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主導権を握って試合を進め、相手のパワープレーも粘り強く応戦。新潟U-18が桐生一を1-0で撃破

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アルビレックス新潟U-18が1-0で勝利

[12.12 プレミアリーグプレーオフ1回戦 新潟U-18 1-0 桐生一高 東広島運動公園陸上競技場]

 12日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025プレーオフ(広島)のDブロック1回戦でアルビレックス新潟U-18(北信越/新潟)と桐生一高(関東2/群馬)が対戦。MF井本修都(3年)の得点で、新潟U-18が1-0の勝利を飾った。新潟U-18はプレミアリーグ昇格をかけて14日の決定戦で米子北高(中国1/鳥取)と対戦する。

 ピッチ上から独特の緊張感も漂う中で始まった試合は、追い風の天候もうまく使った新潟U-18が主導権を握る形でスタートした。

 中盤を仕切る主将のMF竹ノ谷颯優(3年)を軸にボールを動かす新潟は、両翼を使った攻撃を絡めて何度も桐生一ゴールへと迫っていった。ただ、桐生一も実力派のGK坂井祐登(3年)の好セーブもあり、得点は許さない。

新潟U-18のMF竹ノ谷颯優主将

 結局、新潟U-18は45分間にわたって「足りないのはゴールだけ」(田中達也監督)という内容で、ハーフタイムを迎える形となった。

 対する桐生一・中村裕幸監督からすると「最初の5分くらいを除くと、まったく試合を作れなかった」と頭を抱える内容だったものの、逆に「この内容で0-0」という状況はネガティブなものではなかった。「風下の前半は相手のアンカーで回すところに行けない部分があったんで、後半はもっといいよと言って送り出したんです」(中村監督)。

 ただ、結果的には桐生一の狙いは機能しなかった。「何も変える必要はない」(田中監督)と自信を持って後半に入ってきた新潟が後半12分、ついに先制する。中央でボールを繋いで受けた井本が巧みなボールタッチで相手DFをかいくぐり、右足シュート。ついにスコアの均衡は崩れた。

 その後も全体的に新潟ペースだったが、関東2位の地力を持つ桐生一も、このまま終わるチームではない。パワープレー展開に切り替え、追い風のメリットを活かしながら反撃に出る。

 ロングボールを軸に押し込み、クロスボールからの強襲、そしてDF長尾弥裕(3年)のロングスローも駆使しながら新潟ゴールへと迫っていった。

桐生一はゴール迫ったが…

 ただ、新潟もDFサグダトブイリヤ(3年)、岡崎我徠(2年)、そしてU-17日本代表GK松浦大翔(2年)らがこのパワフルな攻勢に粘り強く応戦。特に松浦の存在感は抜群で、再三にわたって「ハイボールは得意」と胸を張る通りにキャッチングし、ピンチの芽を摘んでみせた。

新潟U-18GK松浦大翔がハイボールをキャッチ

 結局、チャンスは作りつつも押し込み切れなかった形で1-0のまま試合は終幕。新潟U-18が苦しみつつも、プレミアリーグへ王手となる1勝を掴み取った。

 試合後、敗れた桐生一の中村監督は「今年は高校サッカー選手権予選が不完全燃焼で終わってしまい、その影響を引きずってしまっていた。自分がうまくメンタルをこの大会へ持っていってあげられなかった」と肩を落としつつ、選手たちには「桐生一の歴史で一番プリンスリーグでの成績が良かった学年」であることをあらためて伝え、「卒業後も自信を持ってやってほしい」と伝えたと言う。

 一方、勝った新潟の田中監督は「選手が本当にハードワークしてくれた結果」、「特に前線の4枚がよく追ってくれた」と戦い抜いた選手のプレーぶりを称賛しつつ、米子北との決勝戦に向けても「自分たちがボールを握って裏返したい」と意気込み、早くも次の試合へ視線を向けていた。

新潟U-18のMF竹ノ谷颯優主将

(取材・文 川端暁彦)

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川端暁彦
Text by 川端暁彦

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