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[MOM5420]広島県高校選抜U-18FW千葉正義(英数学館高/2年)_提携クラブの福山シティFCで日常を過ごし、2種登録。国際大会で抜群の推進力を発揮

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広島県高校選抜U-17のFW千葉正義(英数学館高/2年=福山ローザスセレソン出身)はゴール前での競り合いの強さも見せた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.23 Balcom BMW CUP 広島県高校選抜U-17 2-0 U-17タジキスタン代表 広島一球]

 中国サッカーリーグ4連覇中、天皇杯2年連続出場中の福山シティFCとタッグを組み、2024年4月より再始動した英数学館高所属。FW千葉正義(2年=福山ローザスセレソン出身)が「HiFA 平和祈念 2025 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」のU-17タジキスタン代表戦で抜群の推進力を見せ、先制点をアシストした。

 U-17日本代表を苦しめたタジキスタンについて、千葉は「強かったです」と振り返る。だが、前半から誰よりも目立つプレーを見せていた。前半13分にPAでボールを受けると、相手の強力CBムスタファ・ハサンベコフ主将に競り勝って決定的な右足シュート。さらに18分には、左サイドからのドリブルでDFを振り切り、枠へ右足シュートを飛ばした。

 また、20分にはハーフウェーライン付近から約50mの超ロングシュート。これは相手GKの好セーブに阻まれたが、会場を沸かせると、その後も力強い動きでタジキスタンDFの脅威になり続けていた。

 そして、0-0の前半39分、敵陣での奪い返しから左サイドでボールを受けてゴールライン際へ。「味方からボールもらって抜こうか迷ったんですけど、ファーに来てるのが見えた」と右足クロスをフリーのMF沖根光(広島翔洋高/2年)へ通し、先制点をアシストした。

 後半にもカウンターから中央突破し、MF田川英知(瀬戸内高/2年)へ決定的なスルーパス。後半、左WBへポジションを移してからもスプリントを繰り返し、シュートシーンも創出していた。今年から本格的に挑戦中という左WBではクロスに対する的確な守備も。FW、左WBでチームの今大会初勝利に貢献した。

 英数学館のサッカー部は2011年3月に活動を休止していたが、福山シティFCと提携して2024年4月に再開。千葉はその一期生にあたり、同年のインターハイ広島県予選では1年生のみのメンバーでベスト16進出を果たしている。また、リーグ戦では1年目に広島県4部、2年目には3部で優勝。来季からは2部で戦うことが決まっている。

 中学時代にも広島県選抜に選ばれている千葉は、高校進学時に県外の強豪校からも誘いがあったというが、「(Jリーグを目指す福山シティFCが)Jに上がる可能性とかもある」「大人の人とか高いレベルのサッカーも経験したい」と英数学館への進学を決断。1年時の夏に福山シティFCのトップチームに練習参加すると、2年時の選手権予選後からは帯同を続け、今年1月15日には福山シティFCの公式戦に出場可能となるトップチーム登録(2種登録)されることが発表された。

 Jリーグを目指す福山シティFCのトップチームには神戸や大分、鹿児島で活躍したFW藤本憲明やU-21日本代表歴を持つFW高木彰人(元G大阪など)、高校・大学で日本一を経験しているDF小笠原佳祐(元藤枝など)をはじめ、Jリーグでのプレー経験を持つ選手が多数。小谷野拓夢監督からは守備について指摘されることが多く、フィジカル、動き出しの質など実績のある選手たちに比べると足りない部分は多いという。だが、練習試合にも出場し、高いレベルの中でもドリブルの推進力やゴールまで行き切る力は通用していると感じている。

 その武器は同じ高校生のトッププレーヤーたち相手でも発揮することができた。21日の初戦では広島ユースを最も苦しめ、22日のU-17日本代表戦でも“切り札”として起用されて左サイドから前へ出る力を見せていた。「攻撃の部分とか、ドリブルとか、前に進むってところはやっぱいけるなって感じた部分があって、守備もある程度できるなって感じでした」。貴重な3試合を経験。「楽しかったし、いい経験になりました」と微笑んだ。

 現在の目標は「高校生のうちに福山シティの試合に出て、点も取れるようになりたい」「天皇杯でJと戦ってアピール」「インターハイ、選手権全国に出てスカウトの目に留まるようにしたい」。実績のない英数学館進学には反対意見もあったというが、自分がレベルアップするため、プロになるために決断。そこで成長し、評価を高めている千葉がBalcom BMW CUPでの貴重な経験を目標達成に結びつける。


(取材・文 吉田太郎)
吉田太郎
Text by 吉田太郎

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