[MOM5153]鳥栖U-18DF岩村淳之介(3年)_頭部裂傷のアクシデントも…トップチームDF井上太聖に憧れるCBが無失点&決勝弾!!
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.22 クラブユース選手権(U-18)GL第1節 札幌 0-2 鳥栖 大野工業大胡総合運動公園 陸上競技・サッカー場]
札幌U-18との日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会のグループリーグ初戦は、慣れ親しんだ4バックではなく3バックでスタートしたサガン鳥栖U-18。右CBを任されたDF岩村淳之介(3年=サガン鳥栖U-15)は安定感のあるプレーで最終ラインを支えていたが、18分過ぎにアクシデントが襲い掛かる。相手のCKで競り合った後にうずくまり、なかなか立ち上がれなかった。
すぐさまスタッフが駆け付ける。右眉の上を切っており、止血のためにピッチを離れることを余儀なくされた。しかし、思うように血が止まらず、試合に戻れない。もどかしい時間を過ごしたが、5分ほど経過したところでゲームに復帰。視野も狭くなっておらず、その後も普段と変わらないスタンスで勇敢に相手に立ち向かった。
CBとしては決して大柄ではない179cmだが、エアバトルでは屈強なFWと互角以上の勝負を展開。地上戦でも粘り強く対応し、ほとんどシュートを打たせなかった。0-0で迎えた後半8分には、その競り合いの強さを攻撃面でも発揮。FKの流れから送り込まれたクロスをファーサイドでDF黒木雄也(3年)が折り返すと、ゴール前に詰めていた岩村が身体をうまく入れて左足で押し込んだ。
「練習から折り返しに合わせるところは意識しようという話はみんなでしていた」とは岩村の言葉。元々セットプレーの攻撃は得意としており、自信を持っていたという。しかし、直近のゲームではなかなかシュートが枠にいかなかっただけに、ゴール後は会心の笑みが溢れた。
均衡を破ったチームはさらに1点を加え、見事に初戦を勝利。大会前最後の公式戦となった高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 WEST第11節の神村学園戦では0-5の大敗を喫していただけに、岩村は決勝弾とともに無失点で終われたことに安堵の表情を浮かべた。
U-15から鳥栖でプレーする岩村はMF福井太智(アロウカ)らが活躍していた姿を見て、入団を決意した選手。「福井さんたちは日本一を奪ったけど、自分たちの代はタイトルを取った経験がない」と、先輩たちに肩を並べるためにも今大会で優勝を勝ち取りたいと誓う。
「運び出しもそうだし、守備のポジショニングがめちゃくちゃ良い。相手が来る前に先に構えていることが多い」というトップチームのDF井上太聖をロールモデルとする岩村の目標は、来季のトップチーム昇格。現状では進路は未定となっており、可能性を広げるためにも今夏のクラブユース選手権は負けられない。
強い覚悟で挑む最後の夏。鳥栖の背番号4は仲間のために、そして自分のために戦い続ける。
(取材・文 松尾祐希)
●第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)特集
[7.22 クラブユース選手権(U-18)GL第1節 札幌 0-2 鳥栖 大野工業大胡総合運動公園 陸上競技・サッカー場]
札幌U-18との日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会のグループリーグ初戦は、慣れ親しんだ4バックではなく3バックでスタートしたサガン鳥栖U-18。右CBを任されたDF岩村淳之介(3年=サガン鳥栖U-15)は安定感のあるプレーで最終ラインを支えていたが、18分過ぎにアクシデントが襲い掛かる。相手のCKで競り合った後にうずくまり、なかなか立ち上がれなかった。
すぐさまスタッフが駆け付ける。右眉の上を切っており、止血のためにピッチを離れることを余儀なくされた。しかし、思うように血が止まらず、試合に戻れない。もどかしい時間を過ごしたが、5分ほど経過したところでゲームに復帰。視野も狭くなっておらず、その後も普段と変わらないスタンスで勇敢に相手に立ち向かった。
CBとしては決して大柄ではない179cmだが、エアバトルでは屈強なFWと互角以上の勝負を展開。地上戦でも粘り強く対応し、ほとんどシュートを打たせなかった。0-0で迎えた後半8分には、その競り合いの強さを攻撃面でも発揮。FKの流れから送り込まれたクロスをファーサイドでDF黒木雄也(3年)が折り返すと、ゴール前に詰めていた岩村が身体をうまく入れて左足で押し込んだ。
「練習から折り返しに合わせるところは意識しようという話はみんなでしていた」とは岩村の言葉。元々セットプレーの攻撃は得意としており、自信を持っていたという。しかし、直近のゲームではなかなかシュートが枠にいかなかっただけに、ゴール後は会心の笑みが溢れた。
均衡を破ったチームはさらに1点を加え、見事に初戦を勝利。大会前最後の公式戦となった高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 WEST第11節の神村学園戦では0-5の大敗を喫していただけに、岩村は決勝弾とともに無失点で終われたことに安堵の表情を浮かべた。
U-15から鳥栖でプレーする岩村はMF福井太智(アロウカ)らが活躍していた姿を見て、入団を決意した選手。「福井さんたちは日本一を奪ったけど、自分たちの代はタイトルを取った経験がない」と、先輩たちに肩を並べるためにも今大会で優勝を勝ち取りたいと誓う。
「運び出しもそうだし、守備のポジショニングがめちゃくちゃ良い。相手が来る前に先に構えていることが多い」というトップチームのDF井上太聖をロールモデルとする岩村の目標は、来季のトップチーム昇格。現状では進路は未定となっており、可能性を広げるためにも今夏のクラブユース選手権は負けられない。
強い覚悟で挑む最後の夏。鳥栖の背番号4は仲間のために、そして自分のために戦い続ける。
(取材・文 松尾祐希)
●第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)特集



