[サニックス杯]怪我続きの1年からDFリーダー候補が復帰。東福岡CB大嶋央貴が声、空中戦の強さを発揮し、無失点勝利
[3.11 サニックス杯 九州トレセンU-17選抜 0-2 東福岡高 グリーンフィールドA]
怪我に苦しんできたセンターバック(CB)が、高校ラストイヤーでの勝利と活躍を目指している。「サニックス杯国際ユースサッカー大会2026」(福岡)が11日に開幕し、東福岡高(福岡)が2-0で九州トレセンU-17選抜に勝利した。
東福岡は180cmCB大嶋央貴(2年=アビスパ福岡U-15出身)が、空中戦で抜群の強さを見せた。競り合いでの激しい接触で蹲るシーンもあったが、怯まず空中戦に挑み続けて相手を凌駕。高校進学後にタイミングを掴み、「一番高いところで当てれるようになりました」という武器で幾度も相手の攻撃を跳ね返していた。
一際声が出て、1年時にはプロ水準の最高速度32km/hを計測したというスピードも兼備。幅広いカバーリングを見せたU-17日本高校選抜候補左SB小熊亮輔主将(2年)や180cmCB山内夢湧(2年)、中盤からコンバートされた右SB田邉雄大(2年)、GK奥野真羽音(2年)とともにチームをよく引き締めていた。
対応が遅れてPKを与えるシーンもあったことを大嶋は反省。「言い訳にしたくないんですけど、(復帰直後でスピードや)感覚とかまだまだなところがあるんで、そこでしっかり合わせて行って、ヘディングとか、自分の声とか、そういう武器はしっかり継続してやっていきたいと思います。ロングボールとかを全部弾くだけじゃなくて、落ち着いて落として繋いだりとか、GKにバックパスしたりとか、チームがキツい状況に落ち着かせるプレーをしたいです」と力を込めた。
大嶋は福岡U-15から福岡U-18への昇格ではなく、「ちっちゃい頃から見てたのもあるし、選手権も目標だったし、プレミアでやりたかった」という理由で東福岡への進学を決断。1年時から名門校のプレミアリーグメンバーに登録され、新人戦にも出場した。だが、昨春に左足首を手術し、長期離脱を強いられてしまう。
夏に復帰したものの、その後にグロインペイン症候群、膝の腸脛靭帯炎と怪我の連続。選手権予選準決勝に交代出場し、全国大会メンバーにも食い込んだが、「(年間通して公式戦出場は)2試合、3試合しか出てないです」という1年に終わっている。
新チーム発足後も県新人戦、九州新人大会は欠場。チームは県新人戦こそ優勝したものの、未勝利で九州大会ブロックリーグ敗退に終わっている。その姿を見て、自分がチームを支えたいという思いをより強くしていた。
「外から見る感じは、あんまり雰囲気とかも上手くいってないところが多くて、九州大会終わった後とかも、やるサッカーをどうはっきりするかみたいなところが難しくて、そこで自分が入って、しっかり後ろから支えて絶対に無失点で行こうと思っていました」。練習試合を経て、サニックス杯初戦で先発フル出場。チームはPK2本を与えたものの、相手のキックが枠を外れたこともあって目標の無失点で80分間を終えた。
東福岡は前半、前からの守備で相手のミスを誘い、MF野崎颯也(2年)とMF古賀蒼之介(2年)が連続シュート。また、小熊の配球やMF浅井心絆(1年)の背後へのパスで先制点を狙った。そして、前半38分には中盤で健闘していたMF中本律(1年)がボールを運び、小熊が左足クロスを上げる。これは通らなかったものの、PAでFW生水智也(2年)とFW花田鼓太郎(1年)が粘って左サイドへ散らす。そして、小熊が左足でゴール方向へ再びクロスを上げると、そのままファーサイドのネットにボールが吸い込まれた。
また、粘り強い守りによって1-0で迎えた後半34分には、左クロスのこぼれ球を期待の新1年生MF吉川侑来が右足ボレーで決めて2-0。同じく新1年生のDF長野官叫とMF林田幸多朗(1年)も走り切って白星を収めた。
無失点勝利に貢献した大嶋は今年、身体のケアの質、睡眠にも気を配り、「絶対もう怪我したくないっていう気持ちが一番大きいから、怪我だけはしないように心掛けています。絶対、まず怪我ゼロ。全試合フルで出れる選手が一番いい選手だと思うんで。しっかり怪我なく、全部勝って、大嶋が入ったら大丈夫だみたいな、めっちゃ安心されてる選手になりたいです」と意気込む。東福岡はCB蒔田成稀(2年)ら依然怪我人の多い状況。だが、「もっとやれます」という大嶋がチームメイトと助け合い、DFリーダーとして東福岡のプレミアリーグ復帰、全国大会での躍進に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)
怪我に苦しんできたセンターバック(CB)が、高校ラストイヤーでの勝利と活躍を目指している。「サニックス杯国際ユースサッカー大会2026」(福岡)が11日に開幕し、東福岡高(福岡)が2-0で九州トレセンU-17選抜に勝利した。
東福岡は180cmCB大嶋央貴(2年=アビスパ福岡U-15出身)が、空中戦で抜群の強さを見せた。競り合いでの激しい接触で蹲るシーンもあったが、怯まず空中戦に挑み続けて相手を凌駕。高校進学後にタイミングを掴み、「一番高いところで当てれるようになりました」という武器で幾度も相手の攻撃を跳ね返していた。
一際声が出て、1年時にはプロ水準の最高速度32km/hを計測したというスピードも兼備。幅広いカバーリングを見せたU-17日本高校選抜候補左SB小熊亮輔主将(2年)や180cmCB山内夢湧(2年)、中盤からコンバートされた右SB田邉雄大(2年)、GK奥野真羽音(2年)とともにチームをよく引き締めていた。
対応が遅れてPKを与えるシーンもあったことを大嶋は反省。「言い訳にしたくないんですけど、(復帰直後でスピードや)感覚とかまだまだなところがあるんで、そこでしっかり合わせて行って、ヘディングとか、自分の声とか、そういう武器はしっかり継続してやっていきたいと思います。ロングボールとかを全部弾くだけじゃなくて、落ち着いて落として繋いだりとか、GKにバックパスしたりとか、チームがキツい状況に落ち着かせるプレーをしたいです」と力を込めた。
大嶋は福岡U-15から福岡U-18への昇格ではなく、「ちっちゃい頃から見てたのもあるし、選手権も目標だったし、プレミアでやりたかった」という理由で東福岡への進学を決断。1年時から名門校のプレミアリーグメンバーに登録され、新人戦にも出場した。だが、昨春に左足首を手術し、長期離脱を強いられてしまう。
夏に復帰したものの、その後にグロインペイン症候群、膝の腸脛靭帯炎と怪我の連続。選手権予選準決勝に交代出場し、全国大会メンバーにも食い込んだが、「(年間通して公式戦出場は)2試合、3試合しか出てないです」という1年に終わっている。
新チーム発足後も県新人戦、九州新人大会は欠場。チームは県新人戦こそ優勝したものの、未勝利で九州大会ブロックリーグ敗退に終わっている。その姿を見て、自分がチームを支えたいという思いをより強くしていた。
「外から見る感じは、あんまり雰囲気とかも上手くいってないところが多くて、九州大会終わった後とかも、やるサッカーをどうはっきりするかみたいなところが難しくて、そこで自分が入って、しっかり後ろから支えて絶対に無失点で行こうと思っていました」。練習試合を経て、サニックス杯初戦で先発フル出場。チームはPK2本を与えたものの、相手のキックが枠を外れたこともあって目標の無失点で80分間を終えた。
東福岡は前半、前からの守備で相手のミスを誘い、MF野崎颯也(2年)とMF古賀蒼之介(2年)が連続シュート。また、小熊の配球やMF浅井心絆(1年)の背後へのパスで先制点を狙った。そして、前半38分には中盤で健闘していたMF中本律(1年)がボールを運び、小熊が左足クロスを上げる。これは通らなかったものの、PAでFW生水智也(2年)とFW花田鼓太郎(1年)が粘って左サイドへ散らす。そして、小熊が左足でゴール方向へ再びクロスを上げると、そのままファーサイドのネットにボールが吸い込まれた。
また、粘り強い守りによって1-0で迎えた後半34分には、左クロスのこぼれ球を期待の新1年生MF吉川侑来が右足ボレーで決めて2-0。同じく新1年生のDF長野官叫とMF林田幸多朗(1年)も走り切って白星を収めた。
無失点勝利に貢献した大嶋は今年、身体のケアの質、睡眠にも気を配り、「絶対もう怪我したくないっていう気持ちが一番大きいから、怪我だけはしないように心掛けています。絶対、まず怪我ゼロ。全試合フルで出れる選手が一番いい選手だと思うんで。しっかり怪我なく、全部勝って、大嶋が入ったら大丈夫だみたいな、めっちゃ安心されてる選手になりたいです」と意気込む。東福岡はCB蒔田成稀(2年)ら依然怪我人の多い状況。だが、「もっとやれます」という大嶋がチームメイトと助け合い、DFリーダーとして東福岡のプレミアリーグ復帰、全国大会での躍進に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)



