたが、相手にボールを持たれる時間が長かった前半は思い通りのプレーができなかったという。

「個人的に前半は何もできなかった。守備でも戻りが遅く、切り替えの部分で相手にチャンスを作られてしまった。攻撃でも上手く前に行けなかったので、反省しています」。

 エンドが変わった後半はチーム全体で攻守のポジショニングを修正し、マイボールの時間が増えた。土居自身もボールに触る回数が増え、「簡単に味方に預けたり、自分で運んだり、しっかり周りを見て冷静にプレーしようと思っていた」。

 後半17分にはMF市川幸優(3年)からのパスを受けて、ゴール前にスルーパス。走り込んだMF山崎瑛晴(1年)のカットインシュートはDFに当たってCKになったが、持ち味を発揮し始めた土居からは得点の匂いが漂い始める。

 27分には市川からのパスをペナルティーアーク付近で受けた。上手くコントロールできず、FW中村扇大(3年)に渡ったが、すぐさま自らの足下にボールが返ってくると密集を巧みにかわしてPA内に侵入。ブロックに入った磐田DFが飛び込んだ瞬間を逃さず放ったシュートがゴールネットを揺らした。

 45+4分にも見せ場が訪れ、左サイドからDF針生涼太(3年)がクロスを上げるとゴール前に走り込んでヘディングシュートを叩き込む。

「相手にぶつかられても、簡単にこけない。アジリティのスピードの部分も今年に入ってからは、昨年よりも変化を感じている。それが得点にも繋がっている」。

 言葉通り今年に入ってから芝田貴臣フィジカルコーチの下で、肉体強化に励んだ成果は出ている。疲れが出る試合終盤でも、全力でゴール前に顔を出し、得点を奪った姿からは上手い選手から怖い選手への進化を感じさせた。

 土居は今年に入ってトップチームに2種登録されると3月下旬に行われたJリーグYBCルヴァン杯1stラウンド1回戦の相模原戦でベンチ入り。後半途中からピッチに立ち、プロデビューを果たすと初ゴールまで叩き込んだ。5月下旬のJ1第18節、神戸戦でも途中出場。以降はトップチームから離れているが、一足早くプロの基準を体感できた価値は大きい。

「ユースに帰っても変わらず、トップチーム同様の強度の高いプレーや質を保つため、日々の練習から100%以上でやっている。足りないところもあるのですが、どのカテゴリーでも毎試合レベルの高いプレーができれば、結果が付いてくると思うので、これからも続けていきたいです」。

 この日の2ゴールで今季の目標にしていた二桁得点を早くも達成した。このままのペースを保ち続け再びトップチームでの出番を引き寄せる。

(取材・文 森田将義)

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森田将義
Text by 森田将義

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