文武両道、“東海のカンテ”。東海大福岡MF辻本悠太朗が抜群の守備範囲の広さ、鋭いアプローチでプレミア勢の攻撃を封鎖
[3.12 サニックス杯 仙台ユース 0-3 東海大福岡高 グリーンフィールドB]
文武両道のボランチが特長を発揮。プレミア勢の攻撃を封じ込んだ。「サニックス杯国際ユースサッカー大会2026」(福岡)予選リーグで地元の東海大福岡高(福岡)が、ベガルタ仙台ユース(宮城)と対戦。3-0で快勝した。
伝統校・東海大福岡がプレミアリーグ昇格の仙台ユースに完封勝利。中でも、MF辻本悠太朗(2年=小倉南FCジュニアユース出身)は初速の速さと運動量を活かして鋭いアプローチを繰り返し、インターセプトやセカンドボールの回収を連発した。
仙台ユースは自陣からボールを繋いで前進しようとしていたが、辻本は中盤ラインの突破を許さない。高い位置での奪い返しで速攻に結びつけたほか、後半にはカウンター攻撃を止め切るシーンも。相手にとって一際嫌な存在になり続けていた。
その辻本は、「自分は球際と守備範囲の広さっていうのが持ち味なので、そこはしっかり出せるようにっていうのも試合前から考えていました。マッチアップした相手も結構嫌がっている印象だったので、これもずっと試合の最後まで続けて、相手の強みとか持ち味も出させないようにっていうのを意識していました」と振り返る。
辻本の回収力やDFラインの粘り強い守りにも支えられた東海大福岡は、前半12分にMF能武麟太朗(2年)が相手ハンドで獲得したPKを右足で決めて先制。さらに前半30分には、右SB又吉康太(2年)の右クロスをFW高橋怜央(2年)が頭で合わせて相手を突き放す。その後、能武がループシュートを決め、会心の勝利を収めた。
辻本は中学時代、福岡の強豪、小倉南FCジュニアユースでプレー。「周りがドリブル上手くて、自分はドリブルを極めつつ、ボールを取れるようにならないと試合には出られないので、そういった部分で守備っていうのは自分の持ち味にしたいと」いう理由で守備を極めてきたという。
献身性と球際の強さ、ボールへのアプローチの速さを武器に東海大福岡では昨年からレギュラー。1年時には国スポで全国3位も経験している。ボールを運ぶ力も兼備。最終学年になって自覚を増したボランチは、声でもチームを引っ張っている。目標は「エンゴロ・カンテ選手です」。その辻本は学業にもこだわってきた。
「親との約束もあって、サッカーを頑張る分、勉強も疎かにしちゃいけないっていうのは、1年生の頃から約束してきたので、そこは3年生までしっかり頑張って、大学受験もっていう風にやってきました」。1年時から評定オール5、学年1位を継続。プレーヤーとしても注目の辻本は将来について熟考しながら、まずは高校生活で文武両道を全うしようとしている。
選手権出場14回、インターハイ出場17回の東海大福岡だが、2012年度の選手権を最後に全国舞台から遠ざかっている。2024年度は夏冬ともに福岡準V。2025年度はプリンスリーグ九州1部で結果が出ず、夏冬の全国大会予選も4強に終わっている。
辻本が今年のチームの特長として挙げるのは、勝ちへの執着心が強いところだ。「昨日も夜からみんなでミーティングをして勝ち方とかを話し合ったので、やっぱ負ける悔しさを知っているのと、勝ちたいという意欲が強いっていうのは今年の強みであると思うし、明るい子たちが多いので、練習とかも自然と雰囲気が明るくなっていってっていう部分が強みだと思います」。“東海のカンテ”辻本は2026年シーズンへ向けて「現状維持じゃなくて、どんどん、どんどん強くなって、変化もしていくような1年にしたい」という。チームに経験を伝え、成長を遂げて福岡県大会、全国大会で勝ち上がる。






(取材・文 吉田太郎)
文武両道のボランチが特長を発揮。プレミア勢の攻撃を封じ込んだ。「サニックス杯国際ユースサッカー大会2026」(福岡)予選リーグで地元の東海大福岡高(福岡)が、ベガルタ仙台ユース(宮城)と対戦。3-0で快勝した。
伝統校・東海大福岡がプレミアリーグ昇格の仙台ユースに完封勝利。中でも、MF辻本悠太朗(2年=小倉南FCジュニアユース出身)は初速の速さと運動量を活かして鋭いアプローチを繰り返し、インターセプトやセカンドボールの回収を連発した。
仙台ユースは自陣からボールを繋いで前進しようとしていたが、辻本は中盤ラインの突破を許さない。高い位置での奪い返しで速攻に結びつけたほか、後半にはカウンター攻撃を止め切るシーンも。相手にとって一際嫌な存在になり続けていた。
その辻本は、「自分は球際と守備範囲の広さっていうのが持ち味なので、そこはしっかり出せるようにっていうのも試合前から考えていました。マッチアップした相手も結構嫌がっている印象だったので、これもずっと試合の最後まで続けて、相手の強みとか持ち味も出させないようにっていうのを意識していました」と振り返る。
辻本の回収力やDFラインの粘り強い守りにも支えられた東海大福岡は、前半12分にMF能武麟太朗(2年)が相手ハンドで獲得したPKを右足で決めて先制。さらに前半30分には、右SB又吉康太(2年)の右クロスをFW高橋怜央(2年)が頭で合わせて相手を突き放す。その後、能武がループシュートを決め、会心の勝利を収めた。
辻本は中学時代、福岡の強豪、小倉南FCジュニアユースでプレー。「周りがドリブル上手くて、自分はドリブルを極めつつ、ボールを取れるようにならないと試合には出られないので、そういった部分で守備っていうのは自分の持ち味にしたいと」いう理由で守備を極めてきたという。
献身性と球際の強さ、ボールへのアプローチの速さを武器に東海大福岡では昨年からレギュラー。1年時には国スポで全国3位も経験している。ボールを運ぶ力も兼備。最終学年になって自覚を増したボランチは、声でもチームを引っ張っている。目標は「エンゴロ・カンテ選手です」。その辻本は学業にもこだわってきた。
「親との約束もあって、サッカーを頑張る分、勉強も疎かにしちゃいけないっていうのは、1年生の頃から約束してきたので、そこは3年生までしっかり頑張って、大学受験もっていう風にやってきました」。1年時から評定オール5、学年1位を継続。プレーヤーとしても注目の辻本は将来について熟考しながら、まずは高校生活で文武両道を全うしようとしている。
選手権出場14回、インターハイ出場17回の東海大福岡だが、2012年度の選手権を最後に全国舞台から遠ざかっている。2024年度は夏冬ともに福岡準V。2025年度はプリンスリーグ九州1部で結果が出ず、夏冬の全国大会予選も4強に終わっている。
辻本が今年のチームの特長として挙げるのは、勝ちへの執着心が強いところだ。「昨日も夜からみんなでミーティングをして勝ち方とかを話し合ったので、やっぱ負ける悔しさを知っているのと、勝ちたいという意欲が強いっていうのは今年の強みであると思うし、明るい子たちが多いので、練習とかも自然と雰囲気が明るくなっていってっていう部分が強みだと思います」。“東海のカンテ”辻本は2026年シーズンへ向けて「現状維持じゃなくて、どんどん、どんどん強くなって、変化もしていくような1年にしたい」という。チームに経験を伝え、成長を遂げて福岡県大会、全国大会で勝ち上がる。


前半12分、10番MF能武麟太朗が右足PKを決めて先制


前半30分、FW高橋怜央が追加点


MF辻本悠太朗は守備範囲の広さで相手の攻撃を封じた
(取材・文 吉田太郎)



