[MOM5440]堀越MF小川稜太(2年)_苦戦も、ゴール前で差を生み出した技巧派レフティ
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.22 関東大会東京都予選準々決勝 堀越高 2-1(延長)東京実高 堀越総合G]
試合を通じて思うようなプレーができていた訳では無い。本人も「もっとバック陣とかボランチとか、色々なポジションの選手からボールもらって、ドリブルで入っていって、パスだったりシュートっていうのをイメージしていました」と振り返る。それでも、技巧派レフティMF小川稜太(2年=FC東京U-15深川出身)が先制点とPK獲得で堀越高を勝利へ導いた。
0-0の後半20分、小川は右サイドのDF河野遥人(2年)からパスを受けると、ターンでマークを外し、右足シュートをゴール右へ流し込んだ。それまでは東京実高の前線の強度の高さやロングスローに押し込まれたほか、マンツーマンで守って来る相手に苦戦。加えて、相手GK小林太(2年)の鋭い飛び出しとセービングに悩まされていたが、個人技で東京実ゴールをこじ開けた。
「クロスが入ってくるなってところでしっかり準備していて、そこからいい形でターンできたんで、そこで無理にシュート打つんじゃなくて、落ち着いてゴールを見て流し込むことができたっていうところが良かったところです」
利き足と逆の右足のパンチ力は課題となっている部分。だが、このシーンではGKの重心が左側に傾いているところを見逃さず、空いたコースへ正確に流し込むことで得点に結びつけた。
堀越は後半28分に追いつかれ、その後も後半、延長戦とピンチを迎えるシーンが多かった。だが、「自分の中では、ラスト1回必ずチャンス来るなって思っていた」という小川は1-1の延長後半終了間際にビッグプレーをしてのける。
縦パスからFW高木滉祐(2年)の落としを受けると、ゴールを背にした状態からターン。得意の左足シュートに持ち込む前に倒されたが、このプレーでPKを獲得した。「後ろにパスもできたんですけど、やっぱ自分がチームを勝たせたいっていうのは今年に入ってより一層強くなったんで、そこで自分の中のエゴってところが出て、振り向いてシュート打ちたいっていうのでターンしたら、たまたま引っかかったって感じです」。このPKをゲーム主将のMF高橋琉(2年)が右足で決めて決勝点。2点に絡んだ小川はDF陣に感謝する。
「GKとバック陣が頑張ってくれて、ほんとに跳ね返してくれたから、自分たちの得点だったり、最後、延長のPKっていうのにも繋がったと思うんで、そこはほんとに感謝しています」
小川は1年時からAチームの公式戦を経験し、選手権のピッチにも立っている。昨シーズン当初は先発出場していたが、MF谷口昊成(3年)との競争で上回ることができずサブに回っていた。
技巧派レフティの小川は技術力やタイミング良く裏へ抜ける動きを得意としているものの、ライバルたちとの大きな差を生み出すことができなかったという。それでも、交代出場で2年連続選手権を経験。そして、「同じ年代になった時に『自分がやってやろう』って気持ちになっていますし、選手権とかで経験できたところは今しっかりチームに還元できているのかなって思います」。体感した強度を持ち帰り、チームメイトともにトレーニングを重ね、ピッチでの活躍に結びつけている。
2026年シーズンの目標について、小川は「この関東の本戦にチームとして出て、インターハイ、選手権も全国に出るっていうのがまずチームの目標です。個人としては、やっぱりシャドーっていう前のポジションをやっている以上、ゴールってところを求められるんで、チームにそのゴールで勝ちをもたらせるような、絶対的なエースになれるようにしたいです」と意気込んだ。これから活躍を続け、上手くて、厳しい試合で決める先輩MF三鴨奏太(3年→国士舘大)のようなエースになる。






(取材・文 吉田太郎)
[3.22 関東大会東京都予選準々決勝 堀越高 2-1(延長)東京実高 堀越総合G]
試合を通じて思うようなプレーができていた訳では無い。本人も「もっとバック陣とかボランチとか、色々なポジションの選手からボールもらって、ドリブルで入っていって、パスだったりシュートっていうのをイメージしていました」と振り返る。それでも、技巧派レフティMF小川稜太(2年=FC東京U-15深川出身)が先制点とPK獲得で堀越高を勝利へ導いた。
0-0の後半20分、小川は右サイドのDF河野遥人(2年)からパスを受けると、ターンでマークを外し、右足シュートをゴール右へ流し込んだ。それまでは東京実高の前線の強度の高さやロングスローに押し込まれたほか、マンツーマンで守って来る相手に苦戦。加えて、相手GK小林太(2年)の鋭い飛び出しとセービングに悩まされていたが、個人技で東京実ゴールをこじ開けた。
「クロスが入ってくるなってところでしっかり準備していて、そこからいい形でターンできたんで、そこで無理にシュート打つんじゃなくて、落ち着いてゴールを見て流し込むことができたっていうところが良かったところです」
利き足と逆の右足のパンチ力は課題となっている部分。だが、このシーンではGKの重心が左側に傾いているところを見逃さず、空いたコースへ正確に流し込むことで得点に結びつけた。
堀越は後半28分に追いつかれ、その後も後半、延長戦とピンチを迎えるシーンが多かった。だが、「自分の中では、ラスト1回必ずチャンス来るなって思っていた」という小川は1-1の延長後半終了間際にビッグプレーをしてのける。
縦パスからFW高木滉祐(2年)の落としを受けると、ゴールを背にした状態からターン。得意の左足シュートに持ち込む前に倒されたが、このプレーでPKを獲得した。「後ろにパスもできたんですけど、やっぱ自分がチームを勝たせたいっていうのは今年に入ってより一層強くなったんで、そこで自分の中のエゴってところが出て、振り向いてシュート打ちたいっていうのでターンしたら、たまたま引っかかったって感じです」。このPKをゲーム主将のMF高橋琉(2年)が右足で決めて決勝点。2点に絡んだ小川はDF陣に感謝する。
「GKとバック陣が頑張ってくれて、ほんとに跳ね返してくれたから、自分たちの得点だったり、最後、延長のPKっていうのにも繋がったと思うんで、そこはほんとに感謝しています」
小川は1年時からAチームの公式戦を経験し、選手権のピッチにも立っている。昨シーズン当初は先発出場していたが、MF谷口昊成(3年)との競争で上回ることができずサブに回っていた。
技巧派レフティの小川は技術力やタイミング良く裏へ抜ける動きを得意としているものの、ライバルたちとの大きな差を生み出すことができなかったという。それでも、交代出場で2年連続選手権を経験。そして、「同じ年代になった時に『自分がやってやろう』って気持ちになっていますし、選手権とかで経験できたところは今しっかりチームに還元できているのかなって思います」。体感した強度を持ち帰り、チームメイトともにトレーニングを重ね、ピッチでの活躍に結びつけている。
2026年シーズンの目標について、小川は「この関東の本戦にチームとして出て、インターハイ、選手権も全国に出るっていうのがまずチームの目標です。個人としては、やっぱりシャドーっていう前のポジションをやっている以上、ゴールってところを求められるんで、チームにそのゴールで勝ちをもたらせるような、絶対的なエースになれるようにしたいです」と意気込んだ。これから活躍を続け、上手くて、厳しい試合で決める先輩MF三鴨奏太(3年→国士舘大)のようなエースになる。


後半20分、堀越MF小川稜太が先制ゴール


チームメイトと喜びを分かち合う


(取材・文 吉田太郎)



