beacon

涙浮かべた板倉滉、累積警告で次戦は出場停止「次出られない悔しさもあった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

試合後、涙を浮かべてチームメイトと抱き合うDF板倉滉

[12.1 カタールW杯E組第3節 日本2-1スペイン ドーハ/ハリファ]

 複雑な感情が涙腺を緩くした。試合終了後、歓喜に沸くピッチの中で日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)は目に涙を浮かべてチームメイトと抱き合った。

「うれしい思いもあるし、次出られない悔しさもあった」。前半39分にイエローカードを受けた板倉はコスタリカ戦(●0-1)に続いて大会通算2枚目のイエローカードとなり、累積警告により次戦の出場停止がこの時点で決まっていた。

 その後、DF谷口彰悟、DF吉田麻也が立て続けに警告を受け、3バックのセンターバック3人が全員、イエローカードを前半のうちに受ける展開となった。「全員もらっているなとは思った。退場しないように、気を付けながらやった」という中、後半立ち上がりの連続ゴールで逆転してからも粘り強い守備と高い集中力でスペインの攻撃を跳ね返した。

 2-1で逃げ切った日本はドイツ戦に続く2つ目の金星で勝ち点を6に伸ばし、首位突破が決定。5日の決勝トーナメント1回戦ではF組2位のクロアチアと対戦する。

 出場停止となる板倉は「次、出られないのは悔しいけど、今のチームを信じて、託すだけ。しっかりサポートに回りたい」と言った。負傷明けながらドイツ戦、コスタリカ戦、そしてスペイン戦と3試合連続フル出場。長期離脱のブランクを感じさせないパフォーマンスでチームに貢献してきた板倉の不在は痛いが、総力戦で乗り越えるしかない。

「目指しているところはここじゃない。まだまだ新しい歴史をつくっていきたい」。目標としてきたベスト8まであと1勝。クロアチアを破り、日本にとって史上初となる準々決勝のピッチで戻ってくるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

▶「FIFAワールドカップ」ABEMAで全64試合を無料生中継!ハイライト無料配信!
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP