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出場停止明けのアザールのゴールなどでチェルシーがウィガンに快勝

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 プレミア・リーグは9日、第26節を各地で行った。チェルシーはFW宮市亮の所属するウィガンとホームで対戦し、4-1で勝利した。右足首を負傷し戦線を離脱している宮市はこの日もベンチ外だった。

 先制はホームのチェルシー。前半23分、カウンターからMFダビド・ルイスが前線のFWフェルナンド・トーレスにパス。トーレスが簡単に右サイドに叩くとMFラミレスが走り込み、GKと1対1に。これを落ち着いて制して、チェルシーが試合の主導権を握った。

 この日1トップに入ったトーレスも積極的にゴールを目指す。だが前半14分のヘディングシュートは惜しくも枠外。同33分には右サイドからのDFセサル・アスピリクエタのクロスを頭で合わせるが、これもGKアリ・アル・ハブシの好セーブに阻まれた。押し気味に試合を進めたチェルシーだったが、ラミレスの挙げた1点のみで前半を折り返した。

 後半に入るとスコアが激しく動く。まずは後半11分、DFガリー・ケーヒルからのロングフィードでセサル・アスピリクエタが右サイドを抜け出すと、切り返しでDFをかわしてクロス。これをゴール中央で待ち構えたMFエデン・アザールが難なく押し込み、チェルシーがリードを広げた。アザールは先月23日に行われたキャピタル・ワン杯準決勝のスウォンジー戦でボールボーイを蹴ってしまい、3試合の出場停止処分を受けた。その停止期間が明けた初戦で、見事に結果を残してみせた。

 だがウィガンもすぐさま反撃。MFジェームス・マッカーシーが前線に浮き球パスを出すと、FWショーン・マロニーがオフサイドラインぎりぎりで抜け出しPA内に侵入。GKペトル・チェフも飛び出すが、右サイドの角度のないところから強引に無人のゴールに流し込んだ。

 だが地力に勝るチェルシーが終了間際にダメ押し点を奪う。後半41分、アザールの左クロスをMFフアン・マタがスルー。中央走りこんだMFフランク・ランパードが豪快に蹴り込んだ。ランパードは4試合連続ゴール。さらにアディショナルタイムには途中出場のMFマルコ・マリンが移籍後初ゴールとなる今季初ゴールを奪い、試合を決めた。チェルシーが3試合ぶりの白星を手にし、逆にウィガンは6試合勝ちなし(3分3敗)となってしまった。


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