[新人戦]大津は九州準優勝。ダブル主将のCB小森太斗は声を出し、先陣を切って取り組んで「しっかり力をつけていきたい」
[2.17 九州新人大会決勝 日章学園高 4-1 大津高 綾町錦原サッカー場]
6年ぶりの九州新人大会制覇を狙った大津高(熊本1)は準優勝。前日は準々決勝で大分鶴崎高(大分1)を4-0、準決勝でも飯塚高(福岡2)に3-0といずれも快勝していたが、決勝の前半は日章学園高(宮崎1)の迫力のある攻守にグループが分断されてしまった。
前半17分にCKから先制点を献上すると、25分にも中央から打開されて再び失点。攻撃のキーマンであるMF山本翼(2年/U-17日本高校選抜候補)になかなかボールが入らず、ゲーム主将の左SB渡部友翔(2年/U-17日本高校選抜候補)も相手のキーマン・MF山下結叶(2年)を警戒してなかなか攻め上がることができなかった。
後半開始から、山本のボールに触れる機会をより増やすためボランチに下げ、前線に技巧派MF薮田尚大(2年)を投入。すると、後半5分、MF坂口凌空(2年)のスルーパスから飯塚戦2発のMF松岡凛(2年)が2試合連発となるゴールを決めた。
山城朋大監督が「(昨年のエースFW山下)虎太郎のようにアイツが活躍してくれないと。少しポジションも、タイプも違いますけど、求めなきゃいけない」と期待するMFが試合の流れを変える一撃を決めた。


だが、現時点ではまだ力が足りなかった。ダブルキャプテンの一人、CB小森太斗(2年)は「(前半は)自分たちの距離感が多分遠くて、それをハーフタイムに監督のともさん(山城朋大監督)から言われて、後半の立ち上がりはテンポよく回せて、得点返せたと思うんですけど、そこからの粘りが足りなかった」。渡部の左クロスなどから同点のチャンスも作ったがその回数を十分には増やすことができなかった。今大会でライバルたちを上回ってきた精度も、判断力もまだまだ必要。逆に3枚替えで3トップに変えてきた相手に守りを破られ、突き放されてしまった。
小森はリードされてチームが落ち込んだ際にネガティブな声がけでなく、チームを盛り上げる声を意識。だが、「自分、声が出せてリーダーシップが取れるというのでキャプテンに指名してもらっているんで、そこはチームにいい影響を与えられるように、もっとやっていかないといけないかなと思います」と反省する。
それでも、チームは課題を抱えた中で貴重な6試合になった。山城監督は「ほんとに真剣勝負を6試合できたっていうのが凄く良かったなと思います。奪い合いとか、そういうところでは絶対負けちゃいけないし、もっとビルドアップでやっていくなら、ちゃんとみんながいい判断を選んでいかないといけない」。選手たちはミーティングを重ねて1試合1試合成長してきたが、課題は改めて明確に。プレミアリーグ開幕へ向けて、個々がベースの部分の向上とチーム力強化のために意識高く取り組んでいかなければならない。
176cmのCB小森は九州新人大会で今後への手応えを掴んだ部分もあるという。「身長高い相手だと収められたりそらされたりするんで、ボールのないところでの駆け引きっていうのは自分、今大会ちょっと意識して頑張って、ボール来る前に身体をぶつけとくとか、小さいなりに考えたり、工夫したりはできたかなと思います」。その部分の質を上げると同時に強度も高めていかなければならない。
「(チーム全体として、)フィジカル面とかまだまだ足りないと思うんで、そこが日章との差だったのかなって思ったんで、筋肉つけたり、体力つけたり、フィジカル面でももっと上げていかないといけないなと思いました」と語った。
そして、人間性の部分を評価されている小森はリーダーとして、渡部とともに大津を牽引する構え。「指名された時はびっくりしましたけど、渡部とキャプテンとして2人でやっていくっていう形で、自分のリーダーシップを発揮できたらいいチームにもっとなっていくかなと思います。渡部はやっぱり上手いんでプレーで引っ張ったり、そういうサッカー面では彼に任せて、道具の部分とか、それ以外の部分は自分が声出して、先陣切ってやっていく。リーグ戦までまだ期間があるんで、しっかり力をつけていきたい」。まずはプレミアリーグ残留や日章学園にリベンジするために2人が中心となって、大津らしく進化することを目指す。




(取材・文 吉田太郎)
6年ぶりの九州新人大会制覇を狙った大津高(熊本1)は準優勝。前日は準々決勝で大分鶴崎高(大分1)を4-0、準決勝でも飯塚高(福岡2)に3-0といずれも快勝していたが、決勝の前半は日章学園高(宮崎1)の迫力のある攻守にグループが分断されてしまった。
前半17分にCKから先制点を献上すると、25分にも中央から打開されて再び失点。攻撃のキーマンであるMF山本翼(2年/U-17日本高校選抜候補)になかなかボールが入らず、ゲーム主将の左SB渡部友翔(2年/U-17日本高校選抜候補)も相手のキーマン・MF山下結叶(2年)を警戒してなかなか攻め上がることができなかった。
後半開始から、山本のボールに触れる機会をより増やすためボランチに下げ、前線に技巧派MF薮田尚大(2年)を投入。すると、後半5分、MF坂口凌空(2年)のスルーパスから飯塚戦2発のMF松岡凛(2年)が2試合連発となるゴールを決めた。
山城朋大監督が「(昨年のエースFW山下)虎太郎のようにアイツが活躍してくれないと。少しポジションも、タイプも違いますけど、求めなきゃいけない」と期待するMFが試合の流れを変える一撃を決めた。


後半5分、大津はMF松岡凛が右足で2戦連発となるゴール
だが、現時点ではまだ力が足りなかった。ダブルキャプテンの一人、CB小森太斗(2年)は「(前半は)自分たちの距離感が多分遠くて、それをハーフタイムに監督のともさん(山城朋大監督)から言われて、後半の立ち上がりはテンポよく回せて、得点返せたと思うんですけど、そこからの粘りが足りなかった」。渡部の左クロスなどから同点のチャンスも作ったがその回数を十分には増やすことができなかった。今大会でライバルたちを上回ってきた精度も、判断力もまだまだ必要。逆に3枚替えで3トップに変えてきた相手に守りを破られ、突き放されてしまった。
小森はリードされてチームが落ち込んだ際にネガティブな声がけでなく、チームを盛り上げる声を意識。だが、「自分、声が出せてリーダーシップが取れるというのでキャプテンに指名してもらっているんで、そこはチームにいい影響を与えられるように、もっとやっていかないといけないかなと思います」と反省する。
それでも、チームは課題を抱えた中で貴重な6試合になった。山城監督は「ほんとに真剣勝負を6試合できたっていうのが凄く良かったなと思います。奪い合いとか、そういうところでは絶対負けちゃいけないし、もっとビルドアップでやっていくなら、ちゃんとみんながいい判断を選んでいかないといけない」。選手たちはミーティングを重ねて1試合1試合成長してきたが、課題は改めて明確に。プレミアリーグ開幕へ向けて、個々がベースの部分の向上とチーム力強化のために意識高く取り組んでいかなければならない。
176cmのCB小森は九州新人大会で今後への手応えを掴んだ部分もあるという。「身長高い相手だと収められたりそらされたりするんで、ボールのないところでの駆け引きっていうのは自分、今大会ちょっと意識して頑張って、ボール来る前に身体をぶつけとくとか、小さいなりに考えたり、工夫したりはできたかなと思います」。その部分の質を上げると同時に強度も高めていかなければならない。
「(チーム全体として、)フィジカル面とかまだまだ足りないと思うんで、そこが日章との差だったのかなって思ったんで、筋肉つけたり、体力つけたり、フィジカル面でももっと上げていかないといけないなと思いました」と語った。
そして、人間性の部分を評価されている小森はリーダーとして、渡部とともに大津を牽引する構え。「指名された時はびっくりしましたけど、渡部とキャプテンとして2人でやっていくっていう形で、自分のリーダーシップを発揮できたらいいチームにもっとなっていくかなと思います。渡部はやっぱり上手いんでプレーで引っ張ったり、そういうサッカー面では彼に任せて、道具の部分とか、それ以外の部分は自分が声出して、先陣切ってやっていく。リーグ戦までまだ期間があるんで、しっかり力をつけていきたい」。まずはプレミアリーグ残留や日章学園にリベンジするために2人が中心となって、大津らしく進化することを目指す。


ダブル主将の一人、CB小森太斗(2年)は声でチームに影響を与える


もう一人の主将、左SB渡部友翔(2年)はプレーでチームを引っ張る
(取材・文 吉田太郎)


