[MOM5439]実践学園FW山本風希(2年)_交代出場で2G1A!強力エースの目標は関東予選10発と優勝
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.21 関東大会東京都予選2回戦 実践学園高 3-3(PK11-10)国士舘高 駒沢2]
0-2で投入されたエースストライカーが、「自分が入って流れ変えるっていうイメージは常にして」2得点1アシストの活躍。実践学園高が激闘を制す原動力になった。
FW山本風希(2年=横河武蔵野FC出身)は前半34分に投入されると、ファーストタッチから感覚良く試合に入ることができたという。推進力のある動きからの完璧なクロスと、“ゾーン”に入っての一撃。わずか7分間で2点ビハインドを取り戻して見せた。
出場から3分後の37分、山本は右タッチライン際から縦に仕掛けると、「自分で取りに行きたかった気持ちはあったんですけど、中に人が見えたんで味方に託そうと」とロングクロス。ピンポイントのボールをFW小久保佳祐(2年)へ通し、追撃ヘッドをアシストした。
さらに40+1分には、小久保の折り返しをPAでコントロール。「上手く小久保から折り返しが来たんで、何かゾーン入ってるか分からないですけど、時が止まっちゃったんですよ。ゆっくり、めっちゃスローモーションに見えて⋯⋯」。右隣のDFを背中と腕でブロックし、左から寄せてきたDFよりも一瞬速く左足を振り抜いてネットを揺らした。
実践学園は後半27分に再び失点。だが、35分に山本が再び決めた。MF山川颯太(2年)の右クロスを相手GKの前でヘッド。「(山川は)小学校から一緒にやってきて信じて入るだけだなと思ってたんで、GKが出てきたのは分かったんですけど、身体ごと投げ出しました」。この試合2度目の同点ゴールでチームを救った。
この後も前線で迫力のある動きを連発。ゴールに迫り、右足を振り続けた。昨年は選手権予選3試合で2ゴールを決めているが、シーズンを通して見ると不満の得点数。「『今年は怖い選手になりたい』っていうのが一番の目標としてあったんで、まずはシュートを打ちまくるっていうところを意識していました」。3点目を奪うことはできなかったものの、相手にとって最も脅威になっていたことは間違いない。
山本はPK戦1人目で登場し、右隅を狙った一撃はGKに触られてポスト。だが、12人目として2度目の機会が巡ってくると、強気のシュートを中央に決め切った。直後に国士舘高の12人目をGK江副孝太朗主将(2年)が止めて決着。激闘を制したが、山本は満足していなかった。
「2ゴール、1アシストっていう結果だけに満足するんじゃなくて、あと2つ勝って、関東出場して、そこで優勝するっていうのが目標。自分はこの大会で進路を決めたいんで。やっぱ人より何倍も背負ってるものが違うと思うんで、今日だけの結果に満足しないで、また一から、今日の夜から準備して頑張ります」
そして、「自分の強みっていうのは得点っていうところだと思うんで、ゴール前でのアイディアだったり、最後決め切る力だったり、あとキャプテンじゃないですけど、そういう背中で見せるっていうところは見て欲しいです」と語った。
目標は日本代表FW上田綺世。身体をより大きくしてチームを救えるストライカーになることを目指している。この日はゴールを獲りたい、勝ちたいという気持ちが強くなり過ぎていたため、内田尊久監督は「もうちょっと周り使えるんですけど、そこがまだまだです」と指摘。加えて、本人は打開力や疲れた時にどうチームを助けられるかを求めている。山本は連戦となった成立学園高戦(22日)でも得点し、今大会は3戦6発。味方も活かしながら準決勝、決勝で10得点まで上積みし、実践学園を頂点へ導く。






(取材・文 吉田太郎)
[3.21 関東大会東京都予選2回戦 実践学園高 3-3(PK11-10)国士舘高 駒沢2]
0-2で投入されたエースストライカーが、「自分が入って流れ変えるっていうイメージは常にして」2得点1アシストの活躍。実践学園高が激闘を制す原動力になった。
FW山本風希(2年=横河武蔵野FC出身)は前半34分に投入されると、ファーストタッチから感覚良く試合に入ることができたという。推進力のある動きからの完璧なクロスと、“ゾーン”に入っての一撃。わずか7分間で2点ビハインドを取り戻して見せた。
出場から3分後の37分、山本は右タッチライン際から縦に仕掛けると、「自分で取りに行きたかった気持ちはあったんですけど、中に人が見えたんで味方に託そうと」とロングクロス。ピンポイントのボールをFW小久保佳祐(2年)へ通し、追撃ヘッドをアシストした。
さらに40+1分には、小久保の折り返しをPAでコントロール。「上手く小久保から折り返しが来たんで、何かゾーン入ってるか分からないですけど、時が止まっちゃったんですよ。ゆっくり、めっちゃスローモーションに見えて⋯⋯」。右隣のDFを背中と腕でブロックし、左から寄せてきたDFよりも一瞬速く左足を振り抜いてネットを揺らした。
実践学園は後半27分に再び失点。だが、35分に山本が再び決めた。MF山川颯太(2年)の右クロスを相手GKの前でヘッド。「(山川は)小学校から一緒にやってきて信じて入るだけだなと思ってたんで、GKが出てきたのは分かったんですけど、身体ごと投げ出しました」。この試合2度目の同点ゴールでチームを救った。
この後も前線で迫力のある動きを連発。ゴールに迫り、右足を振り続けた。昨年は選手権予選3試合で2ゴールを決めているが、シーズンを通して見ると不満の得点数。「『今年は怖い選手になりたい』っていうのが一番の目標としてあったんで、まずはシュートを打ちまくるっていうところを意識していました」。3点目を奪うことはできなかったものの、相手にとって最も脅威になっていたことは間違いない。
山本はPK戦1人目で登場し、右隅を狙った一撃はGKに触られてポスト。だが、12人目として2度目の機会が巡ってくると、強気のシュートを中央に決め切った。直後に国士舘高の12人目をGK江副孝太朗主将(2年)が止めて決着。激闘を制したが、山本は満足していなかった。
「2ゴール、1アシストっていう結果だけに満足するんじゃなくて、あと2つ勝って、関東出場して、そこで優勝するっていうのが目標。自分はこの大会で進路を決めたいんで。やっぱ人より何倍も背負ってるものが違うと思うんで、今日だけの結果に満足しないで、また一から、今日の夜から準備して頑張ります」
そして、「自分の強みっていうのは得点っていうところだと思うんで、ゴール前でのアイディアだったり、最後決め切る力だったり、あとキャプテンじゃないですけど、そういう背中で見せるっていうところは見て欲しいです」と語った。
目標は日本代表FW上田綺世。身体をより大きくしてチームを救えるストライカーになることを目指している。この日はゴールを獲りたい、勝ちたいという気持ちが強くなり過ぎていたため、内田尊久監督は「もうちょっと周り使えるんですけど、そこがまだまだです」と指摘。加えて、本人は打開力や疲れた時にどうチームを助けられるかを求めている。山本は連戦となった成立学園高戦(22日)でも得点し、今大会は3戦6発。味方も活かしながら準決勝、決勝で10得点まで上積みし、実践学園を頂点へ導く。


後半35分、実践学園FW山本風希が同点ヘッド




(取材・文 吉田太郎)



