G大阪ユースの10番FW安井司が意地の追撃弾。155cmのアタッカーはより精度や爆発的なスピードを身につけて「小さいからやれるんだ」を示す
[9.26 プレミアリーグWEST第15節 米子北高 3-1 G大阪ユース どらドラパーク米子陸上競技場]
「この身長小さいっていうのは自分の一番の武器だと思ってますし、この身長小さい中で、こういうレベル高い試合で見に来てくれた人たちが、『あの小っちゃい子上手いな』とか、小さい子にも勇気とか、『小さくてもやれるんだ』っていうのを証明したいと思ってるんで、あとはほんとにもう、もっともっと違いを見せて、小さいから上手いとかじゃなくて、『小さいからやれるんだ』、ってところを見せていきたい」
ガンバ大阪ユースの10番が「小さいからやれるんだ」というところを示す。FW安井司(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は登録155cm、54kgの小柄な強力アタッカー。この日はやや荒れた芝でなかなか思うような試合展開にならない中、セカンドボールを自ら回収してから前に出て、シュート、ラストパスに持ち込んでいた。
ユースチーム昇格後に向上したというスピードを活かした仕掛け。FW三村走太(3年)とのコンビネーションなどから一気に加速するなど、相手DFにとって嫌な存在になっていた印象だ。前半36分には中盤での奪い返しからロングシュートにチャレンジ。後半にもMF藤井英翔(1年)からの斜めのパスを収め、右足シュートを打ち切った。
普段から意識している「やり切ること」を表現。ただし、本人は「まだまだですね。こういう相手の土俵っていうか、完全に相手の雰囲気で、アウェーでもっと違いを見せないとダメだと思いますし、こういう芝でも普段とは違って天然芝で慣れてないっていうのもあると思いますけど、そこでやっぱガンバの10番は違いを見せないといけないと思いますし、得点シーンもまだあったので。そういうところを決めていかないと上に上がれないなと思いました」と首を振る。
「行き切るっていうのは常に練習から意識していたんですけど、その精度が今日全然ラストパスが通らなかったりとか、ファーストタッチよくてもシュートがダメだったりとか、本当に『普通なミス』が多かったんで、自分的には『全然、ダメだな』って思いました。もっと上手いやつなら、もうこんなピッチ関係なく上手いと思いますし、ほんとに上手いやつなら、もっと違いを見せれるかなと思います」
G大阪ユースは前半を0-2で折り返し、後半にも1点を加えられて0-3。それでも、後半30分に安井が自ら獲得したPKを右足で決め、1点を返した。「上手いことファウルもらうことができて、もうPKになったら自分は決める自信が絶対あるので、そこはちゃんと思い切って蹴ることができました」。1-3で敗戦。それでも、開幕5戦3発後の怪我で4か月間離脱していた安井が、後期初ゴールを記録して意地を見せた。
安井はU-15日本代表候補歴を持つ注目株で昨年、徐々にG大阪ユースのAチームでの出場機会を増やしていった。今季は「3年間で一番大事」な1年と捉えているが、長期離脱していたため、トップチーム昇格へ勝負の秋。9月13日にはU-21リーグで34分間プレーし、手応えも感じたようだ。
「自分的には全然やれるなって感じやったんで、もっと出場したいっていうのが一番の思いと、まだ結果が残せてないんで、目に見える数字を残していかないと使ってもらえないと思うんで、結果を残せるようにしたい」と力を込める。身体的な難しさはもちろんある。だが、小さいからこその速さや捕まりにくさが武器になることも確か。自分の武器、力をプロの世界でも証明するという強い思いがある。
結果とともに求めているのがさらなる精度と強度、そして爆発的なスピードだ。「高校になって、スピードは伸びて特に当たり負けとかはしないんで、その走力の部分だったり、やっぱ小さい人っても普通の人よりもっと爆発的なスピードがいると思うんで、そこも一生懸命取り組んでやっていきたいなと思っています。本当にもっともっと活躍しないと後がないと思っているし、もっともっと日々の練習から意識して、1つ1つのパスやトラップとかをこだわって、筋トレとかもしっかりして、あとは感謝の気持ちとかを忘れずに日々ひたむきにやっていくしかないなと思います」。現在、自分よりも先を行く選手たちに負けるつもりはない。小さな10番は「追い越して一番になっていけるように」努力し、チャンスを勝ち取る。






(取材・文 吉田太郎)
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「この身長小さいっていうのは自分の一番の武器だと思ってますし、この身長小さい中で、こういうレベル高い試合で見に来てくれた人たちが、『あの小っちゃい子上手いな』とか、小さい子にも勇気とか、『小さくてもやれるんだ』っていうのを証明したいと思ってるんで、あとはほんとにもう、もっともっと違いを見せて、小さいから上手いとかじゃなくて、『小さいからやれるんだ』、ってところを見せていきたい」
ガンバ大阪ユースの10番が「小さいからやれるんだ」というところを示す。FW安井司(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)は登録155cm、54kgの小柄な強力アタッカー。この日はやや荒れた芝でなかなか思うような試合展開にならない中、セカンドボールを自ら回収してから前に出て、シュート、ラストパスに持ち込んでいた。
ユースチーム昇格後に向上したというスピードを活かした仕掛け。FW三村走太(3年)とのコンビネーションなどから一気に加速するなど、相手DFにとって嫌な存在になっていた印象だ。前半36分には中盤での奪い返しからロングシュートにチャレンジ。後半にもMF藤井英翔(1年)からの斜めのパスを収め、右足シュートを打ち切った。
普段から意識している「やり切ること」を表現。ただし、本人は「まだまだですね。こういう相手の土俵っていうか、完全に相手の雰囲気で、アウェーでもっと違いを見せないとダメだと思いますし、こういう芝でも普段とは違って天然芝で慣れてないっていうのもあると思いますけど、そこでやっぱガンバの10番は違いを見せないといけないと思いますし、得点シーンもまだあったので。そういうところを決めていかないと上に上がれないなと思いました」と首を振る。
「行き切るっていうのは常に練習から意識していたんですけど、その精度が今日全然ラストパスが通らなかったりとか、ファーストタッチよくてもシュートがダメだったりとか、本当に『普通なミス』が多かったんで、自分的には『全然、ダメだな』って思いました。もっと上手いやつなら、もうこんなピッチ関係なく上手いと思いますし、ほんとに上手いやつなら、もっと違いを見せれるかなと思います」
G大阪ユースは前半を0-2で折り返し、後半にも1点を加えられて0-3。それでも、後半30分に安井が自ら獲得したPKを右足で決め、1点を返した。「上手いことファウルもらうことができて、もうPKになったら自分は決める自信が絶対あるので、そこはちゃんと思い切って蹴ることができました」。1-3で敗戦。それでも、開幕5戦3発後の怪我で4か月間離脱していた安井が、後期初ゴールを記録して意地を見せた。
安井はU-15日本代表候補歴を持つ注目株で昨年、徐々にG大阪ユースのAチームでの出場機会を増やしていった。今季は「3年間で一番大事」な1年と捉えているが、長期離脱していたため、トップチーム昇格へ勝負の秋。9月13日にはU-21リーグで34分間プレーし、手応えも感じたようだ。
「自分的には全然やれるなって感じやったんで、もっと出場したいっていうのが一番の思いと、まだ結果が残せてないんで、目に見える数字を残していかないと使ってもらえないと思うんで、結果を残せるようにしたい」と力を込める。身体的な難しさはもちろんある。だが、小さいからこその速さや捕まりにくさが武器になることも確か。自分の武器、力をプロの世界でも証明するという強い思いがある。
結果とともに求めているのがさらなる精度と強度、そして爆発的なスピードだ。「高校になって、スピードは伸びて特に当たり負けとかはしないんで、その走力の部分だったり、やっぱ小さい人っても普通の人よりもっと爆発的なスピードがいると思うんで、そこも一生懸命取り組んでやっていきたいなと思っています。本当にもっともっと活躍しないと後がないと思っているし、もっともっと日々の練習から意識して、1つ1つのパスやトラップとかをこだわって、筋トレとかもしっかりして、あとは感謝の気持ちとかを忘れずに日々ひたむきにやっていくしかないなと思います」。現在、自分よりも先を行く選手たちに負けるつもりはない。小さな10番は「追い越して一番になっていけるように」努力し、チャンスを勝ち取る。






後半30分、G大阪ユースFW安井司が自ら獲得したPKを決めて意地の1ゴール
(取材・文 吉田太郎)
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