14日に行われたイングランド代表との試合でイタリア代表のゴールマウスを守ったのは、絶対的守護神のGKジャンルイジ・ブッフォンではなく、第2GKのサルバトーレ・シリグだった。

　13日の練習で足首をひねったブッフォンに代わり、先発フル出場したシリグはチームの2-1の勝利に貢献。ブッフォンの復帰が遅れれば20日のコスタリカ戦にも出場する可能性があるが、『FIFA.com』によると、シリグは「僕がプレーするかどうかは分からない」と語るだけでなく、ブッフォンがピッチに戻ることを強く願っているようだ。

「今は落ち着いて、いつもどおりのトレーニングをしているけど、ジジ(ブッフォンの愛称)が一刻も早くピッチに戻ってこれるように願っている。彼のカリスマ性と人格は偉大だし、イタリア代表のキャプテンであり、彼が第1GKだ。それが変わることはないよ」

　イタリア代表では第2GKだが、所属するパリSGでは絶対的守護神として君臨するシリグ。リーグ1の2連覇に貢献するだけでなく、今季は最優秀GK賞とベスト11に輝くなど、その実力に疑いの余地はない。

　しかし、「僕はジジの定位置を奪おうと思ったことはない。僕はただ自分が何で貢献できるかを考えているだけだ。たとえ僕が世界トップ10のGKに数えられようとも、あまりそういうことには興味がないんだ」と語り、「関心があるのは、毎日全力を出し切ることだけ。自分ができる最良のことができればそれでいい」と続けた。

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