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[プレビュー]スペインvsオランダ 世界最高峰の攻防が繰り広げられる前回決勝の再現

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[6.13 ブラジルW杯B組 スペイン(日本時間14日4:00)オランダ サルバドル]

 グループリーグ緒戦から、前回南アフリカ大会ファイナルに駒を進めたヨーロッパの両雄が激突。世界的な名手が名を連ね、見どころが多い一戦だが、中でも世界最高峰のマッチアップは見逃せない。

 08年欧州選手権、10年W杯、12年欧州選手権と主要大会を3連覇中の“世界王者”スペイン代表。MFシャビ・エルナンデス、MFアンドレス・イニエスタらが織りなす華麗なパスサッカーに、今大会はFWジエゴ・コスタという“仕上げ屋”も加わり、依然として有力な優勝候補の一角として君臨する。スペインといえば攻撃力がクローズアップされがちだが、スペインを王者へと押し上げたのは、むしろ守備力にある。優勝をさらった前大会は7試合でわずか2失点、決勝トーナメントに入ってからは全4試合で完封と、固い守備が光った。今大会の欧州予選でも8試合で3失点と堅守は健在。その中心を担うのが、DFセルヒオ・ラモス(写真左)だ。南アフリカでは右SBとして世界一に貢献したが、現在は世界屈指のCBに成長し、パスサッカーを最後尾から支える存在に。セットプレー時には高い身体能力を活かしたヘディングから得点源も担い、攻守にわたってスペインを支えている。直前のテストマッチでも2試合連続完封勝利を飾っており、王者に死角は見当たらない。

 4年前、延長戦の末に0-1でスペインに敗れたオランダ代表のチーム力は、下降線を辿っている。FWロビン・ファン・ペルシー(写真右)、FWアリエン・ロッベン、MFヴェスレイ・スナイデルといった中心選手が30代を迎えたことに加え、主力を怪我人が欠いて今大会に臨むことになった。とはいえ、“オレンジ軍団”の攻撃力を侮ることはできない。今欧州予選では10試合で34得点を奪取。中でもエースのファン・ペルシーは11得点で今大会予選の得点王に輝いた。所属クラブのマンチェスター・ユナイテッドでは怪我もあって12得点に終わったが、得点能力は錆び付いていない。5月17日に行われたエクアドル戦(1-1)では芸術的なボレーシュートを叩き込み、その能力の高さを改めて証明。続くガーナとのテストマッチでもゴールを奪っており、調子は上向きだ。前大会、スペインは初戦でスイス(0-1)に足元をすくわれているだけに、オランダが付け入る隙は十分にある。

■FIFAランキング
スペイン 1位
オランダ 15位

■対戦成績
スペイン 1勝

■テレビ中継
NHK


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