選手権史上初の高校生副審誕生も刺激に…ユース審判員がレジェンドの指導を受けながら高校選抜選考合宿に参加
左から沼田翔(2年/札幌開成中等教育学校)、大石音須太(2年/島田工高)、加藤潤記(2年/東邦高)、
全国から集まった6人のユース審判員が、今月24日から27日にかけて行われた日本高校サッカー選抜候補とU-17日本高校サッカー選抜候補の選考合宿に帯同して練習試合の主審と副審を担当した。ユース審判員は新年度のインターハイを担当することが第一の目標。それぞれの地域で努力を重ねて審判員としても人としても成長し、目標に向かっていく。
全国高体連サッカー専門部が行うこの試みは今年で5年目となった。各都道府県から選出された6人の高校生レフェリーは初日からゲーム形式のトレーニングに参加し、同世代のトッププレーヤーのレベルを体感。これまで経験してこなかったようなスピード感や強度のあるプレーを体で覚えながら笛を吹き、旗を上げた。
2日目からは午前と午後で合わせて25分×8本の練習試合がスタートした。それぞれ主審と副審を担当しながら、振り返りで用いる分析映像の撮影も実施。午前と午後の間の短い休憩時間で映像を確認し、それぞれ意見を出し合いながら午後のレフェリングに反省点を生かしていった。
3日目の午後からはスペシャル講師として、昨年限りで1級審判員を勇退した今村義朗氏が合流。J1通算228試合、J2通算197試合の主審担当を誇るレジェンドはユーモア全開の対応で和ませながら的確なアドバイスでユース審判員を支えていた。
3日目の夜には今村氏による特別研修会も行われた。この研修会には今後神奈川で開催予定の高校選抜活動に参加するユース審判員グループもリモートで参加した。今村氏は審判仲間で切磋琢磨していくことの大切さを説きながら、人間性も審判を行う上で重要になると強調。「自分の生き方、生き様が表れる。自分がどれだけ(人として)磨かれているかが露呈する」と述べ、ユース審判員に人としての成長にも期待した。


合宿を締めくくる最終日は高校選抜候補とU-17高校選抜候補が対戦した。6人のユース審判員がいる中で試合は4本のみのため、今回の合宿でパフォーマンスが評価された4人の審判員が主審を担当。ユース審判員も4日間で競争し、自信を高めたり最後に笛を吹けなかった悔しさを持ち帰ったりとそれぞれが大きな経験を積んだ。
最も評価された証となる、1本目の主審を務めた大石音須太審判員(2年/島田工高)は「僕も選手権を楽しんで見ていたので、そこで活躍されていた選手が集まって試合をする中で吹けることがまずすごく嬉しかった」と喜びを口にしながら、「選手は自分のジャッジを尊重してくれたり、ボールに当たってしまったときに『大丈夫?』と寄り添ってくれたりと人間性の良さを見習うところがあった。本当に勉強になった4日間だった」と総括。レフェリングスキルにとどまらない学びに大きな刺激を受けていた。
大きな刺激という点では、今回の全国高校サッカー選手権でユース審判員が割り当てを受けたことも外せない。酒井星南氏(3年)が1回戦の福井商高対高川学園高で副審を務め、2回戦の尚志高対山梨学院高では第4審判員を担当。現役高校生の選手権担当は史上初だという。
「選手権は選手としてやりたかった想いもある中で、審判として同じ舞台に立てるのは本当に夢のようなこと」と話す加藤潤記審判員(2年/東邦高)によると、酒井氏の選手権デビューはユース審判員同士の会話でも話題に挙がったようだ。その凄みを改めて感じながら、今回の合宿で得た経験を地元に持ち帰って同じような大舞台を目指していく構えだ。
高みを目指して研鑽を重ねるユース審判員に「最初の2日は参加していないけれど後の2日ですごく成長していることがうかがえて、指導者として本当にやりがいのある育成だとすごく感じた」と今村氏。「試合をやるごとに、その前に言われたことを素直に受け入れてチャレンジしていた」と高校生の姿勢に感銘を受けるとともに、「体力面も精神面も、そしてやっぱり大きいのは人間性を鍛えてもらうことが一番良いかなと思う。人間性を鍛えることで周りが見えてきて、選手の気持ちが分かったり周りで見ている人の気持ちが分かったりして自分のレフェリングの幅も広がっていく。そうすることでもっと上に、上にと段階を踏める」と考えを述べた。
もっともレフェリングをしていく中で失敗も経験することは避けられない。今村氏は自身の経験則からも仲間の存在が重要になると指摘。「長年の経験で僕は本当に仲間に支えられたなと。話して励ましてくれる仲間がいることで(失敗を)乗り越えられる」と語り、今回の合宿で生まれたような繋がりを大切にしていくことを期待していた。
なお全国高体連サッカー専門部はユース審判育成公式インスタグラム(@japan_hs_ftb_referee)を開設。世界的にも審判員の若年化が進んでいる中、選手だけでなく高校生レフェリーの育成にも引き続き力を入れるとともに審判活動の普及も進めていく。
以下、参加したユース審判員のコメント
●金塚優輝(2年/東京成徳大高)
―審判のやりがいを教えてください。
「選手とコミュニケーションを取れたり、トップレベルの試合で笛を吹けたりするところです」
―今回の合宿の感想を教えてください。
「トップレベルのスピードを体感できて普段見えなかった自分の弱点も見えました。最終日は笛を吹けなかった悔しさもありますけど、この悔しさをバネにしてよりもっと成長していきたいです」
―憧れの審判員はいますか?
「Jリーグの中村太さんです。選手とコミュニケーションを取りながら円滑に試合を進めていて、自分はコミュニケーションを取りながら試合を進めていきたいタイプなので憧れです」
●大石音須太(2年/島田工高)
―今回の合宿で得られたことを教えてください。
「選手が選抜入りを目指してやっている中、審判員がどうマネジメントしていくかを考えていました。最終日にファウルがあったときに試合を止めて選手を呼んで話をしたりとか、これまでできなかったところがよくできるようになったのかなと感じています」
―今後の目標を教えてください。
「所属する静岡県では数十年ぶり(31年ぶり)に大橋侑祐さんが国際主審になって、すごく自分の目標になる方。大橋さんのように国際主審になって日本を代表するレフェリーになれたらと思っています。また、竹田明弘副審が顧問の先生だったので色々と教えていただいて恩師です。私生活がすごくキチっとされている方なので見習うところがたくさんあります」
―音須太(ネスタ)という名前の由来を教えてください。
「父がイタリアのサッカーが好きで、DFにアレッサンドロ・ネスタがいたので本当にそこが由来です。僕もディフェンスをやっていますがサイドです(笑)」
●堤翔世(2年/小郡高)
―審判を始めたきっかけを教えてください。
「小学生の頃に所属していたチームのコーチのお兄さんがJリーグ副審の緒方孝浩さん。僕の弟もそのチームに入っていて、緒方さんが試合を担当したのを見たときに審判に興味を持って緒方さんに憧れて始めました。4級をとったのが中学3年生で、本格的に始めたのは高校からです」
―審判のやりがいを教えてください。
「今回の高校選抜候補もそうですが、レベルの高い試合を選手以外で一番近くから見られるのが審判だと思います。そういったレベルの高い試合を一番近くで感じられてサッカーを楽しいなと感じられるのがやりがいです」
―今後の目標を教えてください。
「着実にレベルアップしていって1級審判員、そして国際審判員からプロフェッショナルレフェリーになってJリーグや世界で活躍できるような審判員になりたいです」
●加藤潤記(2年/東邦高)
―今回の合宿の感想を教えてください。
「選考されてから非常に緊張感を持って精一杯の準備をして臨むことができました。最後の主審4人に入ることができなくて、それをいちばんの目標に努力していたので非常に悔しい気持ちが発表されたときにありましたが、副審も非常に重要な役割ですし、インターハイの副審担当に向けてもやれることを精一杯試合でやれたので悔いは一切ありません」
―審判を始めたきっかけを教えてください。
「小学生のときに足の大きな手術を2回して、体育の授業も1、2年くらいしかできなくて中学校でサッカーに出会い、高校に入ってから審判でやっていこうと考えました。高校では昨年亡くなられた道家歩さんに教えていただきました。この合宿に来ることが目標と言われていたので、想いを引き継いで一生懸命取り組めたと思います」
―今後の目標を教えてください。
「1級審判員やプロフェッショナルレフェリーという目標もありますが、やっぱり試合に関わるみんなが笑顔でいられる試合を目指したいです。まずは自分から笑顔にし、周りの笑顔も見られてフットボールを本気で楽しめる試合を作りたいです」
●沼田翔(2年/札幌開成中等教育学校)
―今回の合宿の感想を教えてください。
「自分と他のユースレフェリーのレベルを見てもっと頑張らなきゃなと感じるところも多々ありました。一人一人が自分にしかない強みを持っていると思うので、『ここは見習った方がいい』や『これは自分の良さだな』と意識するきっかけになってすごく刺激がありました」
―今回の合宿を今後どのように生かしたいですか?
「僕はフットサルの審判もやっていて、そこに生かせるところもあるなと感じました。ただサッカーとフットサルはポジショニングが全然違うので、次の活動は(北海道は雪のため)3月なので学んだサッカーのポジショニングを忘れないように。試合映像を見ながら噛み砕いて、北海道地域にここで学んだことを還元していきたいです」
―今後の目標を教えてください。
「選手に寄り添うところが自分の強みでもあり弱みでもあるので、良い方向に増やしていきたいなと思っています。選手のためにレフェリーはいると思っていて、プレーヤーをやっているときに『ナイスプレー』と声をかけてくれる審判に憧れがあります。自分も選手を元気づけて鼓舞できる立ち位置でいたいです」
●鳥山瑛大(2年/利晶学園大阪立命館高)
―審判を始めたきっかけを教えてください。
「JリーグのYoutubeに『VARの舞台裏』という動画があって、谷本涼主審が出ていて審判かっこいいなと思って憧れました」
―今回の合宿の感想を教えてください。
「自分がこのとき何を思っているからそこへ移動するというのを明確にして動くことを意識しました。それを表現できたと思います」
―憧れの審判員はいますか?
「谷本さんみたいな国際審判員を目標にしています。自分はいつも西橋勲さん(国際副審)に教えてもらっているので、西橋さんや谷本さんみたいな国際審判員になりたいです」
(取材・文 加藤直岐)
全国高体連サッカー専門部が行うこの試みは今年で5年目となった。各都道府県から選出された6人の高校生レフェリーは初日からゲーム形式のトレーニングに参加し、同世代のトッププレーヤーのレベルを体感。これまで経験してこなかったようなスピード感や強度のあるプレーを体で覚えながら笛を吹き、旗を上げた。
2日目からは午前と午後で合わせて25分×8本の練習試合がスタートした。それぞれ主審と副審を担当しながら、振り返りで用いる分析映像の撮影も実施。午前と午後の間の短い休憩時間で映像を確認し、それぞれ意見を出し合いながら午後のレフェリングに反省点を生かしていった。
3日目の午後からはスペシャル講師として、昨年限りで1級審判員を勇退した今村義朗氏が合流。J1通算228試合、J2通算197試合の主審担当を誇るレジェンドはユーモア全開の対応で和ませながら的確なアドバイスでユース審判員を支えていた。
3日目の夜には今村氏による特別研修会も行われた。この研修会には今後神奈川で開催予定の高校選抜活動に参加するユース審判員グループもリモートで参加した。今村氏は審判仲間で切磋琢磨していくことの大切さを説きながら、人間性も審判を行う上で重要になると強調。「自分の生き方、生き様が表れる。自分がどれだけ(人として)磨かれているかが露呈する」と述べ、ユース審判員に人としての成長にも期待した。


3日目の夜には特別講義を行った
合宿を締めくくる最終日は高校選抜候補とU-17高校選抜候補が対戦した。6人のユース審判員がいる中で試合は4本のみのため、今回の合宿でパフォーマンスが評価された4人の審判員が主審を担当。ユース審判員も4日間で競争し、自信を高めたり最後に笛を吹けなかった悔しさを持ち帰ったりとそれぞれが大きな経験を積んだ。
最も評価された証となる、1本目の主審を務めた大石音須太審判員(2年/島田工高)は「僕も選手権を楽しんで見ていたので、そこで活躍されていた選手が集まって試合をする中で吹けることがまずすごく嬉しかった」と喜びを口にしながら、「選手は自分のジャッジを尊重してくれたり、ボールに当たってしまったときに『大丈夫?』と寄り添ってくれたりと人間性の良さを見習うところがあった。本当に勉強になった4日間だった」と総括。レフェリングスキルにとどまらない学びに大きな刺激を受けていた。
大きな刺激という点では、今回の全国高校サッカー選手権でユース審判員が割り当てを受けたことも外せない。酒井星南氏(3年)が1回戦の福井商高対高川学園高で副審を務め、2回戦の尚志高対山梨学院高では第4審判員を担当。現役高校生の選手権担当は史上初だという。
「選手権は選手としてやりたかった想いもある中で、審判として同じ舞台に立てるのは本当に夢のようなこと」と話す加藤潤記審判員(2年/東邦高)によると、酒井氏の選手権デビューはユース審判員同士の会話でも話題に挙がったようだ。その凄みを改めて感じながら、今回の合宿で得た経験を地元に持ち帰って同じような大舞台を目指していく構えだ。
高みを目指して研鑽を重ねるユース審判員に「最初の2日は参加していないけれど後の2日ですごく成長していることがうかがえて、指導者として本当にやりがいのある育成だとすごく感じた」と今村氏。「試合をやるごとに、その前に言われたことを素直に受け入れてチャレンジしていた」と高校生の姿勢に感銘を受けるとともに、「体力面も精神面も、そしてやっぱり大きいのは人間性を鍛えてもらうことが一番良いかなと思う。人間性を鍛えることで周りが見えてきて、選手の気持ちが分かったり周りで見ている人の気持ちが分かったりして自分のレフェリングの幅も広がっていく。そうすることでもっと上に、上にと段階を踏める」と考えを述べた。
もっともレフェリングをしていく中で失敗も経験することは避けられない。今村氏は自身の経験則からも仲間の存在が重要になると指摘。「長年の経験で僕は本当に仲間に支えられたなと。話して励ましてくれる仲間がいることで(失敗を)乗り越えられる」と語り、今回の合宿で生まれたような繋がりを大切にしていくことを期待していた。
なお全国高体連サッカー専門部はユース審判育成公式インスタグラム(@japan_hs_ftb_referee)を開設。世界的にも審判員の若年化が進んでいる中、選手だけでなく高校生レフェリーの育成にも引き続き力を入れるとともに審判活動の普及も進めていく。
以下、参加したユース審判員のコメント
●金塚優輝(2年/東京成徳大高)
―審判のやりがいを教えてください。
「選手とコミュニケーションを取れたり、トップレベルの試合で笛を吹けたりするところです」
―今回の合宿の感想を教えてください。
「トップレベルのスピードを体感できて普段見えなかった自分の弱点も見えました。最終日は笛を吹けなかった悔しさもありますけど、この悔しさをバネにしてよりもっと成長していきたいです」
―憧れの審判員はいますか?
「Jリーグの中村太さんです。選手とコミュニケーションを取りながら円滑に試合を進めていて、自分はコミュニケーションを取りながら試合を進めていきたいタイプなので憧れです」
●大石音須太(2年/島田工高)
―今回の合宿で得られたことを教えてください。
「選手が選抜入りを目指してやっている中、審判員がどうマネジメントしていくかを考えていました。最終日にファウルがあったときに試合を止めて選手を呼んで話をしたりとか、これまでできなかったところがよくできるようになったのかなと感じています」
―今後の目標を教えてください。
「所属する静岡県では数十年ぶり(31年ぶり)に大橋侑祐さんが国際主審になって、すごく自分の目標になる方。大橋さんのように国際主審になって日本を代表するレフェリーになれたらと思っています。また、竹田明弘副審が顧問の先生だったので色々と教えていただいて恩師です。私生活がすごくキチっとされている方なので見習うところがたくさんあります」
―音須太(ネスタ)という名前の由来を教えてください。
「父がイタリアのサッカーが好きで、DFにアレッサンドロ・ネスタがいたので本当にそこが由来です。僕もディフェンスをやっていますがサイドです(笑)」
●堤翔世(2年/小郡高)
―審判を始めたきっかけを教えてください。
「小学生の頃に所属していたチームのコーチのお兄さんがJリーグ副審の緒方孝浩さん。僕の弟もそのチームに入っていて、緒方さんが試合を担当したのを見たときに審判に興味を持って緒方さんに憧れて始めました。4級をとったのが中学3年生で、本格的に始めたのは高校からです」
―審判のやりがいを教えてください。
「今回の高校選抜候補もそうですが、レベルの高い試合を選手以外で一番近くから見られるのが審判だと思います。そういったレベルの高い試合を一番近くで感じられてサッカーを楽しいなと感じられるのがやりがいです」
―今後の目標を教えてください。
「着実にレベルアップしていって1級審判員、そして国際審判員からプロフェッショナルレフェリーになってJリーグや世界で活躍できるような審判員になりたいです」
●加藤潤記(2年/東邦高)
―今回の合宿の感想を教えてください。
「選考されてから非常に緊張感を持って精一杯の準備をして臨むことができました。最後の主審4人に入ることができなくて、それをいちばんの目標に努力していたので非常に悔しい気持ちが発表されたときにありましたが、副審も非常に重要な役割ですし、インターハイの副審担当に向けてもやれることを精一杯試合でやれたので悔いは一切ありません」
―審判を始めたきっかけを教えてください。
「小学生のときに足の大きな手術を2回して、体育の授業も1、2年くらいしかできなくて中学校でサッカーに出会い、高校に入ってから審判でやっていこうと考えました。高校では昨年亡くなられた道家歩さんに教えていただきました。この合宿に来ることが目標と言われていたので、想いを引き継いで一生懸命取り組めたと思います」
―今後の目標を教えてください。
「1級審判員やプロフェッショナルレフェリーという目標もありますが、やっぱり試合に関わるみんなが笑顔でいられる試合を目指したいです。まずは自分から笑顔にし、周りの笑顔も見られてフットボールを本気で楽しめる試合を作りたいです」
●沼田翔(2年/札幌開成中等教育学校)
―今回の合宿の感想を教えてください。
「自分と他のユースレフェリーのレベルを見てもっと頑張らなきゃなと感じるところも多々ありました。一人一人が自分にしかない強みを持っていると思うので、『ここは見習った方がいい』や『これは自分の良さだな』と意識するきっかけになってすごく刺激がありました」
―今回の合宿を今後どのように生かしたいですか?
「僕はフットサルの審判もやっていて、そこに生かせるところもあるなと感じました。ただサッカーとフットサルはポジショニングが全然違うので、次の活動は(北海道は雪のため)3月なので学んだサッカーのポジショニングを忘れないように。試合映像を見ながら噛み砕いて、北海道地域にここで学んだことを還元していきたいです」
―今後の目標を教えてください。
「選手に寄り添うところが自分の強みでもあり弱みでもあるので、良い方向に増やしていきたいなと思っています。選手のためにレフェリーはいると思っていて、プレーヤーをやっているときに『ナイスプレー』と声をかけてくれる審判に憧れがあります。自分も選手を元気づけて鼓舞できる立ち位置でいたいです」
●鳥山瑛大(2年/利晶学園大阪立命館高)
―審判を始めたきっかけを教えてください。
「JリーグのYoutubeに『VARの舞台裏』という動画があって、谷本涼主審が出ていて審判かっこいいなと思って憧れました」
―今回の合宿の感想を教えてください。
「自分がこのとき何を思っているからそこへ移動するというのを明確にして動くことを意識しました。それを表現できたと思います」
―憧れの審判員はいますか?
「谷本さんみたいな国際審判員を目標にしています。自分はいつも西橋勲さん(国際副審)に教えてもらっているので、西橋さんや谷本さんみたいな国際審判員になりたいです」
(取材・文 加藤直岐)


