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なでしこJはANAチャーター機でNZ入り…佐々木則夫女子委員長「“オール・なでしこ・エアウェイズ”でね(笑)」

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佐々木則夫

 日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長は3日、報道陣の囲み取材に応じ、女子ワールドカップにおける、日本女子代表(なでしこジャパン)への待遇について説明した。

 オーストラリアとニュージーランドの共催で行われる今回の女子W杯。なでしこジャパンはグループリーグ初戦から準決勝までの計6試合をニュージーランド国内で戦う。当初は飛行機を乗り継ぐ形で現地入りする予定だったが、先月29日にチャーター機を使用することが伝えられ、状況が好転。11年のドイツ大会で世界一に導いた佐々木元監督も「12年前の僕の時代に比べたら、最高の準備が整えられた」と笑顔を見せた。

「何と言ってもANA(全日本空輸)のチャーター。まさしく、“オール・なでしこ・エアウェイズ”で行けるわけですよ(笑) これは最高ですよ。12年前に比べらたら夢のまた夢。これはしっかりと航空会社の協力もあって到達したもの」

 さらに食事面では、これまで日本代表の専属シェフを勤めてきた西芳照氏が帯同へ。「しっかりとしたサポートをしてくれる」と期待を込めた。その他には、「総務も3人体制、トレーナもしっかりと3人体制でケアをする。テクニカルコーチも現地に2人、こちら(日本)で分析するのも1人」。「今度のワールドカップを絶対に取るぞという思いの中で、JFAを挙げて準備している」とサポート体制も申し分なしだ。

 日本が世界一奪還を狙う女子W杯は20日に開幕する。「優勝した元監督も裏方でいるからな」。“頂上”からの景色を知る佐々木氏が、なでしこジャパンの背中を押す。

(取材・文 成田敏彬)
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