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4-4-2? 4-3-3? レアル・マドリーの勝率が高いのは…

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 レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督は、8日の公式会見で自身のシステム選択に迷いはないと強調した。4-3-3こそがチームの「アイデンティティー」だと述べたイタリア人指揮官だが、データの上ではわずかに他システムを上回る勝率を記録している。

「BBC」ことFWカリム・ベンゼマガレス・ベイルクリスティアーノ・ロナウドを最前線に擁するマドリー。しかし、リーガエスパニョーラ第24節ビジャレアル戦(0-0)、第25節アスレティック・ビルバオ戦(0-1)と2戦未勝利が続き、ファンの間では4-4-2へのシステム変更を望む声が高まりつつある。

 スペイン『アス』が伝えたデータよると、「BBC」が起用された4-3-3は、実は最も勝率が高かった。26戦20勝3分け3敗で77%の勝率を記録している。一方、ファンから支持される4-4-2は12戦9勝3敗で勝率75%とわずかに下回った。

 だが、ポゼッションの面ではやはり4-4-2に軍配が上がっている。使用された試合でのパスの総本数の平均値は606本(4-4-2)と454本(4-3-3)で、パス成功本数でも532本(4-4-2)と469本(4-3-3)で中盤を4枚にした方が安定したパスワークが期待できることが示されている。

 また、ファンの間で大きなインパクトが残っているのが、ベイルが負傷していた昨年10月終盤から11月序盤にかけての試合だ。ベイル不在のマドリーは、4-4-2でリバプール戦(3-0)、バルセロナ戦(3-1)、リバプール戦(1-0)と強豪を軒並み撃破して、レバンテ戦(5-0)、戦グラナダ(4-0)と格下相手にゴールラッシュを見せた。

 9日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグでホームにシャルケを迎えるマドリーだが、アンチェロッティ監督は自身の信じるシステムを採用して周囲を黙らせる結果を出すことができるだろうか。

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