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イタリア代表監督の電撃辞任、協会長との不和が理由か「亀裂が生じた時点で追い出すべきだった」

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EURO制覇時には祝杯をあげた2人だが…

 イタリア代表のロベルト・マンチーニ前監督の電撃辞任は、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエーレ・グラビーナ会長との間に亀裂が生じたために引き起こされたようだ。『ラ・レプブリカ』でのマンチーニ氏のインタビューをもとに『スカイ・スポーツ』が伝えている。

 FIGCは今月13日、マンチーニ前監督の辞任を発表。あまりに突然の辞任劇を受け、現地報道では高額な年俸のオファーを受けてサウジアラビア代表監督の座に就く可能性があるとも伝えられていたが、マンチーニ氏は今回のインタビューで否定している。

 マンチーニ氏によると、辞任の引き金になったのはグラビーナ会長がコーチングスタッフ編成に関与してきたこと。今月4日に発表された代表チームのコーチ陣はマンチーニ氏の意に反し、4人編成のうち3人が入れ替わっていたという。

 もっとも、マンチーニ氏とグラビーナ会長の意見が分かれていたのは最近の話ではないようだ。「私はここ数か月の間、冷静にサポートを感じられる環境が必要だと説明していた。しかしそうはならなかった」と伝え、「亀裂が生じた時点で私を追い出すべきだった。会長は私のコーチ陣が契約満了になることを利用した」と不満を口にし、辞任発表前に会長からの慰留もなかったことも明かしている。

 また辞任の理由を伝えたマンチーニ氏は今後について「今は何も考えたくない」とコメント。サウジアラビア代表監督に就任する可能性は肯定も否定もしていない。

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