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[MOM5179]仙台ユースFW古屋歩夢(3年)_準々決勝出場停止FWの2発!FC多摩先輩後輩対決となる決勝へ

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「このチームにお世話になっていて、今までの感謝の気持ちもあった」とエンブレムを指差すFW古屋歩夢

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.29 クラセンU-18準決勝 名古屋U-18 0-2 仙台ユース 横浜市三ツ沢公園陸上競技場]

 電光石火の先制劇だった。ベガルタ仙台ユースは前半4分、MF池田悠一の縦パスで前を向いたFW古屋歩夢がエリア内を突破。DFオディケチソン太地を突き放してゴール前に抜け出し、素早く右足を振り抜いて先制点を奪う。

「早い時間でゴリゴリ行くことはグループリーグの初戦から続けてきたことだけど、ずっと決めることができていなかった。早い時間でゴリゴリ行って、点を決められたのはチームにとって楽になったのかなと思います」

 さらに前半27分には左サイドから出たMF浅尾涼太朗を受けると、またもオディケを背負いながら今度はエリア内に入ったところでファウルを貰ってPKを獲得。そして「まだ外したことがない」というPKを自ら決めて、リードを2点に広げた。

 今大会の複数得点はチームとしても初になった。「東北では自分がずっと取ってきて、ここで取れていなくて悔しかった」と、少なからず責任を感じていたという。「1試合で2点、3点と取ることは目標だったので、そこは嬉しいです」。

 何より、この試合に連れて来てくれた仲間への感謝の思いを強くしていた。古屋はグループリーグ最終戦の岡山U-18戦でイエローカードを貰ったことで、準々決勝・京都U-18戦の累積による出場停止が決まっていた。見守るしかできない試合。ただ仲間たちはPK戦に及ぶ死闘を勝ち抜いて、この日の舞台を用意してくれていた。

「ファジアーノ戦でいらないイエローを貰ったのでチームに迷惑をかけた。その分、今日は自分が何が何でも点を取って、チームを勝たせて決勝の舞台に行きたいと思った。あとは(京都戦で)レッドカードで退場になった(今野)翔太の分までという思いも心にずっとあった。自分の2点という結果で決勝に進めたのは嬉しいです」

 クラブ史上初の決勝の相手は、鹿島アントラーズユースに決まった。そして相手エースのFW吉田湊海は、中学時代に所属したFC多摩ジュニアユースの先輩後輩で、「オフの日も一緒にいて、ご飯も一緒に食べたり。一番仲がいい後輩」と話すほどの関係性にある。

 この日もゴール後には、「湊海がよくやっている(ジュード・)ベリンガムのパフォーマンスを真似した」というほど、決勝のピッチでの再会を十分に意識して戦っていた。「今日勝てたので、やっぱり優勝したいですね」。これ以上ない舞台での真剣勝負を楽しみにしながらも、先輩としての意地を見せつけるつもりだ。

(取材・文 児玉幸洋)

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児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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