beacon

バルデス負傷にバルサ指揮官「大きな打撃」も「前を向いていく」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.26 リーガ・エスパニョーラ第30節 バルセロナ3-0セルタ]

 リーガ・エスパニョーラは26日、第30節を行い、3位バルセロナはホームでセルタに3-0で快勝した。前節23日のクラシコでレアル・マドリーを4-3で下し、勝ち点差を「1」に縮めていたバルサ。3連勝で勝ち点を72に伸ばすと、この日レアルが敗れたため、首位アトレティコ・マドリーを勝ち点1差で追う2位に浮上した。

 しかし試合後、この日に負傷交代したスペイン代表GKビクトル・バルデスが右膝の前十字靭帯を損傷し、手術が必要なことが判明。今季のリーガだけでなく、ブラジルW杯まで絶望的な状況となってしまった。さらには今季でバルサとの契約が満了するバルデスは、退団が既定路線。今試合がバルサでの最終戦となってしまった可能性が高い。

 試合後、バルサのヘラルド・マルティーノ監督は「大きな打撃だ。だが、このチームはもうずっと前から、打撃につぐ打撃を受けてきている。私達は前を向いていく」と守護神の負傷を受けてコメント。「今季、苦しまなければならないことは全て起きたから、シーズン終盤のこの時期に、もうこれ以上はないと思っていた」と話した。

 セルタ戦では負傷したバルデスに代わり、GKホセ・マヌエル・ピントがゴールマウスを守った。チームにはピント以外のGKはオイエル・オルサバルが登録されているだけとなるが、指揮官は「彼を失ったという痛みは別にして、私は言い訳することなく続けていく」とバルデスを欠きながらも、新たなGKを登録する考えはないことを明言した。

「前半はとても気に入った。私達はボールをキープし、回し、深くプレーし、走った」と前半の戦いぶりを振り返ったマルティーノ監督。「後半はそれほど気に入らなかったが、分析は避けたい。なぜなら、あの出来事が私達に大きな傷を与えたからだ」と守護神の負傷に大きく肩を落とした。


▼関連リンク
リーガ・エスパニョーラ2013-14特集

TOP